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今日は、ゴルフ。
しばらくパーがとれなかったこのボールで、パーがとれた、
全体は、普通。
リハビリが続いている。
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本書は、本屋で見つけた。
まだ出たばかり。
あまり期待してはいなかったが、新情報はなかったものの、うまくまとめられている感じ。
著者の大村氏は、大蔵省の国税調査官から、ライターになった変わったキャリアをお持ち。
ただ、ビートルズに関する著作は、初めてで、ビートルズが解散に至った理由の一つに、税金問題があることを知り、本書を企画したものと思われる。
前半のビートルズの成功物語の話に新味はないが、ジョンの父違いの弟がいるとの記載があり、これは、聞いたことがない。
もし本当であれば、話題になりそうなものだが。
また、アルバムにシングル曲を入れなかったのは、ファンの懐を考えてというエプスタインの配慮によるものというのが通説だが、シングルヒットを入れなくても売れるアルバムを作れる自信があったからだとしており、ちょっと違うかなという感じ。
事実は、ほぼ正確に記載されているが、意図的でなかったものも、意図的に彼らが選択したように描かれているところに、やや違和感がある。
ビートルズの成功物語は、様々なラッキーが重なった面が大きいと思うからだ。
例えば、4人がリバプールで育ったことも、ハンブルグ公演で下積みを積むことになったのも、目的的に行われたものではなく、偶然が重なったものだ。
他も然り。
だから、神話になった。
後半は、アップル設立以降のビートルズ崩壊を描くが、ややジョンをカバーしすぎの感がある。
これは、今回の映画GET BACKでも明らかになったが、ジョンが最初にアラン・クラインにぞっこんになって、ジョージ、リンゴを巻き込んだのであり、その時既に、アラン・クラインについては悪評があり(映画でも強調されている)、ストーンズとももめだしていたことがわかっている。
また、ディック・ジェイムズも映画に出てくるが、ビートルズに愛情はあったのだろうが、やはり究極の目的は、金もうけだったことは、明らかだ。
4人の将来を考えたら、あのような株の手放し方はしなかったし、さらに、アラン・クラインが、追い打ちをかけ、ビートルズの活動にとどめをさし、その後も、4人は苦労することになる。
大村氏が言うように、ブライアン・エプスタインが亡くなったことが、ビートルズの寿命を縮めたとは言えそうだ。
特に、アップル社の設立時の無計画さがなければ、その後の資金難、その資金難を埋めるための著作権の売却なども起こらなかったかもしれない。
GET BACKなど、無理筋な企画で、神経を擦り減らすこともなかったろう。
ビジネスという視点からのビートルズを知りたい初心者向けの本。