Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

直結止水栓用工具を作る サイズ調整

2022-04-08 20:04:59 | 設備 水道工事
水道メーターボックス内に設置された 直結止水栓の上部に使う専用工具を自作します





ゴミ捨て場に捨てられていた片口スパナを前回磨きました 錆以外に不具合が無い工具でした
このスパナを加工し違う工具に生まれ変わらせてやります




これは水道メーターボックスの中に設置された
直結止水栓と言う部材です






この止水栓の上部のナットに先程のスパナが使えます
この止水栓は 25mm のメーター用です




その為のスパナはサイズに応じた物を用意しています








その為の専用工具としてスパナをこの様な形に加工しています
この二つは13mm と 20mm のメーター用です
これは狭いメーターボックスの中ではスパナを横方向で使う事が
出来ません それを縦方向で使える様に私が加工した物です




今回は 25mm のメーター用を作りますが 上部ナットは 32mmです 
スパナの寸法は 35mm 有ります 何かの方法で 3mmの調整が必要です






スパナの内側に肉盛りをします この金物の厚さが 3mm です
これをスパナの内側に溶接しましょう






金物をチップソーで必要な大きさに切りました






切り取った金属片に墨を入れました






入れた墨にポンチを打ちます






金属片にドリルで穴を開けます キリには切削油を使います






バイスプライヤーで金属板を固定し 6mmの穴を開けました
この穴は金属片の四方をスパナに溶接しますが 真ん中が
浮き上がったり膨れたりしない様に この穴も溶接します








スパナの内側に金属板を仮止めする必要が有ります
上手く固定出来る道具が無かったので 木片を切って
スパナの内側にはめ込みました






アーク溶接機を用意しセットしました




金属片はスパナの巾より少し大きく切っています
この方が溶接がし易いと思いました ただこの裏側は
スパナの外面(ソトズラ)に合せています






溶接が終わりましたが これは本当に上手くなりません
きっと何か勘違いしているか センスが無いのでしょう






ディスクサンダーやベルトサンダーを使い形を整えて行きます








溶接部分を削って行くと溶接が上手く出来ていない所が
あります ここは最終的に手直しをしました




スパナの雁首を切り落とす為に 昔に作った工具の
寸法や角度の確認をしています






チップソー切断機を使います スパナをセットします
この金属用のチップソーは殆ど火花が出ません




スパナの雁首を切断しました 何か可哀想な気がします




切断には少し時間が掛かりました 硬い金属なんだと思います





切断が終わったスパナはこの様な形状に仕上げます 今迄に何度か使っていますが重宝しています
この形状では大きなトルクを掛ける事が出来ないので 内側の肉盛りも今回の方法で大丈夫でしょう
この続きは次回にさせて頂きます 次回もどうぞお付き合いを下さい

次の作業 【 直結止水栓 上部 専用工具を作る 】

コメント
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