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本映画は、2019年リリース。
スモーキー・ロビンソンは亡くなってしまったが、彼も出ているBDをゲット。
モータウンの初期の歴史がよくわかるドキュメンタリータッチの映画だった。
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これはおまけ。
基本的には、創始者のベリー・ゴーディ―とスモーキーとの対談で進む。
モータウンが如何に革新的だったかよくわかる。
モータウンは、モーター・タウンのデトロイト発祥ということは知っていたが、資本金800ドルで、一軒家からスタートしたということは知らなかった。
そこからどんどん拡大して、ビルを持つまでになったが、後にLAに移転。
ベリーの強烈な個性がなせる業だったこともわかる。
それまでは、黒人の音楽が前面に出てくることはなかったところに、打って出たのが、ベリー。
その手法は、フォードで働いていたベリーのアイデアによるところが大きい。
PDCA?
QC活動?
民主的な議論で、会社の方針が決まって行った。
ビートルズのアップル社に、ベリーのような強烈なリーダーシップを持った人物がいたらと思うけど、逆にもっと早く解散してしまったか?
フォードのノウハウになかった、興行や、養成のプロセスを加えて、大きなビジネスにつなげた。
スティービーや、ジャクソン5のオーディションの映像が凄い。
天才から、大スターになったのも当然と思わせるが、モータウンという組織がなかったら、どうなったかもわからない。
一方、スターになった、ミュージシャンや、作詞・作曲家がモータウンから去っていく苦い経験も。
それも、乗り越えて行った。
彼らが去ってからも、良好な関係は維持。
だからこそ、このような映画ができたともいえる。
スプリームス、ニール・ヤング、マーヴィンゲイなども、モータウン出身だが、モータウンがなかったらどうだったかという仮の疑問に対する回答は難しい。
音楽業界に対する影響は計り知れない。
その音楽は、当然アメリカだけではなく、世界に発信され、影響を与えた。
夢を現実にした人々の貴重なドキュメンタリー。