かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ファウスト

2019年09月06日 | Books


本書は、今回のドイツ旅行で、ゲーテに出会わなかったら、絶対読まなかった本だろう。
ゲーテ縁の地を回った話を同僚にしたら、絶対読むべきと言われて、早速。

やはり、難しかった。
末ヘ容易なのだが、内容は、やはりよくわからなかった。
表現が婉曲なせいもあるが、当時の社会背景の実感がないところが、大きいだろう。

それだけ、まだ混沌とした時代だったと思うのだが、その中で、紙幣の発行など、庶民にとって驚きの現象が描かれていて、確かに、そういう現代社会への移行期だったと思わせる。

それから、神々と庶民の近さ。
日本の場合、古来の神々がいたが、後に仏教が中心になり、宗教の世界になってしまったように思うが、西洋の場合、宗教(キリスト教)が大きな地位を占めてはいたが、それとは別に、神話の世界が、常に身近にあったという感じがする。
プロテスタントが生まれた土地柄であることも影響しているかもしれない。

専門的に勉強したら面白いと思うのだが、ちょっとそこまでは。
コメント
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