
本書は、本屋で見つけた。
著者は私と同じ年生まれの伊藤雅文さんという方。最初、西洋史専攻だったようだが、近時は、邪馬台国関係の著作が多い。
本書も、古事記で語られる神代と、歴史の狭間の時代を、推理する。
古代史に関するいろんな本を読んだが、本書は、考古学からというより、残されたさまざまな文字から、真実を探ろうとする。
例えば、古事記で語られる天皇も、実在と捉え、しかし事跡が少ない天皇は、その事跡の年数しか実際は統治しなかったのではないかと仮定し、国内外の他の残された文字との対比により、実証しようとする。
もちろん、完全に繋げるのは不可能ではあるのだが、朧げながらも、物語になっている。
その結果、初代天皇は、301年になった。
ありうる年次イメージだが。
今後の議論の展開に期待?
明日から、夏休み(今日も休みだが、夏休みの準備に使った?)。