かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

西洋絵画の歴史1 ルネサンスの驚愕

2017年10月10日 | Culture・Arts
今日は、大阪。
景気は、まずまずのようだ。



西洋絵画については、もちろん専門ではないのだが、印象派を中心に、展覧会や、美術館には相当通ってきた。
かつ、最近は欧州に旅行する機会も増えたので、そこでしか見れない絵画にも触れる機会も増えた。

そんな中、本書が目が入ったので、全3巻、新書判ということで、お手軽でもあり、ゲットしてみた。

まず、第一巻。
写真が綺麗。そして、今に繋がる西洋絵画の歴史が、意外と浅いことにびっくり。
日本や、中国の絵は、紙に描かれ、それこそ、1000年以上の前が多く残っている。
それに比べ、本書は、14世紀ぐらいからの絵についての記述から始まる。
かつ、当時は、壁に描かれたものばかりだ。
今、美術館に展示されている当時の絵も、壁からとりはずされたものが多い。
かつ、教会の一部ということで、絵を理解するには、どの教会にどのように描かれていたかを知った上で鑑賞することが必要になる。

そういった意味で、結構、目からウロコの本だった。

宗教画からルネサンスの時代をカヴァーするが、ルネサンス時代も、宗教や、神話をテーマにするものが主であり、題材は、比較的限られていた。宗教が、今より、ずっと強い力で、支配していた時代だったということだろう。

昨年のイタリア旅行で、実際に目にすることができた絵も多く取り上げられており、その説明は、これまた、知らなかったことが多い。

技術の進歩、絵画の題材、描画手法の進歩等も、極めて興味深い。
やはり、基礎の勉強は重要と思い知った。
これからの西洋美術の鑑賞が、ますます楽しくなりそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする