シンセンの、皇居みたいなど真ん中に、27ホールの本格的なゴルフ場がある。
シンセンが、経済特区になって、すぐ出来た。日系企業誘致が目的だから、青木功が、設計したという。
町中だが、超本格的で、難易度も高い。
でも、昨日のコースほどの癖はなく、プレーしていて、清々しい。
今晩は、これから、民族舞踊を見に行く予定。
涼しくて、最高のシーズンだ。
本書は、実は、某雑誌で、既に読んだ。後書きによると、その読み物は、この本の原型とあるが、ほとんど一緒だったと思う。それとわかってGET。それほど、感銘を受けた本。
沢木さんが、キャパに興味を持っていることを知ったのは、彼の講演を聞いた時。
その時のレポートは載せたと思うが、本書で明かされる成果の、ちょうど半分ぐらいまで、調査が進んだ段階での講演だっただろう。
それだけで、十分感銘を受けたところに、某雑誌で、ほとんど完結版を読んで、涙したところに、NHK特集の放送があった。これまたいい出来だった。
そして本書。実は、さらに、横浜美術館で、キャパの展覧会をやっているのだが、行けるかまだわからない。
それほどはまっている本なのだ。
とにかく沢木氏のこだわりが凄い。一枚の写真への疑問を解くために、ここまでやるか?そして、そこから探り出した事実らしきものから、キャパの心情に迫る。
ゲルダタローが、キャパのこの謎の写真に、どうかかわっていたのか?
ラストの写真が涙を誘う。
講演の時には、まだそこまで迫っていなかったのだが、本書では、一応の結論までたどり着いている。世界的に、認知されるかはわからないが。
ちなみに、若きキャパのパートナーだったゲルダタローのタローは、あの岡本太郎さんからいただいた名前。かの有名なロバートキャパの名も、本名とは全く関係ない。
ネタバレしてしまうと申し訳ないので、写真、戦場写真家、ドキュメント物に興味のある人に、是非読んでいただきたい逸品であることだけは、保証しておく。
明日から、小旅行なので、お休みするかも。
PS
過去のブログをチェックしたら、沢木さんの講演を聞いたのは、2010年11月だった。もう、2年以上前だった。そして、本プロジェクトの、まだ五合目だったことが確認できた。
ついに出たというか、出てしまったというか、アナログ・ミステリー・ツアー・シリーズの第二弾。
今回は、ビートルズ後期のアナログ盤の聴き比べ。
聴き比べした日が出ているが、今年1月まで聴き比べていたようで、出来立てのほかほかの本。
まぁ、マニアックというか、物好きというか。専門的かというと、あまりにも主観に基づいた評なので、普遍性はなく、帯にあるように、「世紀の奇書」と言える。
聴いたアナログ盤の国籍の多さはびっくり。インド盤などは、メジャーな方。聞いたことのない国のアナログまで、カバー。
その形容詞の、お下品さや、ユニークさは、読者のみのお楽しみ?あまりにユニーク過ぎて、注釈をみないと、理解不可。注釈を見ても、ちんぷんかんぷん。
針へのこだわりもかなりのもの。写真付で、使用カートリッジも紹介。
ただ、これは、結構正しそう。同じ盤でも、針によって、全然聞こえ方が違うのは、誰でも経験したことがあるだろう。
今回多用される言葉に、「逆相」がある。一般用語なのかわからないが、スピーカーのプラス、マイナスを逆につけた時の聞こえ方を言うそうだ。ちゃんと鳴るけど、くぐもった音になる。何と、ミキシングの中で、「逆相」が行われ、そのままアナログ盤に刻まれ、流通しているそうな。
本書では”位相反転スイッチ”なるマシンが登場し、「逆相」が疑われる盤についての、チェックが行われる。こんなチェックは、グローバル?世界的発見?
そんなにアナログを持っている訳ではないが、本書内で、聴いてみたいと書いてある盤がマイ・コレクションの中にあったのは、嬉しい?
とにかく阿呆な本なので、物好きなビートルズ気違いのみにお勧めできる。
次は、ソロになってからのアナログの聴き比べ?