かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

はじめての日本古代史

2020年02月07日 | Books
今日も寒い1日だった。
もう少しの辛抱。



本書は、本屋で見つけた。
これまでも、何冊か読んできた倉本さんの入門者向け本だが、氏が後書きでも書いているように、結構突っ込んで書いてあり、面白い。

どんどん、新たな発見があるので(特に木簡)、定説が覆ることも珍しくなく、その辺、バランスよく取り入れて、持論も展開し、日本の古代史が、面白くなるような内容になっている。
卑弥呼の墓は、円墳のはずだとか、ひらがなの発明が、今の日本の礎になっているとか、貴族政治は、決して、マイナスだけではないとか、肯きたくなる箇所が多い。

学校で習った日本史は、明治維新以降の政府による影響を、いろんな形で受けており、そねが、意識しないまま、戦後にも引き継がれている。
本書を読むとそれがよくわかる。

本書を古代史の王道として背骨に据え、各論に入っていけば、袋小路に入ることもないように思うが、どうか。
古代史にきょうみのある方に、広くお勧めできる。
コメント
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