東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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2017-11-25 22:58:09 | 17期生のブログリレー

事務局の大石泰弘です。

 独立して1年半経ちました。3年間は全力疾走しながら自分のスタイルを決めて力をつけていこうと決め走ってきました。いろんな診断士にお会いするにつけ、つくづく感じています。コンサルタントの活躍方法は百人百様だと。

 一方で共通点もわかってきました。コンサルタントの商品はコンテンツだと。研修講師でも経営コンサルティングでもです。コンテンツを量も質も充実させないとあまり稼げないとわかってきました。そう感じているのは私だけではなく、同期の診断士たちもそう思ってコンテンツつくりに励んでいることもわかってきました。

 それではコンテンツってどうつくるのでしょうか。
私は今3つの方法でコンテンツつくりをやろうとしています。3つに共通しているのは発信することです。
以下が3つの方法です。
①研究会で発表する:同じネタをいろんな研究会で話すといろんな指摘をうけられ磨かれます。
②継続的にお客様を支援する:連続的コンテンツを現実的に必死で考えます。
③ブログ:コンテンツづくりと宣伝を1石2丁で期待できます。さぼれなくなります。

 私は稼プロ!のビジネス小論文をベースにモチベーションをテーマにしたパワポを作成し、研究会で発表しながらブラッシュアップしています。社労士が多い研究会では社労士視点で新鮮な指摘をたくさんいただきました。ぼこぼこにされてどんどんよくなっていきます。

 本日は河野先生が、自分のメディアを作って発信しろと言われていました。今私が感じていることが間違っていなかったなと自信を得ました。私はブログにしようと思います。昨日ホームページ作成セミナーに参加したので間もなく始めます。
乞うご期待!!

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地方創生の実態

2017-11-24 21:57:13 | 17期生のブログリレー

こんにちは。17期生の山本はるかです。
7回目の投稿となる今回は、久しぶりにまちづくりについて書こうと思います。
テーマは地方創生です。

10月に長野県木祖村へ訪問してきました。
木祖村は、私の関わっている名古屋市の桜山商店街と姉妹提携をしており、
商店街内にアンテナショップを設けているなど、非常に関わりの深い地域です。
地方創生への取り組みの一例としてご紹介したいと思います。

①木祖村
長野県の南に位置し、2,000m級の山々に囲まれた農山村で、人口3,000名程の地域です。
占い芸人が「縁結神社」を紹介したことから、このパワースポットに訪れる人が増えているとのことです。
冬には藪原高原スキー場、夏はマラソン大会や自転車レースで観光客が訪れます。
地酒では、木曽川源流ダムの地下トンネルで熟成させた日本酒があり、マイルドな味わいだと言います。

②下流との交流
木祖村は、下流の名古屋市をはじめとする中京地区の水源である木曽川の源流があります。
そのため、名古屋市上下水道局職員を受入れ研修を行ったり、愛知県日進市が植林を行ったりと、
下流との交流に軸足を置いています。
桜山商店街のアンテナショップについても、狙うはUターンやIターン。
ターゲットが明確です。

③周辺自治体との連携
木祖村には中山道の藪原宿があります。
隣りに位置する塩尻市の奈良井宿から藪原宿へのウォーキングコースがあります。
ここ数年の取り組みとして、皇女和宮のイベントがここで行われています。
江戸時代に皇女和宮が十四代将軍に嫁ぐ際に、この中山道を通ったことから、このイベントが開催されるようになりました。
このように、周辺自治体とうまく連携したイベントを開催することで、地域全体での観光客取り込みを行おうとしています。

地方創生の課題は、行政主導ではなく村民が自主性を持って観光産業に取り組むこと。
その一環として、この10月、行政が一般社団法人観光協会を立ち上げました。
平成33年度の目標値は下記の通りです。*()は平成28年度実績

 観光入込客数 300,000人(239,224人)
 村内宿泊客数 20,000人(15,911人)
 交流人口 7,500人(5,933人)
 観光消費額 12億円(8.13億円)
 特産品開発 2商品

村民が自主的に取り組むきっかけとなり、工夫された取り組みが出てくることが期待されます。
地域おこし協力隊で若い人材が移住する等、変化の兆しは出てきています。
私自身も名古屋の方で、微力ながら協力していきたいと思います。

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ストーリーとしての競争戦略

2017-11-23 11:29:48 | 17期生のブログリレー

17期の永井ゆうくんです。


今回は、といいますか、今回も経営戦略論に関する書籍のご紹介です。
ご存知の方も多いと思います。


経営戦略本としては異例のベストセラーとなった「ストーリーとしての競争戦略(楠木建.2010)」です。
本書の要諦は、以下のとおりです。


 


・流れと動きを持った「ストーリー」として戦略を捉え、競争戦略と競争優位の本質を考える

・個別の違いをバラバラと出すのではなく、要素間の因果関係と相互作用をはっきりさせ、全体としてのダイナミックな事業の動きを語る。簡単にいうと、「違いをつくって、つなげる」

・これは、”アクションリスト、法則、テンプレート、ベストプラクティス、シミュレーション、ゲーム理論”ではない。"ビジネスモデル、システム、アーキテクチャ"と多くを共有するもの

・持続的な競争優位は、特定のポジション・能力の違いでは確立しにくい。戦略ストーリーはそこに至る、切り札たるもの


 


こういった主張の前提として、本書では、競争戦略の基本論理の本質部分をおさらいしています。


 


競争戦略の目的・ゴールを迷わないこと


企業は多くのステークホルダー(取引先、従業員、債権者、社会・地域など)に囲まれ、様々な貢献を要請されます。
本書では、成長、シェア、利益、顧客満足、従業員満足、社会貢献、時価総額を挙げたうえで、ゴールを明確化しています。
それは利益です。より詳細にいえば、長期的に持続可能な利益の最大化といえます。
逆説的ですが、利益をしっかり生み出している企業において、他のことは大抵なんとかなる、もしくは利益追求の過程でなんとかなっている。
だから、利益は必要不可欠という論理です。


長期利益最大化の観点は、前回ご紹介した「経営戦略を問いなおす(三品和広.2006)」における主張と同様です。
ただ、こちらの論理は、経済学に由来する市場取引前後の幸福度の増大によるものでした。


 


利益の源泉を、①業界構造と②競争戦略論から整理すること


利益はどこから、どのように生まれるか。


これは、①ポーターの競争戦略論を源泉にした業界の競争構造と、②戦略による競争優位の構築(違いをつくる)、という二つの観点があります。


①は、そもそも利益を出しやすい業界と出しにくい業界というもの。分析の枠組みとして有名なのは、「ファイブ・フォース(注1)」ですね。


②は、競争戦略の本質を「他社との違いをつくること」と定義したうえで、


a.「種類の違い」=「他社と違ったことをする」=要諦:"何をやって、何をやらないか"という活動の選択

b.「程度の違い」=「他社と違ったものを持つ」=要諦:他社が簡単にまねできない、独自の強みを持つ


に着目するものです。


感心したのは、他社が簡単にまねできない経営資源を、「組織に定着しているルーティン」と結論付けている点です。
因果関係の曖昧さや、長期間かけ紆余曲折を経て形成されるものであること、時間の経過に伴う進化。これらに、この論理を求めています。


また、a:無競争の戦略、b.殴り合いの戦略といったイメージをもつと、理解が進むかもしれません。


 


[注記]


1 

ファイブフォースの骨格を理解していると、業界構造分析のみならず、ビジネス上のあらゆる意思決定に生かせるものです。
例をひとつ挙げると、買い手の交渉力のうち、"買い手の購入量が売り手の販売量に占める割合が大きい"という要因に対し、どのようなリスクが考えられるでしょうか?それは、利益率の減少圧力の高まり、つまり、買い手の価格交渉力が高いということです。
例えば、大口顧客からの受注拡大の打診に対して、「大きなビジネスチャンスだ!ぜひ進めよう」、「大口顧客が獲得できれば販管費をかける必要がなくなり、利益率が上がるぞ!」と明るい面のみに目を向けるのではなく、「依存度上昇により、将来的な値引き圧力がリスクとして想定されるな…」という発想をもてるかどうかが重要です。

このように、ファイブフォースの考え方が、ビジネス上の意思決定でも大いに役立つところです。
(参考本:「経営戦略の思考法(沼上幹.2009)」)

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SNSの新しい活用方法

2017-11-22 10:19:16 | 17期生のブログリレー

講師の亀田です。本日はマーケティングの最新事例をご紹介したいと思います。

それは、企業同士によるツイッター上の交流が活発に行われ、人気を集めています。

 

これまでも、人気のある企業ツイッターはありましたが、シャープやタニタ、キングジムといった、

異業種で接点がなさそうな企業が、友達のような関係を構築している点が注目ポイントです。

 

例えば、タニタが「タニタとコラボしてくれるところないかな」とつぶやくと、

シャープが反応し、軽妙なやり取りが続きました。

このやり取りは、ウェブコミックになり、16年には書籍化もされたそうです。

 

また、キングジムもシャープは、単なる会話だけではなく、

お互いの商品を試してみて、その感想を言い合うなど、深い関係を構築しています。

この二社は、デジタルの世界からリアルの世界まで交流が発展し、

今年8月には両社社長が一緒に公園でポケモンGoを楽しむ企画へ発展しています。

 

これまでは、企業対生活者のコミュニケーションの中でブランド形成されていましたが、

この事例の場合は、企業対企業のやり取りを生活者が眺めることで、

ブランドの人格が形成、ブランドとの距離感や親近感があがっていく、という新しいタイプの事例ですね。

マーケティング4.0時代のブランディング手法としも注目をしていきたいと思います。

 

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街のイルミネーションとクリスマス、そしてサンタクロース

2017-11-21 06:21:28 | 17期生のブログリレー

17期生の設楽です。お世話になります。

11月下旬に入り、そろそろ街はクリスマスのイルミネーションで彩られる。そんな季節ですね。そんなわけで今日はクリスマスの話をする・・・のですが、ある日のこと、家内が私に相談があると言ってきました。

「ねぇ、もうそろそろ言った方がいいんじゃない?」

私の娘は小学3年生。本当はサンタクロースは実在せず、実は両親がクリスマスプレゼントを枕元に置いていることに気付いているのではないか? なので、そろそろ親が(プレゼントを)事前に買っていると説明したほうがいいんじゃないか?というのです。と、ここで私の眉がピクリと動きました。サンタクロースが実在しない・・・だと?

何を言っているんだ!!(バンバン←机をたたく音(笑))

そんなはずはない、と言いました。なぜなら、理由は簡単。私はサンタクロースに会ったことがあるからです。

17期生の最初の投稿で、英語の勉強のためにロンドンに行った話を書きました。実はこの話、続きがあります。ロンドンで2週間のホームステイを体験した後、私は趣くままにフィンランドに向かいました。これも動機はわかりやすいです。前回の投稿でケータイのことを書きましたが、当時世界最大の携帯電話メーカーであったノキアのあるフィンランドに行きたかったからです。現地の人たちが実際どのようにケータイを使っているのか?日本人と何がどう違うのか?を直接見たかったからです。

ただその前に、ロンドンから首都ヘルシンキを経由して国内線で1時間ちょっとでつく北の果て、ロバニエミという街に向かいました。季節はちょうど今頃で気温はマイナス20度から30度。そんなところです。ここはオーロラ観光で有名であると同時に、サンタクロース村があることでも知られています。サンタクロースはクリスマス以外はいつもここにいるということなので、もちろん会わずにはいられません。

ところが、です。いきなりサンタさんは私に衝撃をあたえました。Nice to meet you と話しかけた私に「こんにちは」と返答してきたのです。これには目が点になるくらい驚きました。これは面白いと思った私は、Wow! Why can you speak Japanese? I'm really surprised! と訊ねたところ、

I can speak all languages in the world.(※なぜかこっちは英語)

と答えてくれました。な、なんと、、さすがサンタさん、世界中のすべての言葉が話せるとは、、、。確かに当たり前と言われればそれまでですが、もうバイリンガル、トライリンガルをはるかに超越したオールリンガル。それがサンタクロース。私はすっかりサンタさんの虜になってしまいました。と、ここでサンタさんとの記念撮影を皆さまにお見せしたいのですが、それを実現するためには1枚1500円かかると言われ(苦笑)、断念したのを覚えています。

サンタさんとの衝撃的な出会いの後、私はサンタクロース村の中にある郵便局に行きました。ここでは、自分の書いた手紙を(サンタさんの切手付きで)クリスマスの時期に届けてくれるサービス、そしてサンタクロースから直接お手紙をもらえるというサービス(それも5ヶ国語に対応。日本語OK!)があります。ちなみにこのサービス、日本からでも頼めます。いわゆる通販ですね(笑)。今年は娘の分を頼む予定です。

残念ながら肝心のオーロラは見れずじまいでしたが、ロバニエミの街は幻想的だったのを覚えています。街灯1つとってみても、下の写真のように非常にセンスあふれるものでした。そして、この小さな街にも電器店があり、今の会社の看板が飾ってあったことに気付きました。「ああ、こんな北の果てにも(これから入る)会社の看板があるなんて。。。これはすごい。身を引き締めて頑張らないと。」と心に誓ったのを覚えています。私は中途採用で12月1日入社なのですが、毎年、この季節になるとこのことを思い出します。

その後、ケータイ目当てでヘルシンキに戻りました。ただ実際のところ、ケータイの使い方はあまり日本人と変わらなかったです。というより、iモードのようなサービスがないので通話オンリーです。昼間からウォッカ片手に街中歩いてひっくり返っている人がいたり、サウナ出た直後に乾杯している人がいたり(危ないような。。。)、とにかくのんびりしたところでした。雰囲気的には映画「かもめ食堂」そのままという感じでした。

そんなわけで、、、サンタクロースは実在する、だから大人になったら飛行機を乗り継いで直接会いに行ってらっしゃい。今年のクリスマス、私は娘にそんな話をするつもりです。

設楽英彦

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