かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

論語と算盤

2019年08月08日 | Books



本書は、仕事絡み?でゲット。

ずいぶん前に出た本だが、澁澤栄一さんが、1万円札の題材になったことから、ベストセラーに復活している。

ひじょうに上手くまとめてある本だ。
澁澤栄一の、時代ごとに変わるポジション、その中でさまざまな貢献をしてきた実績、そして、その中で、考え続けてきたことがいいバランスでまとめてある。

論語と算盤とはよく言ったもので、強欲主義にまみれたビジネスは長続きしないし、論語に徹していては、生きていけない。
そのバランスを考えながら、前進していくことが肝要と説く。

今となっては、当たり前に見えるが、江戸から明治に転換する混乱期に、そのような信念を持てたのは、日本人初とも言える洋行体験によるところが大きい。
思えば、私も二度の海外駐在経験で、大きな見方ができるようになってきたように感じる。

変化の大きい世の中で、この考え方がいつまで通用するかはわからないが、少なくとも、150年たった今でも首肯できる内容であることは、びっくりだ。

座右の書になるかも?


コメント
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