本書も、つがるこけし館でゲット。
もう一冊続編もあったのだが、まずは、一冊目をゲット。
つがるこけしを代表する森秀一郎とその弟子たちの作品を、時代別、作者別に、辞典の名にふさわしく、網羅的に掲載してある。
この表紙の写真は、森秀の日本一大きいこけし。高さ、102.2cmという。
胴のダルマの絵は、典型的だが、表情は、私の馴染みのタレ目とはちょっと違い、違和感がある。
この図録を見ると、初期にも作られていたようだが、頻繁に作られるようになったのは、80歳を過ぎてからのようだ。
何か仏像の目のような気がして、やはり女の子の表情を想起させるかつての目の方が好きではある。
弟子は、黒石温泉郷の温湯温泉で、今もお店を開いているようだ。
今回は行けなかったが、次回青森に行く機会があったら、寄ってみたい。
編者は西山秀樹さんとう三重県の方のようだが、こけし以外にも、楽しい写真が満載。
伊勢こけし会という団体が、活発に活動している様子。
盛秀の弟子たちも全面協力。
相当の手間がかかったろう。
敬意を評したい。
2002年発刊。