Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロードレーサーの洗車と オイルアップ

2017-11-28 20:23:37 | ロード
選手時代の自転車をメンテナンスしています 今回は洗車とオイルアップを行いますが
この様な旧車と呼ばれる物はそれなりの注意が必要です





1974年製造のフレームです 部品の中にはそれ以前の物も多く使っています
今日は整備の一環の作業として洗車を行います




自転車小屋で洗車の前に備品を取り外します








サイコンやインフレ―ターは必要が有りません






ペダルは洗う程汚れていないのと、グリスアップ後の
走行距離が短いので外しておきます






このオールドカンパと呼ばれるペダルは防水の事は
考えられていません 無駄に濡らさない方が良いですね




これらのパーツはここに置いておきます






では洗車に掛ります 普段の掃除でもこの様な場所は
やり難くく良く汚れが溜まる所です






自転車を水で濡らすと内部に水が入り易い所と言うのが
有ります このシート上部もその一つです




雨の日に走るとこのシートの背割り部分から水が入ります
ここは昔から バーテープを貼る様にしていました 綿テープです






洗車の時はサドル付近にも水を掛けるので ビニールテープで
養生しておきます






油脂汚れを洗浄するクリーナーを用意します 私は Wako's の
フィルタークリーナーを使います




クリーナーを必要量 別容器に移します 容器はボトルの
頭を切った物です これは長く使えますね 8年を越えたかな・・






使う量はほんのわずかです 50cc も入れていません






クリーナーを刷毛で油汚れをした所に塗って行きます
上から下へと進めば良いですね






普段掃除のし難い所にも塗ります






チェーンホイールの裏側 ここが綺麗になると
気持ちが良いです




良く手入れされたチェーンなら 一周回すだけで OK です






油脂汚れの所に使いましたがこれだけ残っています
本職のメカニックは 100cc あれば 5台洗えると言います








フィルタークリーナーを塗り終えると 水で洗い流します
時間を置く必要は有りません








水を掛けるとクリーナーが白濁します これが透明になれば
OK です 環境の為にも出来るだけ多くの水で洗い流す方が
良いでしょう






これで油汚れの洗浄は終わりました 次は自転車全体を
洗います






自転車を洗う為の洗剤は特に決まりは有りません 台所用洗剤でも
カーシャンプーでも良いですが なるべく泡切れの良い物が使い易いです
これもメカニックによりそれぞれお気に入りが有り 私はシンプルグリーンを
使っています








洗剤を希釈して使います 自転車の汚れ方に依って濃度は
替えると良いでしょう 今回は泡が立つ程度にしています






サドルの裏側も洗ってやります






ハンドルとヘッド周り






ハンガー周りやチェーンを洗うのも OK です
チェーンについては必要であるかは別ですが
濃い目の洗剤で洗ってやるとやはり綺麗にはなります






洗剤を水で流します 泡切れの良い洗剤はこの工程が
短時間で済みます





大きな写真で少し休憩しましょう
ここまで洗車を進めて来ましたが洗車で大切なのは自転車の状態を確認する事です
クリーナーを使い洗い流し その状態や変化を感じます スポンジで洗いながら
良く観察する事が大切です それが洗車の本来の目的です








洗車が終わりました 洗車の台数が多ければ
メンテスタンドから降ろして自然乾燥をさせますが
そうでなければ出来るだけ早く水切りをした方が
良いでしょう 






私はエアブロワーを使います これで水滴を吹き飛ばして
しまいます 雑巾で拭き取るのも当然 OK です






養生していたテープも剥して完了です この後自転車小屋で
オイルアップをしてやります






以前は良くメンテスタンドの事も聞かれました
MINOURA RS 1500 これが発売されて直ぐに買ったので
9年近く経ちます 軽量でとても使い易いスタンドです
今は RS 1700 になっていますが、今の物が駄目になれば
同じシリーズを買うのじゃないかと思います




自転車小屋へ帰って来ました 時間を置かずにオイルアップを
行います






Wako's のチェーンルブを使います 水置換の性質が有るので
洗車の後には良いと思います 使う前に良く撹拌します






前後の変速機の駆動部分




ブレーキやレバーの駆動部の注油も大切です 
ブレーキゴムにオイルが飛散しない様に注意が必要です






注油後はみ出したオイルは直ぐに拭き取ります
放置すると汚れを呼んでしまいます




チェーンは充分なオイルを塗布します スプレー直後の
オイルが柔らかい間にクランクを回し ローラーリンク内に
オイルを浸透させる事は大切です






チェーンのアウタープレートやピンは変速機の羽根と接触します
ここのオイルも大切でウエスで、拭き取る事はせずに 指先で
塗り拡げます 汚れた指は洗えば綺麗になります(笑)






今回は酷く汚れたチェーンでは無いのでオイルアップ前後の
違いが写真では良く分りませんが 洗った後のパシパシ感から
注油後のしっとりした仕上りは 手触りで充分感じる事が出来ます





この自転車は今迄洗車とオイルアップ タイヤの点検程度で終わらせていましたが
前回のグリスアップから少し時間が経ちました 今回はハンガーとヘッドのグリスアップも
行います 次回もどうぞお付き合い下さい

前回の作業 【 チューブラータイヤ 張り替え リムセメント 】

次の作業 【 チェーンホイール取り外し 四角テーパー 】


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