東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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独立して意外に大変だったこと

2019-11-15 12:00:00 | 19期生のブログリレー

19期生の田中宏樹です。

早いもので11月も半ばとなり、今年も残すところ1箇月半となりました。
私は昨年の7月に独立しました。あっという間の1年と4か月で、時間の経ち方はサラリーマンより早いように思えます。

今回のテーマは独立して意外に大変だったことについてです。
独立して大変なこととして、一般的に上がる意見としては、仕事を取るのが大変とか、単価の設定をどのようにすればいいかといったことが多いかと思います。
私も当然、そこは苦労しましたが、それ以外のことについて書きたい思います。

意外に大変だったことの前に、
大変だった仕事のベスト3について触れたいと思います。

3位が助成金です。
東京都の助成金の仕事を中心にさせて頂いています。事業者様からは採択されて欲しいとの思いが強いのですが、金額が大きくなればなるほど、採択率は低くなります。作成する側としては、時間はかかりますし、期待に応えたいというプレッシャーもあります。

2位が経営革新です。
作成しなければならない書類が多く、それぞれに時間がかかります。事業計画はもちろんのこと、資金繰りの作成も頼まれることが多いので、意外に大変でした。

1位が研修です。
セミナーは結構やっているのですが、研修は1回が5~7時間と長丁場のため、時間割からゴールイメージ、コンテンツ作りと想像以上に大変で、とても苦労しました。最初に実施した研修は骨子を始めとして、最後は通しの練習まで行ったので、一本の研修を完成させるまで3か月ぐらいかかりました。

これらで共通しているのが、仕事を請け負うときに工数が読めなかったことです。
独立して意外に大変だったこと、それは何もかもが初めてなことが多いので、「工数がわからない」ということでした。工数が分からないため、3日ぐらいで終わると思って引き受けたら、一週間かかってしまったとか。一方で、一週間ぐらいかかると思ったら二日で終わったということが多々ありました。このため、二週間ぐらい休みが取れなかったり、早く終わって、仕事が入っていない日があったりと繁閑の差が大きかった一年でした。

独立二年目となり、少しずつ経験も積めてきたおかげで、過去にやったことのある仕事は工数も読めてスケジュールも上手く組めるようになったと思います。
私は、まだまだ未経験なことが多いので、来年も引き続き、新しいことには常にチャレンジしていきたいと思います。

 

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大切なことは相手に伝えること

2019-11-14 12:00:00 | 19期生のブログリレー

皆さん、こんにちは。19期生の高橋です。

今日は「大切なことは相手に伝えること」についてお伝えします。

 

個人的なことになりますが、先日、私の友人のお母さまがご病気で亡くなりました。

とても大切な友人で私は彼女が心配で会いに行きました。

 

彼女と話をしている中で、彼女の会社の同僚や上司の方々から心配されていることを聞きました。

みんながとても心配してくれていることに、とてもありがたいと感謝していました。

私も大切な友人なのでとても心配です。

なぜ自分のことをそんなに心配してくれるんだろうと言っていました。

それは、私から見ればわかります。

彼女は繊細でなんでも物事をまっすぐに受け止める人です。

まっすぐに直面するのでとても物事を大きく受け止めます。

誰に対しても偏見をもたずに見る努力をしています。

純粋な心がありとても魅力的です。

 

自分の魅力は自分ではよく分からないのだと思います。

その人の魅力は周りにいる人が良く分かっていて、その魅力に惹かれていると思います。

本人が自分の魅力に気が付かなくても周りの人がわかっていて、そこに惹かれて集まってきます。



そして大切なことは、ちゃんと本人にその気持ちを伝えることだと思います。

なかなか想いを伝えられない人もいます。

でも伝えられたことでどんなに聞いた相手は嬉しい気持ちになるでしょう。

いくら思っていても言葉として相手に届けることは、とても心に響きます。

ちゃんと言葉として聞けることで、本当にそうなんだと嬉しくなります。

そして何度も伝えていくことで相手に届くと思います。

そのことを心に思って伝えていこうと思います。

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初めて年金相談に行ってきました。

2019-11-13 12:00:00 | 塾長からのメッセージ

こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。

先日、居住している区にある年金事務所の予約相談に行ってきました。その体験について記したいと思います。
いつのまにか、年金をいただける年齢になっていました。

年金請求書が送られてきたのは、かなり前でした。
年金を受け取るには、受け取れる年齢の前日以降に請求書を提出するという手続きを踏まなければなりません。

請求書は、10枚のシートが簡易製本されています。
見開きで、左側に記入の仕方、右側が記入シートです。
「こんなに沢山記入するんだ! 大変だなぁ、面倒だなぁ」と感じてしまい、そのまま避けていました。 

こんな状態で、あっというまに年金を受け取れる誕生日が来てしまい、あわてて、相談の予約をした次第です。 

当日、私よりずっと若い女性の社労士の方が相談を受けてくださいました。
「請求書の記入の仕方を教えてください」という私に、テキパキと、「ここに、●●●を記入してください。」とトントンと進んでいきます。
結論は、記入欄に対して、私が記入した箇所は、全体の10分の1ぐらいでしょうか! いや、もっと少ないかも!
ほとんどが記入不要だったのです!

自分ひとりで請求書を作成するとしたら、記入が必要なのか不要なのかを判断するために、「記入上の注意事項」を読まなければなりません。それだけでも負荷が大きいです。
本業で多忙を極めている中、年金事務所に行くための時間を捻出するのは、正直、気が重かったのですが、待ち時間もなく、30分もかからずに、すべてを気持ちよく終えることができました。

相談を受けている途中、帰宅後に確認して記入する項目に、私が、印をつけようとすると
「最後に、私の方で附箋を貼りますから、大丈夫ですよ」と声がけをしてくださいました。
そして、提出が必要な書類についても、分かりやすく説明をしてくださり、返信用の封筒もつけてくれました。

「こんなに簡単だったんだ!」というのが正直な感想。 

相談を終えて事務所を出ようとしたら、その方が追いかけてきて、「一つ、情報提供したいのですが……、お時間大丈夫ですか?」と。
「はい」と答えると、ロビーで「個人情報ですが、ここでお話をしても大丈夫ですか?」と気を遣ってくださいます。待っている人もいなかったので、なんの問題もなく、そこで話しを聞きました。
提供したい情報とは、私が自分の会社から受け取る給料の額と、年金支払い停止の関係。年金支払い停止にならない給与額の上限を教えてくれました。私にとってとても大事な情報です。

テキパキと、分かりやすく、短時間で、そして大事なことはすべて聞くことができ、年金事務所に対する印象が良くなりました。
当塾では、相談を受ける側の指導(経営相談の受け方)をしていますが、自分が相談する側の経験は、貴重な体験になりますね。
同じ士業の社労士さん、プロ意識を感じることができました。

ただ、1つ、年金事務所の対応でどうしても改善してほしいことがあります。この相談予約をしたいのに「予約受付専用電話」が通じないのです。
「ただいま混みあっています。後程、おかけなおしください」と一方的に切られます。何回電話をしても、つながらず、一方的に切られます。
ちょうど、家人が年金事務所に行く用事があったので、窓口で予約をしてきてもらいました。待たされてもいいので「順番におつなぎしますので、しばらくお待ちください」にしてほしいなぁと思います。

年金、今まで意識してこなかったけど、少額であっても、受け取れるって、嬉しいものですね!

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思うは招く

2019-11-12 12:00:00 | 19期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。19期生の繁野邦博です。

11月10日には、秋晴れの空のもと天皇皇后両陛下の即位パレードが行われましたね。
沿道には約12万人もの方々が集まられ、新しい時代の祝賀ムードに包まれていました。

改めて、新元号の「令和」の由来を調べてみると、
「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」
という新たな時代への祈りが込められているそうです。

私もテレビでパレードを拝見しながら、平成の時代を振り返っており、
令和の時代にも見ていただきたい動画を思い出したのでご紹介させていただきます。

稼プロ!のみなさんだけでなく、今回は今年中小企業診断士になられる方、
現在目指されている方、ご自身のキャリアに悩まれている方の一助になれば嬉しいです。

5年前に公開された動画で現在では400万回以上視聴されていますので、
ご存じの方も多くいらっしゃるかと思いますが、
ドラマ『下町ロケット』のモデルにもなったと言われている
株式会社植松電機の植松努さんのTEDxの公演動画です。
もしご覧になってない方がいらっしゃいましたら是非ご覧ください。

Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo

なぜ今回この動画をご紹介したかというと、4年前に私が自身のキャリアについて悩んでいた頃、
この公演をきっかけに、中小企業診断士を本気で志し、大学院の養成課程へ入学することを
決意した転機となったためです。

公演の中で植松さんは、以下のようなことを仰っています。
・自分ができないことはしてもらうしかなく、お金がかかる。
・裏を返すと、自分ができることはしてあげられることになり、仕事になるかもしれない。
・だから、人間が生きていく上で大事なことは「楽をすること」や「お金持ちになること」ではなく、
 「できなかったこと」が「できるようになること」かもしれない。
・しかし、時に周囲の「どーせ無理」という簡単な言葉が、人の自信と可能性を奪ってしまう。
・自信を無くした人は他の人の自信を奪ってしまうことがある。
・そして、「どーせ無理」という人は往々にして「やったことがない人」。
・自信をとりもどすためには、やったことがないことをやってみよう。
・でも、やったことがないことをやると失敗することがある。
・私たちは1回きりの人生をぶっつけ本番で生きている。だから失敗があるのは当たり前。
・失敗は、よりよくするためのデータだと思って乗り越えよう。
・人ができることには限りがあり、足りないからこそ助け合える。
・「自分なんて」とできない理由を探すのではなく、できる理由を考えよう。
・これからの日本や世界を良くしていくためには、「やったことがないことをやりたがる人」、
 「あきらめない人」、「工夫する人」が増えれば良い。「どーせ無理」に負けない人が増えれば良い。
・「どーせ無理」ではなく、「だったらこうしてみたら?」を流行らせよう。

社会人になって10年間、「いつかは」、「お金ができたら」、「時間ができたら」と理由を作り、
外の世界に触れること、新たなことに挑戦することを、やってみたいことを先延ばしにして
モヤモヤしていた私でしたが、このお話に背中を押され、中小企業の方々の悩みに対して、
「だったらこうしてみましょう」と言える診断士を目指すようになりました。

あくまで個人の感想ですが、10年間動けなかった人間を20分で動かすスピーチってすごいですよね。

おかげで、それまでは企業内の世界がほぼすべてだったのですが、
この3年間で大学院の戦友や恩師、鴨志田塾長、研究会の方々、稼プロ!のみなさんと
ご縁が広がり、世界も価値観も大きく広げていただいたように思います。

「だったらこうしてみたら?」とアドバイスをくださる方、
「だったらこうしてみませんか?」とご支援をしたい方にも恵まれるようになりました。

人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ令和の時代を
みなさんとご一緒できることを楽しみにしております。

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タテの糸 ヨコの糸

2019-11-11 12:00:00 | 19期生のブログリレー
みなさん、こんにちは。
19期生佐々木辰也です。
 
朝晩がだんだん冷えてきた今日このごろですが、みなさんお風邪など召しませぬようご自愛ください。
10月に衣替えを行った方も、このタイミングで冬物を取り出しやすくする必要があるかもしれませんね。
織りなす布は貴方を暖めてくれることでしょう。
 
さて、話は変わりますが私たち診断士は一般の方よりも多く、「経営」という言葉を口にするのではないかと思います。
 
今日はこの「経営」という言葉に焦点をあてたいと思います。
 
「経」という字は、古代中国では織物のタテ糸を意味していたそうです。
他に経をつかった用語に経線があります。地球儀や世界地図で地点を示す場合に使うタテ線のことを指す言葉です。
やはりタテなんですね。
また、経には動かないという意味もあるようです。仏教では、不変の道理を示した書物のことを、経(きょう)といいます。
織物においても、布を織る際にはタテ糸は動きません。
 
一方で「営」の字は、さしずめヨコ糸と解釈できます。
タテ糸がまっすぐに通っているからこそ、ヨコ糸は自由自在に動ける。
 
このタテとヨコが織りなすのが経営でありましょう。
 
カッコのいいことを書いていますが、実はこの話のほとんどは私の大好きな経営者である、藤沢武夫さんの本が出典です。
その本には直接的な表現では書いていませんが、ここでいうタテ糸は藤沢さんのことで、ヨコ糸は本田宗一郎さんを指していると本全体から感じ取ることができます。
 
さて、私たち診断士はどちらの糸になることを要求されているのでしょうか?
 
「診断士さん。ウチの会社はWebマーケティングをもっと強化したいし、フラグシップ商品も出したい。設備の更新もしたいし、地域への貢献活動もやりたい。できますかね?」と経営者様に相談を受けたときに、
「社長、まずは財務状況を正確に把握しましょう。キャッシュや商品別原価などもやもやしたままのことを見える化するのが先です。」と、動かないファクトに基づくアプローチを提案する。いわばタテ糸。
 
「診断士さん。ウチは3期連続で業績が良いので、次のために新市場開拓や新サービス開発をやりたいんだよね。できますかね?」との相談には、「社長、わかりました。貴社の強みからどの市場や商品コンセプトが最適かご提案させてください。」と、経営戦略に直接に提案する。いわばヨコ糸。
 
 
どちらを要求された場合でもそれを読み取って、的確に支援できるよう力をつけていきたいですね。
 
逢うべき糸に出会えたことを、しあわせと呼べるように。
 
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