Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

アルミフレームの塗装 手直し 完成

2021-07-22 20:03:42 | 自転車 塗装
自転車のロード用アルミフレームの塗装をしています カースプレーを使い作業を進める
自家塗装ですその作業風景を是非ご覧下さい





ここまでにフレームの古い塗装を研磨し上塗りの着色 仕上げのクリア塗装まで行いました
しかし前回塗装を乾燥させる為に自転車小屋にフレームを格納する時に ヘッドチューブに
ビニール袋が触れてしまうと言う悲劇が起こりました 今回はその手直しを行います






今回は手直しをする為にも塗装の乾燥は必要で一晩待ちました
どの様に進めるかはまで決めていませんがコンパウンドを用意
しました






加えて 2000番の耐水ペーパー




不具合が有ったのはヘッドチューブの左側 写真には写りませんが
ビニール袋の模様が凸凹に入っています 最近はこの様な塗装も
有りますが今回は全くそれを望んでいません(笑)






何とかしましょう もし模様の凸凹が研磨で消せるなら
それに越した事は有りません 耐水ペーパーで削ります






コンパウンドの粗目で研磨




コンパウンドの細目を使います






コンパウンドの極細 塗装の艶が出せる粒子の大きさです
確かに塗装の艶は出ますが 今回の凸凹を完全に消すまでに
至りませんでした これ以上研磨すると塗装のやり直しが
必要になります




研磨で駄目なら 部分的に塗装をします この範囲での
ボカシ塗装はかなり難しいですが 一度白色を吹いてみます





こう言う所でマスキングテープを使うと見切りが出来てしまうのは当然です
しかし塗装を避けて手直しをするのは無理です 出来てしまったこの見切りラインなどは
塗料が乾燥してから研磨して消します その後マスキング無しでもう少し広い範囲にかけ
塗装をやり直します




そして

手直し塗装の写真は撮る余裕が無く画像は一枚も有りません ヘッドチューブの左側を主に
ヘッドチューブ全体とトップとダウンチューブの集合部分辺りまで白色を吹き さらに
ヘッド、トップ、ダウンチューブ全体にクリアを吹き直しました
少し時間は掛かりましたが上手く処理は出来ました




一日以上置き 手直しの塗装も乾燥したので最後の美装をします






フレームにワックスを掛けます Wako's ワコーズのシィクワックス
コンパウンドの入っていないカルナバロウ配合のワックスです






フレーム全体に優しく塗り込みます






ボトル台座のメスネジに塗料が入らない様にボルトを
入れて養生していました






ボルトを抜きました






ワックスを新しいウエスを使い拭き取ります 塗装面が
滑らかで気持ちが良いです




預かったフレームセット カーボンフォークと共に
塗装が完了しました






整備テーブルで最後の仕事を行います
マスキングテープの剥離です






エンド小物のクイック当り面とリプレースエンド
ディレーラーハンガーの取り付け部です




フロントフォークのクラウン






ハンガーシェル部分とリアエンド小物付近
フレームに何のマークも無かったですが聞けば解る
結構有名な工場で作られたフレームだとの事です





依頼を請けてから 1ヶ月近く掛かりました 梅雨の時期が絡んだのも有りますが
待たせて申し訳なかったです 今回の費用はカーボンハンドルも有りそれには
違う色を塗っています プライマーやプラサフも含め塗料代は 8000円税込程度です
時間が許せば皆さんもされると良いと思います 塗装作業は充分楽しめます

前回の作業はこちらです 【 アルミフレームの塗装 上塗り 】

コメント (6)
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