シティユースの自転車のパンクを直す為にタイヤも交換したがまだ空気が漏れる
自分では直せないので見て欲しいとの依頼です さて何処に原因が有るのでしょうか
一緒に原因を探して行きましょう
早朝の 1通のラインからこの話は始まります 昨夜パンクしていたので
タイヤも交換したのですが空気が抜けます見て頂けませんか・・・
この自転車は私が COLNAGO コルナゴのフレームを使いシティユース用に組んだ物ですが
今は持ち主が自分で使い易い通勤仕様にして大事に使っています
タイヤはクリンチャーと呼ばれる W/O です これは一般車も同じですからご婦人用自転車に
お乗りの方も参考になさって下さい
部屋の中での整備です まずホイールを外して状態を見ると
確かに新しいタイヤに入れ替わっていますが空気が抜けています
ただパンク修理とタイヤの新旧はあまり関係が無いので合点の
行かない処も有ります
新しいタイヤはコンチネンタルの ULTRA SPORT と言う銘柄を使っていますが
結構きついタイヤですね 中々タイヤレバーが刺さりません
チューブを引き出すと早速パンク修理の跡が出て来ました
一瞬で良く無い修理だと判断出来ます
チューブを全部引き出し パンク修理の跡を良く観察します
2枚パッチゴムが貼って有りますが上手く接着していなく
簡単に剥がれました
板ゴムを必要な大きさに切って使っていますがその方法も
基本から外れています
併せてゴム糊が上手く塗れていないのでしょう 丁寧に修理をすれば
こんな簡単に剥がれるものでは有りません
もう片方のパッチも外し、新たに修理をやり直します
剥がれ難いパッチはライターで炙ってやると簡単に剥す事が出来ます
パッチが剥がれたのでチューブの表面処理をします
今回の場合 2枚貼って有ったパッチは 1枚にした方が良さそうです
その方が接着力が稼げそうな場所です
そうするとチューブ製造時の山筋が邪魔になります ここは出来るだけ
平らにしておく方が賢明です 敷き板と軽石を使って表面を削ります
またこの様な小さな木片を用意しそれにペーパーを巻いて
使うと作業がやり易いですね
軽石とペーパーを使いチューブ表面の均しをしました
今回はこの2ヶ所に穴が有ったのですが 2枚のパッチゴムを使うと
右側の穴の左横に有る山筋にパッチが掛りパッチの大きさに制限を受けます
それより両方の穴を 1枚で塞いだ方が良いだろうとの私の判断です
厚さの有るチューブだったので山筋を結構削りました 薄いチューブだと
こうは行きませんが、この辺りは状況に応じて自分が良いと思う方法を
選べば良いと思います
色々なサイズの市販されたパッチも有りますが 今回は自由な大きさに出来る
板ゴムを切って使います
板ゴムを必要な大きさに切り取りました
この時、とても大切な事は パッチゴムの 4辺は斜めに切り落し
4隅の角は切り落し 周囲の面取りを行います パッチゴムを
使う時の基本です これを怠ると剥がれ易いパッチゴムになります
ゴム糊を用意しチューブに必要量出します
それをパッチゴムを貼るより広い範囲に出来るだけ薄く
万遍なく指で塗り拡げます
パッチゴムが確実に貼れる範囲に塗らないと糊の無い所に
パッチゴムは絶体に引っ付きません
これは接着剤では無くパッチゴムとチューブを融着させる為の
促進剤です 多く塗る必要は無く、直ぐに乾く程度の量をチューブに
塗り込めば結構です
ゴム糊が乾き準備が出来たのでパッチゴムの裏布を剥します
穴を外さず最初に決めた位置にパッチを貼ります
パッチを貼った後はこの様なローラーやプラハンマーを使い
パッチとチューブを強く圧着します これも大切な事です
万遍無く確実に強い力でやって下さい
パッチゴムが貼り終わりました
空気を入れて修理具合と他に穴が無いか確認します
パッチゴムは 4辺と 4隅がこの様にチューブと段差無く
貼れていたら合格です
洗面所に持って行き水調べをしていたら もう一ヶ所穴が
開いていました・・ バルブの裏側です
ただこの部分のパッチ貼りは結構難しいです パッチの圧着が
上手く出来ない場所ですね その為の道具は自転車小屋では
用意していますが 今日は持って来ていません
それでも直さないと仕方が有りません チューブの表面を
ペーパーで均し 板ゴムを用意しました
圧着し難い所ですが出来るだけ圧力を掛けて貼りました
修理後水調べをしても大丈夫です これでパンク修理と
手直しは完了です
ではホイールにチューブを入れて行きます その時
トラブルの起きる確率が高いバルブ部を少し保護してやります
古いチューブをリム巾に切り取りバルブが入る 5~6mm の穴を開けた物です
それをバルブの根元に装着してからチューブを入れます
これでバルブ付近の不具合がかなり抑えられます
リムのバルブ穴にバルブを入れます 本来パンク修理の後は
タイヤの内側にパンクの原因になる異物が残っていないのか
確認しますが今回は新しいタイヤだと言うのでそのまま行きました
ただバルブの裏側は古いタイヤの時に何かが刺さっていたのでしょうね
今となっては推測しか出来ません
チューブをタイヤに入れる時は少し空気を入れます ほんの少しで
チューブが捩じれない程度で OK です
タイヤを嵌めて行くと最後の部分は嵌まり難くなります
このタイヤは外した時にかなり固く 2ヶ所穴が開いていたパンクは
その位置を考えるとタイヤレバーで挟んだのじゃないかと思います
私が同じ事をするのは少しみっともないので ここは我慢してレバー無しで
入れました
タイヤを入れ終ればタイヤを左右に苛めてその隙間から
リムにチューブが噛んでいないか確認します
一旦バルブを押し込みチューブを奥に入れてこの部分のタイヤとの
噛み込みを防ぎます
その様な事を全て確認出来たら使用圧まで空気を張って完了です
今回は 7キロ張っておきました
今回のパンクの原因と修理の不具合は
原因はチューブ穴の位置からタイヤを入れる際にタイヤレバーで傷を付けた可能性が高いと思います
これは誰しもがやる可能性が有りますが 慣れの問題で自分の感性と技術を自分が高めるしか有りませんね
修理の不具合 これを無くすには今回ご紹介した手順ををしっかり丁寧に行えばまず上手く出来ます
自転車整備は自分で出来る事が増えればとても楽しく思えると思います どうぞ色々な事にチャレンジして下さい
自分では直せないので見て欲しいとの依頼です さて何処に原因が有るのでしょうか
一緒に原因を探して行きましょう
早朝の 1通のラインからこの話は始まります 昨夜パンクしていたので
タイヤも交換したのですが空気が抜けます見て頂けませんか・・・
この自転車は私が COLNAGO コルナゴのフレームを使いシティユース用に組んだ物ですが
今は持ち主が自分で使い易い通勤仕様にして大事に使っています
タイヤはクリンチャーと呼ばれる W/O です これは一般車も同じですからご婦人用自転車に
お乗りの方も参考になさって下さい
部屋の中での整備です まずホイールを外して状態を見ると
確かに新しいタイヤに入れ替わっていますが空気が抜けています
ただパンク修理とタイヤの新旧はあまり関係が無いので合点の
行かない処も有ります
新しいタイヤはコンチネンタルの ULTRA SPORT と言う銘柄を使っていますが
結構きついタイヤですね 中々タイヤレバーが刺さりません
チューブを引き出すと早速パンク修理の跡が出て来ました
一瞬で良く無い修理だと判断出来ます
チューブを全部引き出し パンク修理の跡を良く観察します
2枚パッチゴムが貼って有りますが上手く接着していなく
簡単に剥がれました
板ゴムを必要な大きさに切って使っていますがその方法も
基本から外れています
併せてゴム糊が上手く塗れていないのでしょう 丁寧に修理をすれば
こんな簡単に剥がれるものでは有りません
もう片方のパッチも外し、新たに修理をやり直します
剥がれ難いパッチはライターで炙ってやると簡単に剥す事が出来ます
パッチが剥がれたのでチューブの表面処理をします
今回の場合 2枚貼って有ったパッチは 1枚にした方が良さそうです
その方が接着力が稼げそうな場所です
そうするとチューブ製造時の山筋が邪魔になります ここは出来るだけ
平らにしておく方が賢明です 敷き板と軽石を使って表面を削ります
またこの様な小さな木片を用意しそれにペーパーを巻いて
使うと作業がやり易いですね
軽石とペーパーを使いチューブ表面の均しをしました
今回はこの2ヶ所に穴が有ったのですが 2枚のパッチゴムを使うと
右側の穴の左横に有る山筋にパッチが掛りパッチの大きさに制限を受けます
それより両方の穴を 1枚で塞いだ方が良いだろうとの私の判断です
厚さの有るチューブだったので山筋を結構削りました 薄いチューブだと
こうは行きませんが、この辺りは状況に応じて自分が良いと思う方法を
選べば良いと思います
色々なサイズの市販されたパッチも有りますが 今回は自由な大きさに出来る
板ゴムを切って使います
板ゴムを必要な大きさに切り取りました
この時、とても大切な事は パッチゴムの 4辺は斜めに切り落し
4隅の角は切り落し 周囲の面取りを行います パッチゴムを
使う時の基本です これを怠ると剥がれ易いパッチゴムになります
ゴム糊を用意しチューブに必要量出します
それをパッチゴムを貼るより広い範囲に出来るだけ薄く
万遍なく指で塗り拡げます
パッチゴムが確実に貼れる範囲に塗らないと糊の無い所に
パッチゴムは絶体に引っ付きません
これは接着剤では無くパッチゴムとチューブを融着させる為の
促進剤です 多く塗る必要は無く、直ぐに乾く程度の量をチューブに
塗り込めば結構です
ゴム糊が乾き準備が出来たのでパッチゴムの裏布を剥します
穴を外さず最初に決めた位置にパッチを貼ります
パッチを貼った後はこの様なローラーやプラハンマーを使い
パッチとチューブを強く圧着します これも大切な事です
万遍無く確実に強い力でやって下さい
パッチゴムが貼り終わりました
空気を入れて修理具合と他に穴が無いか確認します
パッチゴムは 4辺と 4隅がこの様にチューブと段差無く
貼れていたら合格です
洗面所に持って行き水調べをしていたら もう一ヶ所穴が
開いていました・・ バルブの裏側です
ただこの部分のパッチ貼りは結構難しいです パッチの圧着が
上手く出来ない場所ですね その為の道具は自転車小屋では
用意していますが 今日は持って来ていません
それでも直さないと仕方が有りません チューブの表面を
ペーパーで均し 板ゴムを用意しました
圧着し難い所ですが出来るだけ圧力を掛けて貼りました
修理後水調べをしても大丈夫です これでパンク修理と
手直しは完了です
ではホイールにチューブを入れて行きます その時
トラブルの起きる確率が高いバルブ部を少し保護してやります
古いチューブをリム巾に切り取りバルブが入る 5~6mm の穴を開けた物です
それをバルブの根元に装着してからチューブを入れます
これでバルブ付近の不具合がかなり抑えられます
リムのバルブ穴にバルブを入れます 本来パンク修理の後は
タイヤの内側にパンクの原因になる異物が残っていないのか
確認しますが今回は新しいタイヤだと言うのでそのまま行きました
ただバルブの裏側は古いタイヤの時に何かが刺さっていたのでしょうね
今となっては推測しか出来ません
チューブをタイヤに入れる時は少し空気を入れます ほんの少しで
チューブが捩じれない程度で OK です
タイヤを嵌めて行くと最後の部分は嵌まり難くなります
このタイヤは外した時にかなり固く 2ヶ所穴が開いていたパンクは
その位置を考えるとタイヤレバーで挟んだのじゃないかと思います
私が同じ事をするのは少しみっともないので ここは我慢してレバー無しで
入れました
タイヤを入れ終ればタイヤを左右に苛めてその隙間から
リムにチューブが噛んでいないか確認します
一旦バルブを押し込みチューブを奥に入れてこの部分のタイヤとの
噛み込みを防ぎます
その様な事を全て確認出来たら使用圧まで空気を張って完了です
今回は 7キロ張っておきました
今回のパンクの原因と修理の不具合は
原因はチューブ穴の位置からタイヤを入れる際にタイヤレバーで傷を付けた可能性が高いと思います
これは誰しもがやる可能性が有りますが 慣れの問題で自分の感性と技術を自分が高めるしか有りませんね
修理の不具合 これを無くすには今回ご紹介した手順ををしっかり丁寧に行えばまず上手く出来ます
自転車整備は自分で出来る事が増えればとても楽しく思えると思います どうぞ色々な事にチャレンジして下さい
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