かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

シルクロードの美術

2017年10月23日 | Culture・Arts
今朝は、台風でどうなることかと思ったが、遅刻はしたけど、ひどい目には会わず助かった。



本書は、先日のトーハクの東洋館で見つけた。
東洋館では、チベットの仏像展をやっていたのだが、正直、大したことなく、ショップに帰りに寄った時に見つけた。

このような本が欲しかったという本だ。

東洋館には、多数のシルクロード関連の収蔵品があったが、それを切り口にした図録がなく、いまいち全体像がつかみにくかった。
本書で、その由来、発掘地などが、綺麗に整理され、名品については、様々な角度からの写真付きで、紹介されている。

この図録を見てわかるのは、大谷探検隊が、西欧の列強に劣らぬ発見をしていること、その後、フランス隊、ドイツ隊の収蔵品も加え、トーハクの収蔵品が、シルクロード全体をカバーするバランスのよいコレクションになっていることだ。

舎利容器が最大の名品だと思うが、トルファンの壁画の美しさも改めて認識した。
キジル石窟の壁画の色も、特徴が現れていて、美しい。

シルクロードファンは、押さえておきたい一冊。

コメント
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