今日は、久しぶりに美術館めぐり。
まずは、国立西洋美術館での松方コレクション展。
20世紀初頭、西洋の美術品収集を進めた松方氏の収集品の歴史を振り返る展覧会。
展示品時代は、国立西洋美術館の物も多いが、世界各国、特にオルセー、それから近時見つかった展示が目玉か。
松方氏のスケールの大きさと、その収集品の数奇な歴史に感銘を受けた。
次に、三国志展。
あまり期待していなかったのだが、すごい人出で、展示もすばらしい。
2~3世紀の物が、系統だてて展示してあるだけではなく、近時のビデオゲームや、横山光輝氏の原画、人形劇の人形等、マニア向けの展示もあり、幅広い集客に成功している。
会場は、写真撮影OKのため、みなお気に入りの展示品の写真を撮りまくっている。
見学者の興味が、さまざまなのも面白い。
当時の立派な家の模型。
1~2階が、穀倉になっている。
こんな大きな建物が林立していたのだろうか。
曹操の墓で、見つかった白磁。
もし本物だったら、白磁の歴史を数百年遡ることになる。
まだ、単独の発見で、周辺情報の収集待ちということらしく、あまり強調した展示にはなっていない。
ただ、曹操の墓を再現したスペースでの展示になっており、本展示会の目玉であることは間違いない。
自分の写真を、三国志のヒーローのカードにしてくれるコーナーがある。
全然似てない?
愚君になってしまった。
最後が目黒美術館。
NHKの番組で知ったのだが、ユニークな展示だった。
点描を日本に持ち込んだ画家と、その家を建てた(元々竹中工務店の人)建築家の作品を展示。
日本で、点描が浸透せず、元の姿に戻ったのは寂しいが、西洋の技法で、当時の日本の様子を描いた作品群は貴重だ。
家は、和風の中にも、斬新さが光る。
ついでに、耐震工事完了した母校の図書館へ。
美しい。