本書は、本屋で見つけた。
トンデモ本かとも思ったが、とりあえず、ゲット。
邪馬台国が鹿児島にあったという説についてのコメントはしないが、アプローチが、あまりにも独特で、なかなか論評が難しい。
物証はほとんどなく、言語の近似性から、倭人の歴史を探ろうとする。
著者の加治木さんの元々の専門は、言語学者。
そして、そのグローバルな言語学の研究から、倭人が、ギリシャ、インドも含めた世界の各地からの流れを組み、韓国と一体化しており(この説は他でも読んだ)。
写真がまた面白いものが多く、インパクト大。
よく見たら、本書は、ずいぶん前に出ていて、著者は亡くなられている。
その後、本書の議論に発展がなかったのは、あまりにも異端で無視されたということなのだろうが、語られている多くの議論の中に、真実のかけらが隠されれているのではないかと思わせる本でもあった。
読みものとしては面白い?
でも、やっぱり突飛が過ぎる?