Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

オールドカンパ 変速機 プーリー 9T 10T

2021-07-12 20:02:37 | 自転車整備 ディレーラー
自転車愛好家に絶大な人気を誇る Campagnolo カンパニョーロ 古い時代の変速機のプーリーには
歯数が 9T と 10T が存在しました





この自転車のフレームは 1974年製造ですが 使っている部品はそれ以前の物も
多く有ります 保管、整備はしっかりと行い今でも大会で走れる状態にはしています





この変速機は 1969年製 Campagnolo NUOVO RECORD カンパニョーロが 1968年に
始めて製作した軽合金のディレーラーです




ヌーボレコードに使われている純正のプーリーです
10T と 9T が有ります どちらも私が使っていた物です
この時代はガイドプーリーとテンションプーリーの区別は
有りません 上下同じ物を使います




私が始めて買ったのは ヌーボレコード最初期の 1968年製でした
その変速機に装着されていたのは この 9T のプーリーです






9T の歯数だからと言ってこんなに小さな物ではありません
選手時代はお金も無くここまで 磨り減るまで使った物です
流石にここまで減ると変速性能も悪くなります






これは 1969年製に使われていた 10T のプーリーです
変速機のキャパシティを上げる為に 9Tから10T にしたと言う
話も聞きますがその真相は私にも分りません




残念な事に Campagnolo のプーリーは経年劣化で必ず割れます
これは未使用の物でも年数が経つと割れます 今も純正の物が
有りますが価格が高騰し手が出せません 社外品で使える物を
探すのが現実的です





この写真の変速機が 1968年製です NUOVO RECORD の本体には製造年を表す PATENT 〇〇 と
数字が刻印されています 68年製と69年製 には刻印が有りません この2つを見極める方法を
ご存知の方は少ないかも分りません





今は Shimano が優秀なコンポーネントパーツを製造していますが Campagnolo が世界一信頼出来る
時代が長く続いていました 試合で安心して走る為に揃えた大切なパーツは、使い古したり壊れた物も
中々捨てる事が出来ずにいます


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