Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ハンドルの角度調整 突きます

2022-09-03 20:08:54 | ロード
自転車のセッティング それを見直す為にハンドルの角度を変えます
今回はハンドルを突いてみます これはどの様な事なのかどうぞご覧下さい





石川県のカツリーズサイクル&デザインの マグネシウムとカーボンを使ったオリジナルフレームです
この自転車を組んでから殆ど触っていない ハンドルの角度を変えてみます






何時もなら後輪だけで自転車を保持するのですが
今回前後にスタンドを使い自転車を水平にしました
視覚に頼る調整なので 錯覚を無くす為です




現在のハンドル周りの状態です 目的はステムの長さを
変えずに STI レバーを身体に近付けたいのが理由です






現在のハンドルの角度は 上の写真が示す様に やや前下がりに
なっています それを次の写真の様に 水平近くまで調整するつもりです






その調整をする為には ハンドルを突きます
バーエンドを基準に前方へ突く事で角度を変えます
逆側へハンドルを動かす場合は しゃくる と言います




着手前に少ししておきたい事が有ります






水性のポスカと 物差しを使い現状の位置をマーキング
しておきます






現状の位置をマーキングする事で 調整量の確認と
元に戻す場合の基準線になります






今回はトルクレンチを使ってみます ハンドルクランプ用の
ボルトを緩めました






少しハンドルを突きました 先程のマーキング部分では
こんな感じです






ハンドルの状態を 変更前と変更後で見比べています
先程のマーキングより こちらを基準に目視で調整量は
決めます




指し棒を使い確認すると この様な感じで当初考えていた
ポジションに近付いています
この部分は平行以上に仰角を付ける事はまず有りません




今の段階で悩んでいても仕方が有りません 実際に乗って
その感覚を確かめます とりあえず今回はこれで決定です




クランプボルトを指定トルク 5N.m で締め込みます
トルクレンチを使うと手応えと言う部分に緊張感を
持たなくて良いので作業は凄く楽に出来ます
 
ただ、こればかり使っていると 自分の感覚を
養う事が出来なくなる 危険な道具でも有ります





今回の角度調整 ハンドルを突く事で STI レバーは上方向と手前に移動しています
これが STI レバーの操作のし易さに 繋がっているかは実走して確認してみます
ポジション出しはそんな簡単ではないとは思いますが・・

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ハンドルを突いてみようか

2022-08-31 20:04:58 | ロード
最近ロードレーサーのポジションを触る事が多くなりました ハンドルを少し突いてみようか
なんて考えています 突くってどう言う事なんでしょう





私が STIレバーを使い出したのは まだ13~4年前の事です その当時からレバーの位置に
満足した事が無くずっとストレスを感じています 先日思い切ってステムを 10mm 短くし
多少は改善されました それでもまだ遠く感じています





長く続けたポジションを変えたくなくて レバー操作を犠牲にしていましたが もう
考え方を変えて乗車姿勢より操作性を優先させても良いかな、と思い出しました
その為に ステムの長さは触らず ハンドルを突いて レバーを身体に近付けようかと
思います





ハンドルを 突く しゃくる とは昔から良く使う言葉ですが STI レバーが普及してから
その意味が曖昧になって来ました これは写真の様に、バーエンドを基準にします
ブレーキレバーを突く しゃくる と言うのは有りだと思います この場合はハンドルが
逆に動きますね





ステムを短くした事で思ってもみなかったペダリングに影響が出ましたが
それは良い方向に向っています





ハンドルを突くと STIレバーの位置が高くなり 身体に近付きます それは感覚として
解ります ただそれがどの様に影響するのかはやってみるしか有りませんね
全てが崩れる可能性も有りますが 一度チャレンジしてみましょう

以前この様な言を記事にしています お時間が有ればご覧下さい

自転車用語 ハンドルを突く 送る しゃくる - Kinoの自転車日記

自転車を語るうえで使う言葉自転車愛好家が増え新しい機材などが出来るとその用語に変化が有っても不思議では有りませんただ曖昧な表現も幾らか有ります今回はハンドル周り...

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ロードレーサー 洗車後の美装

2022-06-14 20:14:55 | ロード
ロードレーサーの洗車を行い その後の美装や各部のオイルアップを行います
洗車時に発見した不具合にも手を加えます







私のロードレーサーですが洗車を行いました 定期的な整備の一環です
すでにチェーンの整備は終わらせています 今回はその他の作業を行います




部品の各駆動部にオイルを注します 使うのは J-Max の
ナノコロオイルスプレーを選びました






前後の変速機にスプレーします 添加された CNT カーボン
ナノチューブが優れた性能を発揮します チェーンには同社の
違うシリーズの商品を使っています




ブレーキにも使います ブレーキゴムに飛散しないよう
ウエスで養生しています




余剰なオイルはウエスで拭き取っておきます






実は洗車の時に気が付いていましたが ブレーキゴムに
異物が付着していました






異物を取り省きます 先端の細い道具を使います
これは何でも結構です






リアブレーキにも有りました 小さく白く写っているのが
異物です 洗車の時はこの様に異常を感じたり見付けるのが
とても大切です




先程と同じ様に異物を取ります






この小さな物ですが おそらくリムが削れたアルミ片でしょう
これは良く有る事なので日頃から注意していると 良いですね






洗車時に水が入らない様に巻いていたテープを剥し
水分も拭き取っておきます




このシートラグの背割り部分からは 水が入り放題です
昔から綿のバーテープを切って貼っています




折角なので塗装面にワックスを掛けてやります
特に自転車用では有りません SUR LUSTER
シュワラスターの液体カーワックスです






自転車の洗車と美装は別の作業です 塗装面の状態に依って
使うワックスも替えています






ホイールを装着する前にフリーホイールのギアにも
オイルをスプレーしておきます 5速のボスフリーです




前回手入れが済んでいるチェーンの状態です オイルレスの
潤滑剤ですが これの使用感を試してみるのが楽しみです





これで一連の洗車とオイルアップ、美装まで終わらせました これは自転車の状態を
観察する為に 定期的に行った方が良いと思います 2回に渡りお付き合いを有り難う
ございました 次回はチェーンのオイルアップに使った新商品 オイルレス潤滑剤の
Dela Dry の使用感をお届け出来るかと思います

前回の作業 

チェーンにオイルレス潤滑剤 Dela Dry - Kinoの自転車日記

前回丁寧に洗車をしたロードレーサーのチェーンにオイルを使わない潤滑剤DelaDryを使いオイルアップを行いますロードレーサーの洗車とチェーンの洗浄は丁寧に済ませています...

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ロードレーサーを洗車する

2022-06-12 20:01:33 | ロード
先日から良く乗っていたロードレーサーを洗車します 特に酷い汚れでは有りませんが
定期整備の一環です 洗車は自転車の状態を確認する為に行います





この自転車は何時でも乗れる状態にし保管しています それでも適度に洗車し
美装も行ってやります






シートピラーの取り付け部 ここからは水が良く入ります
洗車の時は養生した方が良いですね






ごく普通の電工用ビニールテープを巻いておきます




前後のホイールを外しました






ロードの洗車にはこのチェーンキーパーを使います
変速機も動かせる優れものです






小ギアが付いていないので チェーンを張るために
前はアウターギアに入れています






ホイールのクイックレリーズを外しておきます




備品も外して用意が出来ました




洗車をする為に場所を移しました




洗車の時には 駆動系の油脂汚れは特に綺麗にしたいですね
チェーンのオイルアップの為に良く洗浄します






チェーンの状態です 使っているオイルは Dela TRAIL






前はインナーギアしか使っていません 洗車をしない限り
掃除のし難い場所です Dela トリートメントオイルと言う
商品は 内部から汚れを出すと案内されていますが 言葉の通り
良く汚れています






この辺が綺麗になると 達成感が味わえます






ここには水道が有りません ポリタンクと高圧ポンプを
用意しています



 


洗車用具と洗浄剤です






ワコーズのフィルタークリーナーです 使う量はわずかです
30cc 位でしょうか この商品も廃番になって久しいです
買い置きが後 1本 しばらく大丈夫でしょう




フィルタークリーナーを塗布する為の刷毛です






フィルタークリーナーを刷毛に付け 油汚れの部分に
一塗り 擦らなくて良いです




フリーの歯にも塗ります このボスフリーは防水対策は
全くされていません 内部にクリーナーが入らない様に
注意は必要です




チェーンにも刷毛で 2~3周塗ります 今回は次のオイルを
違う物に変えるので チェーンの汚れは良く落とします




クリーナーの塗布が終わったので 水で洗い流します






洗い流しは上から下へ 充分な水を使います






チェーンホイールとチェーン 特にチェーンはローラーや
リンク内に汚れを残さないのが大切です 他の部分より水圧を
上げて使っています






水で洗い流したチェーンの状態です 汚れは落ちています
でも錆らしいものが気になります 絶えずチェーンには
オイルを乗せていますから こんな短時間で錆が出る事は
無いはずなんですが・・・








フレーム他 全体を洗う為に 洗剤を希釈します 泡が出る程度で
結構です 使っているのは シンプルグリーンです






サドルの表も裏も その他全てを優しく洗います
この時に何か異常や不具合が無いか良く観察します






ホイールもスポーク 1本まで良く洗いました






洗剤を洗い流します 泡切れの良い洗剤を選ぶと
使う水も少なくて済みます






チェーンホイールの裏側






フィルタークリーナーの刷毛塗りだけで これだけ
綺麗になります 気持ちが良いですね





これで洗車は終わりました 使った水は 20L 程です 泡切れの悪い洗剤では
こうは行きません さてこの後 各部のオイルアップとチェーンには始めての
オイルレス潤滑剤を使う予定をしています 次回もどうぞお付き合い下さい

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サドルを交換する サンマルコ アスピデ

2022-05-29 20:06:03 | ロード
私が保管している選手時代のロードレーサーのサドルを セラ イタリア SLK から
セラ サンマルコのアスピデへ交換します





1974年に作ったロードフレームです当時の部品が殆どですが 比較的新しい物に
交換している奴も幾らか有ります 今回はそんな中のサドルを交換します






サドルに吊っているスペアタイヤを外しました




今使っているのは Selle ITALIA の SLK と言う奴です
乗っていて不具合が有る訳では無いのですが 交換は 
見た目が私の好みでは無いと言う 凄く勝手な理由です






次に使うのは Selle San marco の Aspide 綺麗な形をしています
本当はサドルの中割れが無い Aspide が良いのですが今回はこれを
使ってみます




正確にサドルポジションを復元したいので
出来るだけの用意はします




縦横にレーザーを飛ばす オートレーザーレベルを
使います






この機種を選ぶ時は 自身の位置を表す下部ポインター
と言う機械の真下にレーザーを照射する物が良いです
これが無ければ仕事でも使い物にならないです




自転車に対して正しい位置にレーザーをセットする為に
土間には 直角に交わる線を朱墨で打っています




その様な環境を整えた状態でレーザーを調整します
機械は自転車のハンガー芯と直角に交わる位置にセットし
縦のラインは B.B 芯に合わせます このレーザー光は天井まで
伸びています






横のラインは水平に照射しています これを前後のハブ芯に
合せます これはメンテ台で調整しますが、これをする事で
自転車が水平に置かれている事になります






準備が終わればサドル位置を計測します これは
ハンガー芯からのサドル後退寸法を測っています
35mmの所にレーザー光が有ります






これはサドルの水平を確認しています




サドルの上に正しく水平器をセットするのは難しいので
真っ直ぐな板をサドルの上に置いて作業を進めます






これは前後のハブ芯からのサドルの高さを測っています
これらの計測は全てレーザー光が有るから出来る方法です






今回は必要な部分だけ測っています 図面に寸法を
落としましたので これを元に次のサドル位置を決めます
※ 図面が見難くかったので記事用に P.Cで加工しています






では始めます 今のサドルを外します 使っているのは
2本締めのシートピラーです 固定ボルトはサドルの座面に
隠れています




このヤグラのボルトに使うのは 10mm のスパナです
作業のしずらい場所で色々と工具を試しましたが
結局この小さなスパナが一番です






藤田サドルのヒューペルライダーと言うシートピラーに
付属されていた工具で 50数年経っています






ほんの少しずつネジを緩めて行きます






サドルが外れました






ヤグラの部品を外しました 普段、充分に掃除が
出来ないパーツです 綺麗にしてやります






本体側も綺麗にします






組立てには新しいグリスを使います 余り粘着力が無い
Super Lube を選んでいます






サドルを付ける用意が出来ました シートピラーは
Campagnolo ですが まだアルマイト加工がされる前の
古い物です




新しいサドルを用意します






取り合えずサドルを取り付け ここから位置調整を
します






サドルの前後位置と水平調整






サドルを替えた事で サドル高の調整も必要になりました
上下位置を触ると微妙に前後位置も変るので 前後、水平
高さは何度も微調整が必要です




これでサドルの交換と位置調整が終わりました
この写真でメンテスタンドの先端に土間から伸びている
支えが見えると思いますが これでメンテスタンドの前後の
傾きを調整しています 自転車を水平にセットする為の物です






サドル後退 35mm にセットしましたが これ以上サドルを前に
出す事は出来ません UCI 規則では後退寸法 50mm 以上を要求
されます その寸法ならこのサドルレールでも問題は有りません
身体的な問題でそれを満たさなくても良いと言う特例は有ります
私達小柄な者には調整巾が少ないサドルですね 





今回のサドル交換は出来るだけ以前と同じ位置にセットしました しかし同じ感覚で
乗れるかと言えば それは別で実際使いながらの微調整は必要です

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