かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

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2021年10月12日 | The Beatles

今日は、在宅。
雑務の間に、本書を一気読みした。



オフィシャルには、本日発売となっているが、我が家には、一昨日届いた。



発行が、遅れに遅れたが、これはコロナのせいでやむを得ない。
英語版も注文してあるが、そちらは、まだ届いておらず、日本語版の方が先に届いた。
末ノも、かなりの時間がかかっただろうから、入念に準備された1冊と思う。
ビートルズのオフィシャル写真集としては、アンソロジー以来だから、ほぼ20年振りか。

いい値段するが、中身は、期待以上だったかもしれない。
写真の枚数が多いことは、予想されていたが、これほど、会話部分が、文字で収録されるとは思っていなかった。
もちろん、これでも一部なのだろうが、全体の雰囲気がよくわかる。

会話も写真も、忠実に日付順になっており、Let It Be の映画では、かなり順序が入り繰っていたことがわかる。
一方、映画で出ていた会話でも、本書で見つけられないところがる。
曲作りの部分など、ナレーション的な記載になっており、この中に吸収されたということだろう。
写真も大小織り交ぜてというところだが、プロが選んでデザインしているので、ちょうどいい感じかなと思う。

Let It Be の暗い雰囲気の一因は、このセッションのゴールが決まっておらず、暗中模索の中、集まっていたことと思うが、会話を見ていると、それがよくわかる。
アップルに移って、ビリーが入って、クライマックスの構想が見えてくると、急に、まとまりがよくなり、雰囲気も明るくなる。
ただ、セッション終了後、アビーロードプロジェクトを優先させたため、リリースが遅れ、かつフィルにより、大幅な脚色がなされて、日の目を見るには、時間を要した。
ボツになるリスクすらあった。
今回のプロジェクトは、Nakedでは、中途半端に終わった、その本来の姿を、再現させようというプロジェクトとも言える。

最初のボックス版アルバムについてきた写真集と比較はしていないが、当然こちらの方が、豪華。
当初の方は、製本が弱くて、頁がばらばらになってしまうし(そのため、追加で購入し、2冊持っている)。

ということで、永久保存版にふさわしい充実の1冊だった。



おまけのロビーカート復刻版。
オリジナルはほとんどマーケットに出ないから、貴重。



何で、この写真が選ばれたかは、不明なのだが。



全員の頭が、切れている。
ジョージの表情は、いいが。



リンゴも、もっといい表情の写真がいっぱいあるのだが。
これも、当初公開時に、ビートルズ解散時=最後の映画だったことを、プロモーションの材料にしたことによるものか。

4人の手を離れたところで、リリースされたものだからやむない。
今回の映像版は、少なくとも、ポールとリンゴは、納得する作品になっているはず。
そちらも、期待したい。

コメント
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