Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ハンガーシェルの ネジをさらえる

2014-06-27 20:06:22 | COLNAGO コルナゴ 組立
先日から整備を続けている COLNAGO コルナゴのロードフレーム
今回はハンガーのネジを浚え綺麗にしてやりましょう








ハンガーシェルのネジにタップを建ててやれば
良いのですが B.B のタップは持っていません
少し工夫をしてネジだけでも綺麗にしてやります






このコルナゴに使われていた B.B 小物です
ITA 規格の Campagnolo が使われていました
この中の左右のワンに助けてもらいます




一旦 B.B 小物を取付けていたネジですが
塗装をした時の塗料がネジに回っています
それだけでも除きたいですね






ハンガーシェル内には色々なパイプが集まって
います その中に指を入れると ノックピンが
使われているのが確認出来ます






チェーンステーには使われていない様ですが
縦とダウンチューブに使われていました その場所は
両方共このラグの肉抜き部分です これは単なる装飾
では無く何か理由が有るのでしょうか




ハンガー裏の肉抜きから ピンが二本見えます
これはダウンチューブです




寄り道が長くなりました ネジの掃除をしましょう
右側から始めます 使うのはカンパの右ワン






ハンガーに掃除用のオイルを塗布します
オイルで汚れを流す様な使い方をするので
多い目のオイルを使います




メンテスタンドの下にウエスを敷いておきましょう
オイルで床を汚したくありません




右ワンのネジにもオイルを塗布






ハンガーのネジに右ワンを入れ 入れたり出したり
しながらねじ込んで行きます ITA 規格の右側は
正ネジです






ネジを何度か出し入れしました






最初は抵抗が有ったネジも指で回せる位に
柔らかくなって来ました




ワンを外して指先でネジを触ると 引っ掛かりも
バリも有りません これなら良いでしょう




フレームの反対側です




左側も同じ様に進めます 使うのは左ワン
ITA 規格の左側は 正ネジです この 36x24 が
ITA を表します ここでおさらいをしておきましょう

B.B小物の規格
JIS      左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm 
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ)  左右共 正ネジ 巾68mm  が有ります

ワンの規格もそれぞれ異なり
JIS  1.37X24TPI
ITA  M36X24TPI
FRE  M35X1   となっています




ネジの線切りをしない様 気を付けて
左ワンを入れます






この左ワンのネジで良く指を切るので ネジの
締め込みにはピンスパナを使います






ピンスパナの先端の突起を ワンの小さな穴へ
差し込んで使います




出し入れしながら奥までねじ込み これを何度か
繰り返します






ネジが綺麗になると指先でも回る様になります




ハンガーシェル内には汚れたオイルが残っています
これだけ汚れが取れたと言う事ですね






内部を拭き取り指先で確認するとネジも綺麗に
なっていました





近くの河原です つい先日まで緑色をしていたのが茶色くなっています、これも綺麗ですね

今回の作業は絶対に必要な事では無いですが B.B 小物を取り付ける時に
固いネジに苦労をしなくて良い様に、時間が有ればしてやれば良いですね

前回の作業 【 ロードフレームの 寸法を測る 】

次の作業 【 B.B 小物取付け ITA 規格 BB-5500 】


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