かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

京都その10 清涼寺

2008年02月08日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


天龍寺から、北へ歩いて行ったら、清涼寺というお寺があった。大きそうだったので、入ってみたら、本当に立派なお寺だった。平安時代から続いているお寺だそうだ。



このお寺は、嵯峨釈迦堂として有名だが、それは、この本堂に祀られているお釈迦様の像の存在による。このお釈迦様の像は、お釈迦様の生前からあった像が、インドから中国に伝えられ、それを模刻したものとされる。その真偽はともかくとして、この像の中から、中国の僧が施入たと思われる五臓六腑を表した布製の模型が発見されている。これらは、レプリカが展示されているが、小学校の理科室で見た内臓の模型のようであった。
お釈迦様も、国宝だけあって、素朴だが、すばらしいお姿だった。



この多宝塔等、立派なお堂も多く、一見の価値のあるお寺である。
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京都その9 天龍寺

2008年02月07日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


任和寺から、バスで乗り継ぎ、一挙に嵐山に出た。
渡月橋が嵐山のトレードマーク。桂川にかかるいい感じの橋。たぶん、架け替えられたと思うが、昔の風情を残している。



嵐山では、美空ひばり館が再オープン準備中だった。4/26再オープン予定とのこと。正直、横浜出身なのにと思ってしまう。



嵐山で訪れたのが、天龍寺。この辺では、人気NO1とあって、この時期でも、結構な人手。
天龍寺で、有名なのは、曹源池と呼ばれる池を中心とした庭だが、入口でも、こんなに立派な岩があって、感動。





枯山水のように、哲学的な思考を巡らす必要もなく、いいなっと即感できる。嵐山の借景も見事だ。
京都で、ベストな庭と聞かれたら、天龍寺と答えて、大きな間違いはないと思った。
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京都その8 仁和寺

2008年02月06日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )



龍安寺から、きぬかけの路をさらに南に進むと、仁和寺(にんなじ)がある。
平安時代に、光孝天皇の命により着工されたのが始まりという。その後も、皇室との縁が深く、御室御所と呼ばれるようになった。
広大なお寺だが、今は、訪れる人も多くない。仁王門の前の、この客待ちタクシーは、いつ顧客をGETできたのだろうか。

大きな仁王門をくぐって、左側に、御殿がある。立派な書院や、庭を見学することができる。この御殿は、明治から、大正にかけての再建。





庭園からは、五重塔も臨める。



広くて、長い参道を進むと、奥に、国宝の金堂がある。江戸時代の再建であるが、堂々とした造りである。

今の時期、多くの仏像などが納められた霊宝館はクローズだったし、桜や、紅葉も見られないが、巨大な大寺院であることは、理解できた。ここは、季節のいい時に訪れるべきお寺かもしれない。

マハリシ・ヨギさんが亡くなられたそうだ。インドのアシュラムに道場を持つグルで、40年前、ビートルズが、師の下で修行したことで有名になり、ヒッピー文化の中心になったが、JLは、師が俗人であったことを見抜き、袂を分かち、セクシーセディを作ったりもした。最後まで、付いていったは、GHだけかもしれない。
7年位前インドに行った時、師の瞑想学校の新聞広告を見て、師がまだ健在であることを知ったが、その時は、既にオランダに移住していたようだ。推定享年91歳。ということは、ビートルズと交流があったころは、まだ50歳だったのか??記事を見ると、大学で物理学を専攻していたそうだ。意外なことが、世の中にはたくさんある。



今夜は、タンゴ・ミュージカルなるもの(”Tangera")を、見に行った。世界初のタンゴ・ミュージカルと銘打っているぐらいだから、観客も皆初体験だったはず。でも、多いに盛りあがった。
ミュージカルというには、あまりにもストーリーは、単純。字幕無しのスペイン語(たぶん)だったが、物語の想像はつく。
凄いのは、踊りで、そのスピード、テクニック、芸術性の高さは、素人の私にもわかる。通常のミュージカル以上に、男女で絡みながら踊るダンスが多いが、この呼吸も、完璧。ダンスファンもたくさん観客にいたのだろうが、練習積めば、私にもできると思った人は、ほとんどいなかったのではないか。
よく足がからまらないものだ。ちょっとの隙もない、すばらしいショーだった。
今日が初日で、日曜までやっているので、ダンスに興味のある方はどうぞ。渋谷のBunkamuraでやってる。
瀬戸の○○嫁のRKさんもいらっしゃったが、踊りも歌も得意な彼女のこと、はるかに高いレベルで、Tangueraを堪能したに違いない。

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京都その7 龍安寺

2008年02月05日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


金閣寺から、南下。”きぬかけの路”と名づけられていた。片側一車線の道で、歩道は整備されているものの、車の通行量が多く、あまり風流ではない。でも、立命館大や、堂本印象美術館など、文化の香がする通りである。道沿いの雑木林は、風致地区になっていた。

そして、たどり着いたのが、龍安寺(りょうあんじ)。1450年に、細川家が、徳大寺家の別荘を譲り受けて寺地としたが、応仁の乱で焼け、再建されてはまた焼けということで、悲しい歴史を有する。
龍安寺を有名にしているのは、何といっても、枯山水の石庭だが、その他にも見所は多い。



これは、鐘容池で、寺院になる前の徳大寺家の別荘時代からの、古池だ。京都を囲む山々を借景としている。その風景は、古来から変わっていない。



枯山水で有名な石庭をゆっくり見るのは、このシーズンがベスト。うまく行けば、一人で、このお庭を独り占めできる。パノラマ撮影も試みた。



4枚の写真がワンタッチで、一枚になったのには感動したが、巨大な魚眼レンズで覗いたような感じでちょっと違う。パノラマは、やっぱりもっと遠景向きかな。



石庭は、方丈から眺めることになるが、庭の反対側には、銭型の”つくばい(手水鉢)”がある。四文字だけ読むと意味がわからないが、中のの文字をくっつけると、”吾唯足知”となり、”ワレタダ、タルヲシル”ということで、禅の格言になる。平成教育委員会のノリだ。これも、水戸黄門さまの寄進と言われる。京都には、黄門さまの寄進が多い。



奥に、ビルマ風のパゴタがあった。ビルマで、戦死された方々の慰霊塔だった。

枯山水の石庭といえば、龍安寺。不思議な落ち着きを感じさせる庭園だった。ここから何かを感じたい方は、数日ここで瞑想してみよう。
是非、静けさの中で、じっくり味わいたい庭だ。
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京都その6 金閣鹿苑寺

2008年02月04日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )




京都巡り2日目は、京都観光一日乗車券をGETし、バスと地下鉄を駆使し、気ままな寺院巡り。1200円のを購入したので、自由度は、高い。大体、最長20分待てば、目的地へのバスに乗れる。500円のもあるが、地下鉄は乗れないし、嵐山方面では、追加料金が必要。その日の行動範囲に応じて、選択すればいいのだろう。

朝一番で、金閣寺に行った。金閣寺を訪れるのは何回目になるだろう。京都に来た時は、いつも訪れているような気がする。当初行くつもりはなかったのだが、直前に雪の積もった金閣寺の写真を見て、冬の金閣寺を見たくなったのだ。
雪は溶けていたが、門をくぐって、金閣寺がいきなり現れる時の感動は、いつも変わらない。
この美しさに嫉妬して、放火した僧侶の話が、三島由紀夫の”金閣寺”だが、美しさが群を抜いている(もしくは、他の寺院と異質)のは、間違いない。

足利義満は、このキンキラキンのお寺を、どういう気持ちで作ったのだろう。デザインもいろんな様式がミックスされ、結果として独特なものになっているようで、不思議な建物だ。
他にも、見所はあるが、この舎利殿の存在感が、大きすぎる。

京都駅近辺から、バスで30分ぐらいかかったが、行ってよかった。
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