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本書は、本屋で見つけた。
この手の本は、既に何冊か読んでいたが、出たばかりだったのでゲットしてみた。
なかなかよくできている。
この薄さで、西洋美術の流れをフォローするのは、元々無理なのだが、その無理を、どうにか無理じゃなくしている。
西洋美術の流れを、割り切りの代表作で、うまく説明している。
確かに軸ができていれば、そこに枝葉をつけていくことも可能だ。
事実、日本とヨーロッパは遠いし、その歴史もよく知らないから、どうやって進展したかもよくわからないところがある。
本書は、その辺をうまく説明してくれるし、描法などディテールもちょっと触れていただいているので、薀蓄も語れるようになるかも。
色刷りで、綺麗なので、読みやすい。
見た記憶があるのに、絶対見たはずがない絵もあったが、先日の大塚美術館で見た絵だった。
本書に出ている絵の半分は見ていると思うが、さらに現物を見たいという向きには指標にもなるだろう。
洋画初心者に打って付けの本。