今日は、昼会食があるが、ゆったりした1日。
ちと寒い。
本書は、本屋で見つけた。
古代史ブームが続いている感。
伽耶/任那は、古代に韓国南部にあった国々の総称だが、実態は、よくわかっていない。
それを、本書は、原典を丹念に読み込むことにより、実態に近づこうとする。
近年の考古学的発見もあり、より明らかになってはいるが、まだまだの面も多いことがわかる。
それの最大の原因は、伽耶/任那が滅亡してしまったために、中国や、百済や、高句麗や、日本書紀のような他国の史書にしか残されていないことが大きい。
各国の都合による潤色が多く、真実が隠されてしまっている。
かつては、全否定される資料まであったが、本書は、一つ一つ検討を加えている。
4世紀ぐらいまでの歴史は、知らない国名も多く、場所の比定も困難で、なかなか頭に入って来ないが、以降は、大和朝廷も絡んで来て、面白くなってくる。
それにしても、今日の友は、明日の敵。
ころころと戦う相手が変わる。
そして、百済と新羅に挟まれた伽耶/任那は、取り込もうとする両国に取り込まれてしまう。
その中で、大和朝廷は何をしたかというと、ほとんど動けなかったのが、実情では?と。
日本書紀では、任那日本府があったとするが、その実態は、大和朝廷が人を派遣することはあったが、支配関係にはなく、倭系の在地豪族集団であり、百済と対抗する勢力の総称と考える。
したがって、任那復興会議でも、まとまりに欠け、国としては消滅。
任那に属さない倭系の人々も存在して、彼らが韓国の技術や文化を大和にもたらした。
朝鮮半島の三国の狭間で、蠢いていた伽耶/任那の様子が少し見えて来たような気がした。
ちと寒い。
本書は、本屋で見つけた。
古代史ブームが続いている感。
伽耶/任那は、古代に韓国南部にあった国々の総称だが、実態は、よくわかっていない。
それを、本書は、原典を丹念に読み込むことにより、実態に近づこうとする。
近年の考古学的発見もあり、より明らかになってはいるが、まだまだの面も多いことがわかる。
それの最大の原因は、伽耶/任那が滅亡してしまったために、中国や、百済や、高句麗や、日本書紀のような他国の史書にしか残されていないことが大きい。
各国の都合による潤色が多く、真実が隠されてしまっている。
かつては、全否定される資料まであったが、本書は、一つ一つ検討を加えている。
4世紀ぐらいまでの歴史は、知らない国名も多く、場所の比定も困難で、なかなか頭に入って来ないが、以降は、大和朝廷も絡んで来て、面白くなってくる。
それにしても、今日の友は、明日の敵。
ころころと戦う相手が変わる。
そして、百済と新羅に挟まれた伽耶/任那は、取り込もうとする両国に取り込まれてしまう。
その中で、大和朝廷は何をしたかというと、ほとんど動けなかったのが、実情では?と。
日本書紀では、任那日本府があったとするが、その実態は、大和朝廷が人を派遣することはあったが、支配関係にはなく、倭系の在地豪族集団であり、百済と対抗する勢力の総称と考える。
したがって、任那復興会議でも、まとまりに欠け、国としては消滅。
任那に属さない倭系の人々も存在して、彼らが韓国の技術や文化を大和にもたらした。
朝鮮半島の三国の狭間で、蠢いていた伽耶/任那の様子が少し見えて来たような気がした。