
本書は、本屋で見つけた。
昨年11月に出ていたらしい。
神社というと、平安時代の延喜式にリストアップされているかとか、明治維新後の一宮になっているかなどが一つの目安と思っていたが、平安時代に二十二社が朝廷により指定されていたという。
初めて知った。
このリストは、最初16社から始まり、時代により変化しているそうで、時々の朝廷の事情が反映されている。
だから、今も隆々としている神社もあるし、一時は、存在さえわからなくなっていた神社もある。
しかし、近時の神社ブームで、今は、二十二社健在だそうだ。
上七社、中七社、下八社に分けられ、上の方が格が上になるが、それぞれの神社の歴史に比例しているわけでもなく、その由来もわからなくなっているものもある。
途中で、祀られていた神が変わっているケースもあり、この辺、包容力のある?日本の神々の世界が感じられる。
既に半分ほど、御朱印をいただいているが、残り半分も、今後回って行きたい。
それにしても、ずいぶん辺鄙な場所にある神社もあり、結構苦労しそうだ。
そして、訪れたら、その度に、本書を読み返してみたいと思う。
ただ、この二十二社は、やや人工的に選ばれた感もあり、本書も、情報を整理することに重きが置かれているようにも思う。