Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ベアリング圧入 bitex ハブ

2023-11-10 20:05:40 | カーボンホイール
カーボンホイールの整備をしています ハブに使われているシールドベアリングの
圧入を行います その作業風景をご覧下さい





今回整備しているハブの構成部品です ベアリングは洗浄しグリスアップは済ませています
この他に シマノ対応のフリーホイールが有りますが それは少し後で装着します




ベアリングは両面のシールを外し洗浄しました






高性能グリス SPIN と graphene を併用し 回転は良好です






今回のハブの圧入には これら Super Lube の潤滑剤を
使います 多目的グリスと オイルで 両方フッ素系です




今回のホイールです 振れ取りはすでに済ませています






ハブのフリー側と 反フリー側です 両方にベアリングは使います






ベアリングを打ち込む為の道具を用意します 基本的に
ベアリングの内輪を叩くアダプターを使います






アダプターを選ぶ為に ベアリングの内径を測ります
ノギス読みで 15.01mm です




このサイズのものを選びました






アダプターと打ち込み棒の両方を使います




使う時はこの様な状態です アダプターをベアリングの
内径に入れ 打ち込み棒の頭を殴ります






では始めましょう ホイールを寝かせました






グリスを使います






適量を指に取り ベアリングの圧入部分に塗布します




ハブ本体の内部にもグリスを塗ります こちらの目的は
錆の防止です






ベアリングをハブのケースに 置いてみました これなら・・




本来ベアリングの内輪に使うアダプターの 大きなサイズの物で
ベアリングの外輪に丁度合う奴が有りました これを使いましょう






実はこのベアリングを外した時、結構強い嵌め合いでした
打ち込む時に 出来れば内輪は叩きたく無いと思っていました
この様に 外輪を叩く方が間違いなく安全です 外径は 24.0mm です






樹脂ハンマーを使いアダプターを殴ります ここで注意するのは
ベアリングを斜めに入れない事です






上手く入りました 多分大丈夫だと思います






深さゲージでベアリングの周囲数箇所を測ってみます
でも、これは正確に測るのが難しいです やってみて解りました





今回のベアリングの圧入 用意している道具がベアリングの内輪を叩く使い方をします
ただその方法は 公差のきつい物では 内側の鋼球とボールレースを傷める可能性が有ります
上手く外側を叩けて良かったです 予想より上手く行きました

もう片方のベアリングとシャフトの組み付けは次回にさせて頂きます またお付き合い下さい


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