本書の存在は、恥ずかしながら、全然知らなかった。
今回の来日50周年イベントの中で、大村さんが、絶賛していたら、たまたま出物があったので、ゲット。
経年劣化はあるものの、読んだ形跡もなく、すばらしい逸品だった。
中身も生々しい。
1966年8月の発行で、230円だが、しっかりした装丁だ。
ミュージックライフが有名すぎるが、同じくらい？
発行社は、映画と音楽社とあるが、少なくとも、物心ついたころには、この雑誌はなかった。
ということで、50年経って、初めて知った次第。
大村さんご推薦だけあって、写真も記事も、すごい充実度。
直接取材ができなかった分、資料で補ったのではと思わせるほど。
最初に、ビルボードのランキングが載っているが、1966年6月25日では、ペーパーバックライターが1位で、3位がストーンズの黒くぬれ。
すごい、臨場感だ。
来日公演でも演奏された。
ややぼやけた印刷の写真が並ぶが、撮影者は、斉藤政秋さんとある。全く存じ上げない。
全く見たことがない写真が並び、大村さんが、推薦するだけある。
ビートルズ会見報告書、コンサートの実況中継風記事。すごいリアル。
そして、コンサートに行った人の座談会。飛行機に同乗したスタッフの座談会。
コンサートを、見た有名人のコメント（知っている人ばかりだが、辛口コメントも多い）、その後のマニラ事件の記事など、本当に生々しい情報満載。
現物を入手する必要はないが、ここに描かれている4人は、まさに当時の日本人から見た4人の姿だ。
超貴重！
