かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

意味も知らずにプログレを語るなかれ

2019年08月21日 | Music

帰国後のリハビリ期間は、書評を。



本書は、先日お話を聞いた野口さんのfb投稿で知った。
この7月に出たばかり。

著者は円堂都司昭さん。
私より、ちょっと年下だが、文芸音楽評論家としての著作も多いようだ。
中には、読んだことのある本も含まれる。
意味も知らずに○○○シリーズ第4弾になるが、前3弾の著者は違う。

プログレというと難解な曲構成、歌詞等で、とっつきにくいところがあるが、本書を読むと、大したことない?ことがわかる。
他の作詞家と同じように、題材探しに苦労し、その独りよがりな詩は、他のメンバーから理解されなかったりする。
取り上げているのは、キンクリ、ピンフロ、イエス、ELPぐらいまではわかるのだが、GENESIS、ASIAなども入っており、もっと絞って深くした方が?とも思ったりする。
詩の解説のみではなく、バンドの解説などにも深く切り込んでいて、それはそれで面白い。

挿絵がすばらしい。
エッチング風なのだが、プログレを語るにふさわしい深遠な雰囲気を醸し出している。
ポピュラーなバンドの本は、結構あるが、マニアックなバンドの本は少なく、そういった意味でも面白かったかな。

コメント
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