前回サドルの取替えを行いましたがそれで完成では有りません
今回は最も大切な位置調整を行います

前回今迄使っていた CINELLI UNICANITOR ユニカの革張りから このサドルに
取り替えましたが まだその位置が決まっていません これから出来るだけ以前と
同じポジションを再現します


サドルのポジションは 高さ、前後位置、傾き
それらの調整で決まります まずトップチューブに
印を付けた、以前のサドル位置と比べると偶然にも
前後は一致しています 角度はこれだけ前下がりに
なっています


まずサドルを水平にします 10mm のコンビネーション
レンチを使っていますが サドル裏のスペースが狭く
二本有るアジャストネジの前に使えません



二本締めのヤグラにはこの短いスパナが必要です
クランクになった方はマイティの付属品だったでしょうか
黒い方は藤田のヒューペルライダーに付いていた物です

かなり限られたスペースでの作業になりますが
サドルを水平にしました

高さを見てみると サドルの形状の違いで 10mm 程
低くなっています



サドルの高さ調整はシートピンを緩めて行います
装着時に腐食防止のグリスを使っているので
固着する事なく動かす事が出来ました


サドルを上げると縦パイプにはシートアングルと言う
角度が付いているので 上方向と同時に後方にも移動
します もう一度サドルの取付けネジを緩めサドルの
前後位置を合せましょう


さてこれでサドルの傾斜、高さ、前後位置を以前と
同じに出来ました


ただサドルの位置が同じだからそれで良いのかと言うと
選手時代なら ほんのわずかな違いも敏感に感じます
サドルの表面の材質が変っても違和感を覚えます
その辺が納得出来るまで、これからは自分の感覚で
調整をして行きます 人に依っても違いますが毎日
1mm単位の調整が一ヶ月続く事も有りますね


だけど街乗りのお買い物用自転車では ここまで再現したら
大丈夫でしょう はみ出したグリスを拭いておきます


スペアタイヤも取り付けます チューブラータイヤは
長くパンクをせずにそのまま乗り続けると リムセメントが
風邪を引いて粘着力が無くなります 出来れば半年に一度
新しいリムセメントを使い張り替えた方が望ましいですね
この自転車もそんな時期です

前輪を取付けてメンテ台から降ろしました

少し乗ってみるとやはりサドルそのものの違いは感じます でも日常的に使うのに
それ以上病的なほど気にする事でも有りませんこのまま行きましょう

最近の自転車愛好家達からは良くサドルが合わない 股間が痛い等の声を聴きます
でも我々の頃は選択肢も狭く、多くの選手が決まった様なサドルを使いましたが
好みが有ったとしてもサドルが合わなくて股間が痛いと言う事はまず無かったです
今その様に言っている方も根本的な身体の不具合で無ければ 多くの人が乗り方で
解消出来るのではないでしょうか それには当然努力と言う二文字が付いて廻ります
前回の作業 【 サドルの取替え 】
今回は最も大切な位置調整を行います

前回今迄使っていた CINELLI UNICANITOR ユニカの革張りから このサドルに
取り替えましたが まだその位置が決まっていません これから出来るだけ以前と
同じポジションを再現します


サドルのポジションは 高さ、前後位置、傾き
それらの調整で決まります まずトップチューブに
印を付けた、以前のサドル位置と比べると偶然にも
前後は一致しています 角度はこれだけ前下がりに
なっています


まずサドルを水平にします 10mm のコンビネーション
レンチを使っていますが サドル裏のスペースが狭く
二本有るアジャストネジの前に使えません



二本締めのヤグラにはこの短いスパナが必要です
クランクになった方はマイティの付属品だったでしょうか
黒い方は藤田のヒューペルライダーに付いていた物です

かなり限られたスペースでの作業になりますが
サドルを水平にしました

高さを見てみると サドルの形状の違いで 10mm 程
低くなっています



サドルの高さ調整はシートピンを緩めて行います
装着時に腐食防止のグリスを使っているので
固着する事なく動かす事が出来ました


サドルを上げると縦パイプにはシートアングルと言う
角度が付いているので 上方向と同時に後方にも移動
します もう一度サドルの取付けネジを緩めサドルの
前後位置を合せましょう


さてこれでサドルの傾斜、高さ、前後位置を以前と
同じに出来ました


ただサドルの位置が同じだからそれで良いのかと言うと
選手時代なら ほんのわずかな違いも敏感に感じます
サドルの表面の材質が変っても違和感を覚えます
その辺が納得出来るまで、これからは自分の感覚で
調整をして行きます 人に依っても違いますが毎日
1mm単位の調整が一ヶ月続く事も有りますね


だけど街乗りのお買い物用自転車では ここまで再現したら
大丈夫でしょう はみ出したグリスを拭いておきます


スペアタイヤも取り付けます チューブラータイヤは
長くパンクをせずにそのまま乗り続けると リムセメントが
風邪を引いて粘着力が無くなります 出来れば半年に一度
新しいリムセメントを使い張り替えた方が望ましいですね
この自転車もそんな時期です

前輪を取付けてメンテ台から降ろしました

少し乗ってみるとやはりサドルそのものの違いは感じます でも日常的に使うのに
それ以上病的なほど気にする事でも有りませんこのまま行きましょう

最近の自転車愛好家達からは良くサドルが合わない 股間が痛い等の声を聴きます
でも我々の頃は選択肢も狭く、多くの選手が決まった様なサドルを使いましたが
好みが有ったとしてもサドルが合わなくて股間が痛いと言う事はまず無かったです
今その様に言っている方も根本的な身体の不具合で無ければ 多くの人が乗り方で
解消出来るのではないでしょうか それには当然努力と言う二文字が付いて廻ります
前回の作業 【 サドルの取替え 】