Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

長靴の修理は パンク修理材で

2021-06-02 20:41:03 | よもやま話
雨の日や地面が濡れている時に使う長靴ですが 水が中に入ってくると使い物になりません
自転車のパンク修理材で穴を塞ぎました





綺麗な写真ではなくて申し訳ありません 私が仕事で使っている長靴です
この時は使った後で洗える環境ではなくそのまま持って帰って来ました 
この長靴に穴が開き水が入って来ます 今回はそれを修理します






中性洗剤と水で洗います 使っているのは環境に優しい
シンプルグリーン




タオルで良く水分も拭き取りました






この長靴は以前にも修理しています 自転車のパンク修理に使う
パッチゴムをパンク修理と同じ手順で貼っています




一度直した場所と同じ所が裂けています この長靴は
つま先に芯が入った安全靴なんですが その固い芯が
ゴムに無理をさせる様です




もう一ヶ所何かに触れて穴が開いた所の修理箇所は
問題有りません




もう一度修理しましょう 道具と材料を用意しました






自転車のパンク修理に使う物一式をまとめて有ります




さて一度貼ったパッチゴムの上からは修理出来ません
これを剥がします
パンク修理をされた事が無い方でも解る様に手順に従い
作業を解説させて頂きます






一度貼ったパッチゴムは力任せに剥がすと ゴムやチューブ(長靴)が
破れる事も有ります ここはガスライターを使いパッチゴムを炙ってやります






全体を一度に炙るのが難しい時は 少しずつ炙ると良いです
最終的には綺麗に剥がれます






修理箱から必要な物を出します








まず長靴の表面を研磨します サンドペーパーを使います
番手は 180番や 150番くらいが良いでしょう






小さな木片にペーパーを巻くと使い易いです






裂けた所を中心にその周りをペーパーで擦ります
次に使うパッチゴムより広い範囲を研磨しますが
汚れや古いゴム糊を残してはいけません






研磨を終え タオルやウエスで切削粉を拭き取ります






パッチゴムを用意します 修理箇所を充分カバー出来る大きさが
必要です 市販の丸いタイプや板ゴムを必要な大きさに切り取り
使います






パッチゴムが用意出来たら ゴム糊を塗ります



 
これは大切な事です ゴム糊は接着剤では有りません
パッチゴムと長靴を科学反応で接着させる加硫促進剤です
使うパッチゴムより広い範囲に、薄く均一に塗り広げます
※ 塗り過ぎは弊害が有れど良い事は全く有りません




今回は出来合いのパッチゴムを使います






ゴム糊の表面が乾いたのを確認し パッチゴムの裏紙を
剥がします ゴムの接着部分を触ってはいけません




修理箇所を中心にパッチゴムを貼ります






パッチゴムを良く圧着する為にこの様なローラーを
用意しています これが無くても指先や固い物で確実に
押さえても構いません






長靴の中が空洞では仕事が難しいので中から何かを当てます
修理箱に軽石が入っていたのでこれを使います






先ほどのローラーは上手く使えない所も有ったので
この様なギザが付いたローラーを使います これは
自転車のパンク修理専用道具です






パッチゴムの周囲は特にしっかりと圧着します
押さえが甘いとそこから捲れる事が有ります
押さえが完了しました




パッチゴムの圧着が終わりました








表面の保護シールを剥がします 圧着具合を良く確認し
問題が無ければ修理は完了です






修理が完了した長靴と修理に使った道具です
一つずつの作業を確実に丁寧に進めれば誰にでも
出来る仕事だと思います






長靴に自分の名前を書いています






色が薄くなっているので上から新たになぞっておきます
仕事をする場合知らない人も沢山居ます その人達に
名前が解るようにしておくのは良い事だと思います






靴の中には除湿、脱臭剤をいれておきます






これでまた暫く活躍してくれるでしょう ブーツ用の袋に入れて
保管しています





日が開き仕事で使う時が来ました 修理箇所からの水漏れも無く快適に使えました
私は給排水管の配管も仕事の一部です 土を掘った中で作業をする時は運動靴では
土が入るので濡れていなくても長靴は使います 結構使用頻度が高い靴です 

コメント (7)
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