東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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期待を超えることの大切さ

2016-10-26 23:14:58 | 16期生のブログリレー

16期田代です。

毎日忙しく過ごしている人に、今回は軽い気分転換のために映画の話題です。

エンタメ業界では大変な話題となっている日本のアニメ映画「君の名は。」、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

最近映画を見る機会はたいへん乏しく、夏休みやお正月に子供に付き合って見に行く程度のため、よほどの期待がなければ自ら映画館へ足を運ぶことはありません。

この映画は10代、20代の男女をターゲットとしている恋愛映画という認識があって、全く興味を持っていませんでしたが、日が経つにつれ興行収入をグイグイ伸ばし、歴代の記録を塗り替えるニュースを連日耳にして「これはきっと何かあるぞ」と興味が高まりました。さらに映画を実際に見た人からの強い勧めもあって、久しぶりの映画鑑賞に行ってきました。

 

映画のあらすじを簡単に言いますと、「千年ぶりの彗星の訪れを1か月後に控える日本での話。田舎で暮らす女子高生と東京で暮らす男子高校生の身体が時々入れ替わる不思議な現象が起こり、その状況をお互いが楽しみながら乗り切っていく。そしてある出来事から物語が大きく展開していく」というお話です。これだけ聞くと大林監督の『転校生』の現代版のような先入観を持つかもしれませんが、実際は全く違います。繊細で美しい風景描写、予想できないストーリー展開と緩急のきいた飽きの来ないテンポ、切ない心理描写、心地よい音楽と挿入歌、すべてが見事に組み合わさった秀逸した作品でした。また見たいと思いますし、身近な人にも勧めたいと思える良い映画だったと思います。

 

監督の新海誠氏によると、思春期の人に喜んでもらえる映画を目指したそうで、心の中に思春期が残っていれば年齢がいくつの方でも楽しめるとのことでした。自分の中に思春期のような感情が残っているとは思いませんが、耳なじみのある方言や若かりし頃に過ごした田舎の景色が描かれていたため、すっと感情移入でき、素直に楽しめました。同年代の人が見るとどんな感想を持つのか、少し気になりますので、もしご覧になられたらご感想を聞かせてください。

 

今、この映画の勢いが止まりません。業界では社会現象とまで呼ばれています。興行収入は「崖の上のポニョ」を抜いて164億円を突破し、このまま200億円を突破する勢いです。日本映画ではジブリの「千と千尋の神隠し」が308億円で第1位ですが、200億円を超えると邦画史上第2位の記録となります。ちなみに洋画を含めると、「タイタニック」や「アナと雪の女王」、「ハリーポッターと賢者の石」が「千と千尋の神隠し」に次いで2-4位にランキングされています。

 

この映画のヒット現象をみて、面白いと思うのは、若者向けにヒットして、そこから上の年代である3040代、しかも10代の子供連れの家族、親子、5060代の祖父母にまで広がりを見せていることです。しかも、一度見た人が繰り返し劇場に足を運んでいることです。これだけ多くのエンターテインメントにあふれる日本で、同じ映画を繰り返し劇場で見ようと思うことがそんなにあるのかなと思いますが、今の観客動員数1,260万人を超えている状況を見ると、すこし納得できる気がします。自分なりにこの現象を考察しますと、この映画に対する予想や期待を超えたことが、感動を生み、リピートや周囲への拡散という行動を引き起こしているのだと思います。顧客の期待を超えて感動を与え、良い印象を残す。私たちにとっても大切なことかもしれませんね。

 

毎日を忙しく過ごす大人にとって、よい意味で予想を裏切ってくれる爽やかな映画だと思います。

秋も深まってきましたし、たまには気分転換に映画でもいかがでしょうか。

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インプロゲームに参加してみて

2016-10-25 23:57:33 | 16期生のブログリレー

皆さんこんばんは、稼プロ!16期生の水口です。

だんだん肌寒くなってきて冬の到来を感じている今日この頃、
いかがお過ごすでしょうか。

さて、今回はインプロ・ゲームの体験機会がありましたので、そのことに触れてみたいと思います。
皆さん、「インプロ」をご存知でしょうか?

私は、インプロとはどういうものか、この体験をするまで知らなかったのですが、英語のImprovisationを短くしたもので、日本語では「即興」と言われているようです。

もともと演劇のトレーニングとして、その場でお題を与えられて、演技をすることが発端のようですが、実はこのインプロは、ゲームとして楽しみながら、プレゼンやビジネスなどの幅広い用途で、年代を問わずに行うことができる優れモノなのです。 

ちなみに、インプロをやると身につくと言われるスキルとしては、・・

・アイコンタクトをうまく取れるようになる。

・その場の状況にうまく対応できるようになる。

・失敗しても、楽しくやれるので元気になれる。

・だれかと一緒に行うことで、初めての人とでも協調性が増す。

・とっさに考えるので発想力が増す、アイデアが出やすくなる などです。

こういったスキルは、机上の勉強でなかなか身につくものでなく、体を動かしながら楽しく行うことで、その過程で身につくとのことです。

 

インプロ・ゲームの1つに、「ピーピーゲーム」があります。

ゲームの目的>
スピーチをするとき、しっかりアイコンタクトをとれるようになることです。

<ゲームの方法>
まず1人が5分間スピーチのように演台に出ます。そして、そこから2、3mくらい離れて観客役のプレーヤー達が椅子に座ります。 

演台に出たスピーカーは、観客役のプレーヤーとアイコンタクトをしっかりと取ることに注意して話しをします。その間、観客役のプレーヤーは、みんなウルトラマンのスペシューム光線のような格好で話を聞きます。

そして、観客役のプレーヤーがスピーカーとのアイコンタクトをとれないと感じたときは、右手の直角を徐々に前に倒していきます。アイコンタクトが来たら、直角に戻します。

完全に右手が前に倒れてまっすぐになったら、「ピーピー」と観客役が大きな声で言って、アイコンタクトが来ていないことをスピーカーに知らせるのです。

このゲームをやってみて分かったことは、スピーカーは、観客役をしっかり見ていると思っていても、観客役からすると、アイコンタクトが不十分と感じていることでした。

ピーピーと言われる前に、アイコンタクトをしっかりと取るのはなかなか大変。
でも、楽しみながらアイコンタクトをとる練習になりました!!

 

他にも楽しみながら学べる「インプロ・ゲーム」は、いろいろとありました。 

下記の本にたくさんのゲームが書かれていますので、興味がありましたら、
ご覧になってみてください!

<参考図書>
「インプロゲーム―身体表現の即興ワークショップ」(晩成書房) 絹川友梨著

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食べるときは自己責任でお願いします。

2016-10-24 12:00:00 | 16期生のブログリレー

みなさんこんにちは。
稼プロ16期生の鯉沼です。

秋の長雨もどうやら過ぎ去り、さわやかな秋晴れが心地よい季節になりましたね。
寒暖の差が激しくて体調を崩されている方も多いようですが、みなさまご自愛ください。

この季節になると秋の山々の写真がたくさんFacebookに投稿されて、それらをみると私もどこかに行きたくなります。
事情があって11月半ばまでは動けないのですが、紅葉狩りに間に合う間に出かけられれば良いなと思ってます。

みなさんが撮られた素敵な自然の写真をみると、以前、ブログでご紹介した出口治明さん著『本物の教養』の前書きに書かれていた以下の言葉を思い出します。

『私のような大学も出ていない年をとった無知な女でも、まだ道端に咲いている花の名前を一日にひとつぐらいは覚えることができる。
ひとつ名前を知れば、世界の謎がひとつ解けることになる。
その分だけ人生と世界は単純になっていく。だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい。』 ココ・シャネル

出口さんはこの言葉を受けて、「教養とは生き方の問題ではないでしょうか」と続けています。
これを私がきちんと理解するまでには時間がかかりそうですが、単純化して「どんなことでも興味を持とう!」と受け止めたい、ということを以前のブログにて書かせていただきました。

あー、そんなこと言いながらも、貝井さんのブログみて思い出しちゃいました。
「嫌われる勇気」読みました。アドラーさんに興味持ちました。でも「アドラー心理学入門」全然読み進めずにKindleの中で放置されてます。
ええ。はい。読みます。

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道端で見つける好奇心:きのこ編①

私は年に3~4回山に行きます。↓は夏に御岳山~鋸山を縦走した時の道端の写真。
花を撮りたかったのですが、全然なくて。

  

私が調べた限りでは、3枚とも同じアカタケ タマゴタケ(2016/10/24 21:00 修正) というキノコのようです。
左の状態で見たときは、誰かのお弁当から落っこちたトマトかと思いました。
現地では毒キノコであると確信していたのですが、どうやら美味しいみたいです。

でも、ベニテングタケ(毒)と見間違えることも多いらしいので、このブログを根拠にして食べないでくださいね。
 私は、食べません。

鯉沼和久

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研修講師として心がけていること

2016-10-23 12:00:00 | 塾長からのメッセージ

こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。

研修講師の仕事をすることが多いですが、終わったあとに、お礼のお手紙をいただいたり、メールをいただくことがあります。こんなとき、講師をしていてよかったとやりがいを感じます。

研修講師をしていて一番心がけていることは、研修後、受講生の方々に新たなアクションを起こしてもらい、前進してもらうことです。

先日、CS向上研修を行いました。その中で具体的な向上策をグループで討議してもらい、発表してもらいました。方向性もあっていて、理想的な内容でしたが、今おかれている環境の中で本当にその時間を捻出できるのだろうか? 実現できるのだろうか? と率直に感じました。そんな時は、褒めながらも、厳しい指摘をせざるを得ません。みなさんが考えたことを絵に描いた餅で終わらせないこと、そして解決策の実現に向けて皆さんの背中を押すことが私の役割であることを伝え、実現できそうな代替案を助言しました。

研修中、一人の受講生が休憩時間にその代替案なら実現できそうなので、もっと聞きたいと尋ねてきました。そして、研修後にお礼のメールも届きました。
研修講師という仕事は、一人ひとりの受講生と向き合うこと、そして与えられたテーマの実践をお手伝いすることだと思っています。

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経営革新計画と経営力向上計画

2016-10-22 08:06:23 | 16期生のブログリレー
みなさんこんにちは。16期事務局の小野田です。
 
 ご存じと思いますが、平成28年7月1日から経営力強化法が施行されました。
 この経営力強化法は、経営力向上計画というA42枚の申請書を提出することで、固定資産税が半額になったり、保証協会の枠が増額されたりするメリットが得られるという施策です。
 
 これまで中小企業庁の似たようなスキームとして経営革新計画がありました。私も一件だけですが体験させて頂き、労力の割に得られるメリットが少ないのでは?と感じました。
経営力向上計画は、取得後のメリットや目的から考えて、経営革新計画の簡易版のような印象です。 
 
 補助金のように直接お金がもらえるわけではないので、より簡単に申請できるように使用と考えたのではないかと想像します。
 
 今回の経営力強化法による支援と連携して、「より使いやすい」ツール類も準備されました。そのひとつがロカベンです。経営分析をするためのツールで、ローカルベンチマーク(通称ロカベン)という名前がついています。
 
 
 これはエクセルシートをダウンロードして、決算書から必要な数値を入力すると財務分析ができるというものです。
 
 先の経営力向上計画では、現状分析の部分でこのロカベンを利用することが推奨されています。
 
 このように申請書類が簡素化されていくと、利用者のハードルが低くなり申請件数が増える一方で、この申請書の内容で。経営力を向上させる計画かどうかを本当に判断できるのだろうか?という疑問も少し感じてしまいます。
 
 さらに、「事業分野別指針」というのも発表されており、業種ごとに何をすべきかという指針も示されました。
 例えば、製造業ならロボットの導入、卸小売りならITの利用による省力化など、「これが課題でしょ!」という項目が示されていると言うことです。
 経営力向上計画には、この事業分野別指針から選んで記入すれば良いので書きやすいです。
 
 事業分野別指針の概要について
 
 上記に策定されている分野の企業さんを支援する機会がある方は、是非経営力向上計画の作成を提案してみては如何でしょうか?
 
小野田
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