CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

石水博物館 川喜多半泥子の秋

2019-12-18 21:23:22 | 陶磁器を探す旅と名物
すっかり川喜多半泥子に心奪われて、
二度目の博物館めぐりであります
今回は、なんと、お茶席まであって、呈茶を味わったり
凄い満喫してきたのでありますが、
展示も凄くよかったのでありました

秋をテーマにした陶器のほか、
半泥子の軸がたくさん展示されていたのが印象的で、
本当多芸な人だなと改めて思い知ったのであります
特に絵が凄い、むっちゃ上手い
葉鶏頭の絵があったんだけども、色鮮やかなのにがちゃがちゃしてなくて、
すらっとして、それでいて物凄く美しい
この軸だけ、ただただ眺めていたくなるほどでありました
凄いな本当に

陶器では、やっぱりステキだわと
慾袋をじっくりと見てきて、
これで3つある同作品のうち、2つまで見たんじゃねぇかなと
思ったりして、興奮を抑えられない

茶碗 すず虫
今回の目玉の一つだったようで、先頭に飾ってあったのだけども
独特のすすき模様が美しく、
今回秋というテーマから、この尾花が多く見られたんだけど
光悦っぽいというか、乾山っぽいというか、
いいなぁとほれぼれ見入ったのでありました

茶碗 どん栗
これが今回、一番気に入った一碗でありました
小ぶりの茶碗で、赤茶の肌を灰色の釉薬がさっと覆っているような
綺麗というではないけども、凄く整って見えた
もっと、豪放で、ややもすると乱雑なほうがらしいと
勝手に思ってるんだけども、これはそのあたりよりは
ややおとなしくて、手にすっぽり納まりそうな感じが好みでありました

茶碗 むさしの
これもまた尾花柄なんだが、みずみずしい器の表面に
幾筋もの尾花が格子のごとくかかっていてかっこいい、
これも小ぶりなんだけども、荒々しい武蔵野を思わせるそれが
情景ともに見事に写されていてよかった

呼継茶碗 ねこなんちゅ
今回の展示で、呼継というもののよさが初めてわかった
先日の信楽でやってた魯山人展でも出ていたけど、
今回の、いや、半泥子のだからこそというべきか
こういう楽しみ方かというのが、物凄くわかる感じでステキだった
底に古い瀬戸の茶碗を使っておいて、それにあうように
自らの土で作ったものをくっつけたという代物
呼継の面白さというのが
こうやって楽しむものかと、圧倒されたというか
面白いなぁと感心したのでありました
凄い、豊蔵も結構作ってたらしいが、半泥子のが断然好きだわ
どっかで手にいれられんもんだろうか

また、次の機会を待ちつつ
まずは、楽しんだというメモを置く


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