
本書は、本屋で、見つけた。
ビートルズ本の発刊は、ますます加速しているが、意外といい本もあり、懲りずにゲットし続けている。
本書もその流れでゲットしたが、久しぶりに、ひどい本だった。
作家は、ジョンレノン研究家を自称するが、全然知識が浅い。
しかもその浅い知識を素に、自分勝手にレベルの低い思考をこねくりまわし、訳のわからない結論を導こうとしている。
言葉使いも低劣で、読んでいて不愉快になる。
ジョンレノンが札付きの不良少年だったこと、ドラッグづけだったこと、身障者などを嘲る差別主義的な思想を持っていたこと、女性関係がめちゃくちゃだったこと、左翼運動が上っ面だったこと、解散後曲作りに苦労し、チャートインできないことを悩んでいたこと、みんな知った上で、彼のビートルズにおけるリーダーシップ、楽曲における誰にも真似できないストレートな表現、攻撃的なボーカル(シャウト)なとを評価しているのだ。
まぁ、作者も作者なら、このような本を世に出す出版社もいかがなものかと思う。
以前小野洋子が発禁にした暴露本があったが、本書は、それにも値しないレベルの低さ。
日本人として、残念だ。