かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

LET IT BE SPECIAL EDITION

2021年10月18日 | The Beatles

昨日は、結局、一日、冷たい雨が降り続いたので、思いがけず、新着豪華セットを一気に聴くことができた。



Let It Be は、ビートルズのアルバムの中で、私の一番思い入れのある作品。
小6の夏に、映画がリリースになり、その看板で、初めてビートルズのメンバーの名前を知った。
ギターを買って、最初に練習したのが、Let It Be。
コードが簡単だから、結構このパターンの人は多いと思うが。
アルバムの評価は分かれるが、ヒット曲が多かったのも事実。

だから、今回のセットは、全部ゲット。
50周年リイシューシリーズ最後の作品でもあるし。

何回かに分けて、感想をアップしようと思ったが、この前紹介したレココレ特集で、かなり書かれているし、豪華ブックレットに、これでもかぐらい解説が書かれているので、全体の感想を簡単に。



CD5枚セットを開けると、この豪華ブックレット。
実は、これは、アルバムセットにもついてきてしまうので、両方買うとダブる。
写真だけではなく、説明が多いので、輸入盤だと、読むのがたいへんかもしれない。
この解説で、Get Back セッションの謎もかなり解明されたのではないかと思う。
オリジナルテープを丹念に聞いた人が書いているのだから、間違いも少ないと思うし。



ブックレットの写真は、オフィシャル豪華写真集が別に出ているので、あまり重きは置かれていない。



むしろ、解説文の添え物という位置づけ。



それでも、セッションの温かい空気が伝わる。



新作に取り組む4人。
ポールだけが乗り気だったと言われ、確かにそういう面もあるが、特に後半は、全員に新作への意欲が高まっていた。
やはり、オフィス地下のアップルスタジオに移ったのと、屋上でのコンサートアイデアが出て来たのが大きい。
設備は、未完成で、いろんなところから、急遽運び込んだのだが。



そして、CD5枚+BD1枚が収められているスリップケース。



ケースの裏は、アルバムジャケットになるはずだった白黒写真。



こんな感じで、6枚綺麗に収められている。
左上が、今回のNEW MIX。
ピクチャーディスクの時にも触れたが、2009年バージョンより、より自然になった感じと、ボーカルが前面に出た感じがするが、どうか。

その右2枚がアウトテイク集。
アビーロードに収められた曲も多い。
ひじょうに聞いていて楽しいテイクが多く、映像と共に公開するつもりだったから、会話部分も含めて残されており、興味深い音源が多い。
CD2が、Let It Beに収められた曲、CD3 は、それ以外の曲が多い。
映画でのハイライトでもあるDig Itを、もう少し長く収録してもらいたかったか。
一部、アンソロジーで聴いた音が入っているが、収録部分が、こちらの方が長い。
ワイルドな演奏がいい。

左下が、今回の目玉?の当初のアルバムの復刻。
それも、69年5月のもので、その後のオーバーダブが入る前のバージョン。
海賊版を持っていたのだが、それとも全然別ものだった。
全体が、アウトテイク集みたいなノリで、もっといいテイクがあるのに、あえて、発展途上のテイクが使われたりしている。
ゲットバックセッションの趣旨を重視したものだが、ビートルズが、ノーを出したのもわからないこともない。
やはり、オフィシャルアルバムとしては......という感じ。
そこから、4人(特にポール)が、深くかかわらないまま、Let It Be になることまでは予想していなかったが。
それにしても、52年経ってのリリースは、グリンジョンズにとっても感慨深いものだろう。

下段中央が、4曲集めたEP版になるが、オリジナルGet IT Back に追加収録される予定だった2曲と、シングルに使用されたテイクのNEW MIX2曲。
4曲だけだが、これがなかなかよくて、Across The Universeなどは、これでシングルカットしたいぐらい。
これは、フィルのアレンジ前の方が絶対いい?
ロングアンドワインディングロードのアレンジは、ポールが激怒し、その抗議レターまで、掲載されているが、曲風からして、フィルのアレンジがいいと思われるところもあって、ポールのコンサートでもフィルのアレンジに近いアレンジで歌っている。

下段の右が、BDで、3通りNew MixのLet It Be が入っている。
オールシングスマストパスの時は、ドルビーアトモスがいいと思ったが、今回は、5.1チャンネルバージョンがいいと思った。
フィルのアレンジのような部屋全体が、音で満たされるようなアレンジの場合、ドルビーアトモスが合うが、本来のゲットバックのようなシンプルなアレンジの場合、そこまでやると、Too Muchになってしまうのかもしれない。



こちらは、ビニル 5枚組。



箱を開けると豪華ブックレットが。
形状は違うが、中身はいっしょ。



入っているのは、この4セット。
右上のアウトテイクのみ、2枚組になる。
このビニル盤に収めるため、CDの長さにも制限がかかったのかもしれない。
左上のLet It Beは、見開きジャケットになっていなかった。
ここは、本来の見開きにして欲しかった。
元の写真集をつけてくれとは言わないが。



これはうれしい!
今回一番うれしかった?



表だけではなく、裏も、デビューアルバムをもじっているとは知らなかった。
解説を書いているのも、同じデレクテイラーで、その前半は、そのままデビューアルバムのものを使っている。



こちらがアウトテイク集のカバー。



2枚組なので、見開きになっているが、白黒。
オリジナルは、カラーだった。



これは、EP4曲分が入った1枚。
ジャケットもシンプル。

ということで、私にとっては、至福のセットだった。
家宝にしたい!



おまけのポスター。
A3 と扱いやすいサイズだったので、早速フレームに収めた。

コメント
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