Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

武庫川サイクリングロードの 看板

2015-02-08 20:49:47 | よもやま話
変速機の調整を長くしていました 気持ち良く走れる様になったので
お食事を目的にロードレーサーで出掛けます 
兵庫県の武庫川(むこがわ)サイクリングロードを走ってみましょう





青空が見える気持ちの良いお天気です 変速の感触を確かめながら
ランチに向います






武庫川の河川敷を走り 良くお邪魔する
インド料理のお店 貧図(ヒンズー)へ来ました






私も昨年の夏以来、久し振りです ランチメニューの
チキンステーキをお願いしました






やや濃いめのタレで焼き上げた手抜き無しのチキン
マヨネーズがたっぷりのサラダ とても美味しく
いただけます




食後の飲み物もセットです 珈琲と紅茶が選べます
ここまでで 810円はお得ですね ご馳走様でした






さて帰りも同じ道を走ります ここは兵庫県西宮市の
武庫川の右岸の河川敷です このアスファルトの部分が
武庫川サイクリングロードです 自転車専用道ですが
道路交通法の縛りが有るのかはちょっと解りません






今迄は気が付かなかったのですが 歩行者通行禁止の
看板が有ります




これは武庫川の右岸を上流に向いています






先程の看板の裏側です 自転車に対しても
歩行者保護の注意書きが有ります




看板の設置、注意書きは西宮市公園管理者で
警察では有りません やはり道交法上の道路
では無いと言う事でしょうか それで有れば
法的な強制力は無いのかな なんてつい理屈を
考えてしまいます






しばらく走ると又違う看板が有ります 今度は走行速度の厳守のお願いですね
ここが道路でないとしても事故が有れば色々な事が絡み合って簡単に収まりそうに
無い気がします 道路以上に気をつけなくちゃ・・




裏側には車両乗り入れ禁止の案内
上部には 武庫川河川敷緑地(公園)と有ります
公園内のサイクリングロードと言う事になりますね






これは堤防工事の看板です 一定区間、自転車道が
通行止めになっており 自転車を降りて歩行者道を
通行して下さいとの案内です




堤防工事の看板です






ここですね 自転車を降りて歩行者道路を歩きます

でも私がここに居た間に自転車を押している人は
一人も見ませんでした ロードレーサーに乗っている
人で 20km/h 以下で走っている人も少ないでしょうね
まあ歩行者通行禁止と書かれた所を歩いている人も
居るので仕方がないですね






私は押しました ロードレーサーで地道を
走りたくないからですが・・・




この様な松並木も有る河川敷です ここが西宮市の
武庫川サイクリングロードの上流の起点で下流へ
7.1km の距離が有るそうです でもここからまだ
自転車道路は上流へ続きます




上流側は宝塚市の市役所まで数キロ続きますが
こちら側の扱いは調べましたが良く解りません




美味しくランチも頂き 変速の状態も感じながら
自転車小屋へ帰ってきました






河川敷を走ると一般道よりタイヤが良く汚れます
雑巾で拭いておきます






フレームも水性ワックスで湿らせたウエスで軽く
拭いてやると何時も綺麗で良いですよ





走っている途中で久し振りに綺麗な色を見ました 早く暖かくなってこんなのが
一杯咲けば良いですね


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駄目なホイールの ハブを蘇らせる

2015-02-06 20:18:45 | ホイール
私の保管しているホイールで状態が悪く、使えない物を前回分解しました
そんなホイールのハブを使える様にしてやりましょう





前回は古いホイールを分解し各パーツに別け 良く傷んでいたハブを磨いてやりました
回転部分も丁寧に洗浄を済ませています ハブは Campagnolo RECORD SF 36H です






グリスアップと組立て調整を行っていきましょう
左右の玉受けにグリスを入れました








そこにスチールボールを並べます そして仮に
玉押しを入れてグリスの量の確認、調整をしました
これは絶対に必要な行程では有りませんが 整備を
覚えた最初の間は この様な確認作業は行った方が
良いでしょう それに依って色々な事が解って来ると
思います




カンパに使われている鋼球のサイズを見てみましょう






フロントは呼び 7/32 直径が 5.5563mm リアは 1/4 
直径が 6.3500mm の物が片方の玉受けに 9個づつ
使われています






ロックナットの刻印は リアが 75 フロントは 76 でした




ハブにシャフトを通し






玉当りの調整をします とても良い調子です




はみ出したグリスや汚れを綺麗に拭き取ります






ハブ胴へ黒いグリスホールの蓋を付ければ完了です




before and after



リアの右側フリー取付けネジ付近です この時代の
ハブにはフリーネジの規格の刻印が有りません
フランジ寄りに刻まれた一本の溝が BSC を表して
います






フランジのスポークホール付近の腐食が酷かったですね
一番汚れが溜まり易い部分でもあります ただアルマイトが
されている訳では無いので 白錆を除去し磨いてやると
艶を取り戻します






ハブの胴には Campagnolo の文字が有ります
これは生かしてやりたいので 無理をせずに
優しく磨いてやると良いですね 元の艶っぽい
肌に近づきました





古くてそのまま処分されてもおかしくないホイールでした でも使える物は
使える様にしてやれば良いと思います かなりの手間が掛かりますが愛情を持って・・・
このハブはあまり使われていなかった様でとても良い回転状態になりました

前回の作業 【 駄目なホイールを 整理する 】

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駄目なホイールを 整理する

2015-02-04 20:32:39 | ホイール
自転車の部品は出来るだけ丁寧に使い何時までも大切にしてやりたいと思います
そう思っていても全てが何時までも使える訳では有りません 中には処分が必要
な物も出て来ます





私の自転車整備、保管小屋には色々な部品が有ります このホイールも
そんな中の一つでかなり荒れた物です






Campagnolo RECORD カンパレコードのスモールハブ
SUPER CHAMPION スーパーチャンピオンの人気リム
アルカンシェル 自転車が好きな人が使っていたのでしょう




もう一度使える物なら活かしてやりたかったので
一通りチェックをしてみましたがリムの歪みも大きく
修正は無理な様です






それで有れば使える物だけでも活かしてやろうと
ボスフリーを外す処から作業を始めました この
様子は先日ご紹介した通りです その様子は末尾に
リンクを貼ります






ホイールをばらします 全てが良く汚れていますが
Campagnolo のハブはまだ使えるでしょう この時期は
寒さが堪えるので 建物の中でやります






この様な状態のホイールならスポークを切ってしまう方が
仕事は早いのですが 良く噛んだニップルを一つづつ緩めて
行きます






真鍮ニップルです チューブラーのホイールでは
ニップルの頭にリムセメントが付いているので結構
面倒です






スポークも全部抜きました スポークも良く見ると
汚れていますが綺麗にしてやればまだ充分使えます
この様な物を補修や修理用に置いておくと良いですね
長さは需要の多い段付きの 306mm です




ハブが外れました Campagnolo RECORD 126mm 巾です






良く汚れ傷んでいます でもカンパです
きっと蘇りますよ




前後のホイールを分解し 作業テーブルへ移りました






う~ん ハブ本体の腐食と錆が少し酷いですね






この様な油汚れは問題有りません






まずハブを分解します 内部も観察し
ハブボディもここから磨いて行きます




ハブボディを磨くのは回転工具を使います




回転部分は何時もの様に洗浄をし このハブボディは
お湯を使いながらナイロン繊維のサンドシート
SHINEX シャイネックスで粗磨きを済ませました






シャイネックスで腐食に依る白錆はここまで落ちています
ただ 400番程度の番手なので光沢は出ていません 
ここから次の磨きを行います






磨きは回転工具のバフとコンパウンドを併用します






これも何度もしていると 少しづつコツが解って来ます
今迄周りに近寄れない程コンパウンドが飛散しましたが
最近はほとんど汚す事がなくなりました






かと言って決して楽な作業では有りません
ひたすら磨く作業 今回はシャイネックスに
助けられましたが 片方磨くのに述べ 1時間強
でしょうか





Campagnolo の地球マークと呼ばれる刻印です オールドカンパ愛好家には
たまらないマークですね このハブ回転部分の状態も大変良く一皮剥けば
大化けするハブでした

関連作業 【 ボスフリーの取り外し 工具が無い 】

次の作業 【 駄目なホイールの ハブを蘇らせる 】

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ボスフリーの取り外し 工具が無い

2015-02-02 20:21:15 | 自転車整備 フリーホイール
私の自転車工房に保管して有る数々のホイール その中にボスフリーが付いた
古い物が有ります このフリーを取り外しますがこ れに合う工具が有りません
でも方法は色々と有ります





チューブラー用のホイールです これは私が使っていた物ではなく COLNAGO コルナゴの
ロードレーサーに使われていた物です そのフレームは昨年 自家塗装をしカジュアルバイクに
生まれ変わっています






ハブは Campagnolo RECORD SF 36穴 リムは
SUPER CHAMPION ARC-EN-CIEL スーパー
チャンピオン アルカンシェル 人気の部品構成です






このボスフリーを外します 良く文字が読めませんが
おそらく イタリアの REGINA レジナでしょう 6段です




歯の奥の方でハブシャフトの周りに有る ボス本体の
凹み部 そこにフリー抜き工具の爪を掛けて作業を
進めます フリー抜きの工具は 2つ爪の物が要ります
サンツアーの物が使えるかも分かりませんが 
フリーの凹み部分が随分深いです






手持ちの工具はそんなに爪が長く無いので届きません
ギアを外してみます このスプロケットリムバーは 
最近はカセットスプロケットのロックリングを緩める
時に使いますが 本来この様に 2丁掛けしボスフリーの
歯を分解する時に使うものでした




トップギアが外れました






ボス本体にメスねじが有り ギア側にはオスネジが
切って有ります






2ed ギア(トップから2段目)も外してみようと試み
ましたが緩む気配が有りません






歯の構造が良く解らないのでそこは置いておきます
フリー抜き工具が届かないなら フリー本体の凹部を
タガネで叩いて緩めてみましょう ちょっと角度が
悪いかな・・・






ちょっと緩む気配が無いので こちらを責めましょう
フリーの蓋を外しボスの本体を分解します
蓋の丸い窪みにタガネの角を当てて叩きます
ここは 逆ネジです






蓋が外れボス本体も外れました 丸いのが
蓋です




蓋を外し本体を抜く時は 下にウエスやタオルを
敷くのを忘れてはいけません 1分玉がバラバラと
下に落ちます ボールが飛び散ると不思議とまず
見つからないですよね






ボスの外側のケースです 裏側のギザギザが要ですね






ボス本体のラチェット部 多くの物がスプリングと
爪の組み合わせです




部屋内の作業テーブルで続きをします






ボス本体の中心部に有る凹みに この工具の爪を掛け
ボスを緩めるのがボスフリーの外し方です それを
本来はギアが付いた状態で行います






SUNTOUR この工具は 45年位使っています 本当に
良く使った工具です 
ハブのシャフトが長くて工具の爪がボスに届きません






ハブを分解しシャフトを抜きましょう






玉押しを外します




使わずに長く放置されていたホイール ハブの
グリスも枯れています






スチールボールも取り出しました グリスが枯れて
いるだけで回転部分はそれ程悪く無かったです




ボスと工具を合わせてみます 工具の爪の方が
大きくて掛かりません ありゃどうしましょう・・






ちょっとボスと小ギアを観察します 組み直したら
まだ使えるのでしょうか




ケース内部は錆も酷くなく使えますがこのギアは
錆を落としても、もう駄目ですね ボスを生かすなら
工具を削る方法も有ります でもこの状態の部品と
大切な工具を天秤には掛けれません





部品も可哀想ですがパイプレンチを使います モンキーレンチで間に合うボスも
有りますが今回の奴はそれも使えません






ボス本体にパイプレンチを掛けました






この作業は表でやります 壊れるのは覚悟と言いながら
出来るなら大きな傷は付けてやりたくないのでそっと
力を入れます 自分の指も挟まない様に注意も必要です
ボスが緩みました






本体が外れました 傷も少しだけで済みました






カンパのレコードハブ これも後で綺麗に
手入れをしてあげましょう




外したボスフリー
蓋を開ける前に手応えを試していると 調子の良い
ラチェットだったので壊したくは有りませんでした
錆を元に戻すのは無理でも綺麗に洗ってまた組んで
あげましょう






フリーの蓋に刻印が有ります REGINA EXTRA
3/32 規格の 6段フリー エンド巾が 126mm
時代の物ですね





今回の作業 工具が有れば直ぐに終わる作業です 工具が無くても
部品に対して優しい方法から順番に試して行きます 自転車整備で
パイプレンチなどを使うのは最後の手段にしたいものですね

ボスフリーを抜くのには本来この様な方法で進めます
過去記事 【 ボスフリーの抜き方 】

コメント (18)
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