Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

給水用 板パッキン SANEI を加工する

2023-09-27 20:05:07 | 設備 水道工事
水道用水栓などでは多くのパッキンを使います 希望する形状、寸法の物が無い場合
板パッキンを加工して使う事が出来ます そんな様子をご覧下さい





これは 大阪市に本社を置く SANEI(株) の商品で 水栓用品 パッキン用ゴム板と書かれています
創業 70年程度の企業ですが 5年前までは 三栄水栓(株)と言う名前で 私は三栄の名称が馴染み深いです






今回は 厚さが 2mm の PP10-0-S2T と 3mm 厚の PP10-0-Sの
二種類を用意しました






水道に使うパッキンの種類は実に様々で 私も絶えず何種類も
用意していますが こんなのは極一部です 今回は水道用として
ご紹介していますが 排水で使う物も多く有ります




今回作るのはこの様な平パッキンと呼ばれる物です
これの欲しいサイズを作ります




まず 2.0mm 厚のパッキンを使います 欲しいサイズは
外径 15mm 内径 9mm これを作ってみましょう






外径がもう少し大きければ ハサミやカッターで切る
と言う方法も無いではないですが 今回は 15.0mm の
ポンチを使います






ポンチはどの様な物も概ねこの様な形をしています






15.0mm のゴムを抜く為に 墨出しをしました






ポンチを使う時は 下にしっかりした厚さが有る木材を
敷いた方が良いと思います




15.0mm の円形の物を打ち抜きました






次は 9.0mm のポンチを使います 先程打ち抜いた
円形の中心に使います




取り敢えず板ゴム 一列分を作りました






外径 15.0mm 内径 9.0mm の平パッキンが出来ました
最初に縦横の墨出しをしましたが 目視でその中心に
ポンチをセットするのは 中々難しいです




今回は板パッキン 2列分作りました 最初の墨と酷く芯ずれ
している奴も有りますが それは使わない様にします 多少の
誤差は大丈夫です






作った 10枚は 寸法を記入した紙片と一緒に
ビニール袋に入れておきます






次は 厚さ 3.0mm の奴で作ります






やる事は同じです 1mm 厚くなった分 ポンチを叩く時に
余計に力が要るくらいです






何時もの事ですが 使った道具は掃除をしてから薄く
オイルを塗っておきます 錆の防止です




道具は次に使う時まで保管しておきます





今回のパッキン製作 これだけ色々なメーカーから 商品を出していますが
外形 15.0mm 内径 9.0mm 暑さ 2.0~3.0mm このサイズが見付かりません
使っている水栓メーカーに問い合わせをしても パッキンだけの販売はしていませんの回答
もう何年も困っての自主制作です もし同業者の方がいらっしゃれば 何処に使うパッキンか
想像して頂けるかと思います





道端の草花です 他の葉の間から 元気な新芽が出ていました
今回の様な自作物を仕事では 本来使いたく有りません 使う以上自宅水栓で試用し
数ヶ月問題が無い事を確認しています 水漏れ事故はとても恐いですから・・

コメント (2)
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