かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

悠久のエジプトその26 アスワン 未完成のオベリスク

2024年04月01日 | Europe・Middle East・Africa
今日の天気は、また下り坂。
アップダウンが激しい。

今日から新年度。
早い。



コム・オンボからさらに南下して、宿泊地のアスワンへ向かう。
ナイル川も、鉄道も、引き続き並行している。



街中で見かけたベンツ。



アスワンにも見どころは多いのだが、時間の関係で、訪れた遺跡は石切り場跡のみ。
ガザで見たピラミッドの石は、ここで切り出されて、ナイル川を通じて、下流のガザまで運ばれたのだそうだ。
気が遠くなる。



これが、未完のオベリスクと呼ばれている石。
途中で、ひびが入ってしまったため、切り出しを断念したという。
当時は、当然鉄がない時代で、より硬い石で叩いて穴をあけ、そこに木を挿して、水を含ませ膨張させて割ったというのだが、本当にそんなことが可能なのだろうか。
とてつもない時間がかかるような気がするのだが。



石切り場から、アスワンの街を見下ろしたところ。
昔からの観光拠点で、高級ホテルもあるそうだ。



逆側から未完のオベリスクを見上げたところ。



壁画らしきものも見えるのだが。



アスワンでは、香油屋を見学。
ガラス職人の実演を見学できるが、最後で、魔法のランプのごとく軽く破裂した感じで、出来上がる。
アスワンの南に広がる砂漠(ヌビア砂漠とも、スーダン砂漠とも)の砂に含まれる石英が高純度で、いいガラスが作れるそうだ。



購入した香油瓶。
帰国してから、たまたま同じようなものを見かけたが、値段も同じようなものだった。



購入した香油。
花がよく採れる土地で、香油もやはり当地の特産品。
ナイル川の中洲で育てられることもあるのだという。
数十種類あり、迷いに迷ったが、ど真ん中と思ったので。
香水は、香油をアルコール等でブレンドしたものになる。



ナイル川の中洲のような島にホテルはあり、船で向かう。
つかの間だが、すばらしい船旅。
ナイル川クルーズの終点がアスワンで、大型クルーズ船も多く停泊していた。

帆掛け船はファールカと呼ばれる。
ファールカに乗船するオプショナルツアーがあったのだが、人数不足で、成立しなかった。
風情がある。

手漕ぎのボートの少年が寄ってきているが、船の横で知らない歌を歌って、チップをねだる。
日本の歌でも歌ってくれれば、ちょっとはあげたのだけど、知らない歌だったので。
この船で、中洲で育てている花も勝手に摘んだりするのだという(日本のスイカ泥棒のようなもの)。



アガサ・クリスティが、滞在(ナイル川殺人事件を執筆?)したホテル。



宿泊したホテル。
ナイル川の中の島にある。
コメント
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