Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

古い クラブ員名簿

2015-02-18 20:19:22 | よもやま話
私が子供の頃からお世話になっている自転車クラブのクラブ員名簿を
見せてもらって来ました 私の自転車の原点はここです





伊丹 N.C.C ナニワサイクリングクラブ 兵庫県の自転車屋さんが
中心となってお世話をして下さっています





昭和42年3月20日の日付で名簿に載っています この時にクラブ員にして貰ったのですね
この時以前からすでに自転車が好きになっていた私は 中学校の夏休みの期間中、ずっと
この自転車屋さんで 開店から暗くなるまで毎日親父さんが自転車を触るのを見ていました
それで自転車の整備の方法を多く覚えました



その 8年後 私の弟もお世話になっています
N.C.C はこの頃は実業団登録をしており
高校の 3年間は N.C.C で試合に出ていました
弟も実業団の試合に出ています




クラブのタイムトライアル 先輩の自転車を
借りて走っています 皆にとても良くして
もらいました これは中学3年生です





それから数年一生懸命練習をしました 1971年 第2回全日本実業団 伊豆CSC 333バンクです
1000mT.T のスタートです 6位に入賞しています 高校にクラブの無かった私は 初めての
全国大会での入賞でした この時の優勝は沼田弥一さん





1971年11月 西日本実業団 鈴鹿サーキット 全国レベルの凄い選手が沢山写っています
見て解る選手はいますか? 私は左から2人目 裸足で白いシューズを履いています
その付近に居るのは 川崎正志 山本良三 清水一仁 城本量徳 (各氏敬称略)
先頭集団でゴールしましたが 11位 

この様な所で走れる様になるまで育ててもらったクラブです こことは今でも
お付き合いが続いています と言うよりまだ除籍にはなっていませんから(笑)

コメント (2)
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ハンドル バーテープの 糊の除去

2015-02-16 20:07:20 | 自転車整備 その他 
自転車にはハンドルバーテープを使いますがそれを剥した時に
どうしても糊が残ります それを綺麗に剥してみました





COLNAGO コルナゴに使われていたマースバーです そのコルナゴは違う自転車に
生まれ変わっていますが取り外したハンドルは保管していました






ハンドルは CINELLI GIRO D'ITALIA
古い鉄仮面のマークです 使われていた
自転車から考えると 35~40年程度は経って
いるのかな・・






これにはコットンテープが使われていましたが
裏の糊が頑固に残っています 今のテープなら
両面テープですね これを掃除するのに今迄は
シンナーなどを使いかなり時間を掛けていました
そんな事はしない人も居るのかな(笑)




シンナーは糊を溶かしますが ベトベトになり少し
酷い事になります 今回は試しに塗装の剥離剤を
使ってみます




バーエンド側に少し塗ってみました 気温がかなり
低いのでドライヤーで少し加熱




塗布後 5分程度の時間で拭き取ると綺麗に
なりました ただ拭き取りに多くのペーパーか
ウエスが必要です  ちょっと場所を変えます







自宅に戻り洗面化粧台のボールの中で行いました
刷毛で剥離剤を塗布し 適当な時間を置き
お湯で洗い流しました 気持ちの良い位
綺麗になりました そして簡単な作業






肝心なステムの取付け部に傷が有るのが惜しいですが
全体にワックスも掛けてやりました





古いクラシックパーツが美しく生まれ変わりました 当時の定番ハンドル GIRO D'ITALIA
私も使い続けました この様にアルマイトがされる以前の物でしたそれはまだ使っています

最近はハンドルの選択肢も多く ハンドルを頻繁に取り替える人もいらっしゃるでしょう
取り外したハンドルも綺麗にしてから保管してやると良いですね 一度試して下さい

コメント (8)
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自転車のタイヤ交換 後輪 完成

2015-02-14 20:14:33 | 自転車整備 その他 
自転車のタイヤ交換 シティサイクルはする作業が多く何度かに別けて
ご紹介していますが 今回は車輪を自転車に取り付けて作業が終わります




前回までに古いタイヤと新しいタイヤを
交換しました その後輪を自転車に取付けましょう

※ 前回までの作業は末尾にリンクを貼ります






タイヤ交換の為に外していたホイール(車輪)を
フレームに取り付けます チェーンをギアに掛け
ます






フレームのリアエンド(爪)に差し込みます
この時チェーンは前のギアから外れたままです








そのチェーンを前ギアの上に乗せながらクランクを
回すとチェーンがギアにはまります この時指詰めに
注意して下さい 多くの人がギアとチェーンに指を
挟み怪我をしています




前後のギアにチェーンがはまりました これから
チェーンの張り調整が必要です






チェーンの張りは このチェーン引きと言うパーツの
ネジを使い行います 少しオイルを注しておきます




チェーン引きのナットは 10mm です ナットを
締めチェーンを張って行きます






左右のチェーン引きを使い おおむねチェーンを
張りました 微調整をする前にブレーキを復旧します






取り外したネジにも油を注します






ブレーキ本体のアームとバンドをネジで止めますが
本締めは後で行います 今は仮止めで O.K






ブレーキワイヤーも 本体アームのワイヤー受けを
通し ワイヤークランプを取り付けます ワイヤーの
先で指を突かないで下さい 爪と指の間を突いて
治りにくい怪我をする人も居ます 自転車整備は
危険が一杯・・






本体のワイヤー取付け部に取付けます ここも
後で調整をしましょう






これから車輪のナットを取り付けますが ネジや
スタンドの駆動部にオイルを注しています 
今回色々な所にオイルを使っていますが 錆付いて
次の整備がし難くならない様にしています








左側(今逆さまにしていますが、自転車の左はこちらです)
にはスタンドが付きます その次に泥除けのステーです
順番を間違ってはいけません そしてこの次ハブナットを
取付けます




間違い例 これを先に付けちゃ駄目ね








右側にも油を注し こちらは泥除けのステーだけです
泥除けのステーの上からハブナットを使います




これで後輪が取り付きましたが これからチェーンの
張り調整を行います






チェーンの調整に併せ 車輪のセンター出しも大切な
作業です この様にチェーンステーとタイヤの間隔が
左右揃っていないのはいけません 左右の隙間を
揃えてやります






それらの調整はこのチェーン引きを使います
今回は上から見てタイヤを左に寄せたいので
このナットを緩めてやります 10mm のボックス
ドライバーを使っています






車輪のセンター出しとチェーンの張り具合の両方を
見ながらハブナットをしっかりと締め付けます

チェーンの張りは クランクを回転させると張りの
きつい所と緩い所が有ります このきつい所で
チェーンの遊びが無い程度で良いでしょう ただ
あまりガリガリと感じるまできついのはいけません






チェーンの調整が終われば ブレーキの引き代を
調整し ブレーキ関係のネジを本締めします




ブレーキワイヤ―の先のほつれが気になります
ここは人に刺さるから危ないですね






ワイヤーキャップを付けておきましょう



 


チェーンに潤滑剤を使います この Super Lube の
DRY-FILM ドライフイルム フッ素のスプレーなんですが
この様な一般車のチェーンに使うと凄く効果が有ります

今迄に何人かの自転車に使いましたが この様な事に
無頓着な一般の人が(自転車愛好家では無いと言う意味)
凄く軽くなったと驚きます






実はこの自転車にはドライフイルムや色々なオイルで
メンテナンスをしているのですが この前輪が何時まで
回ってるの?と言う程回っています その辺のロード
レーサーにきっと負けないですよ




さてこれで一般車のタイヤ交換が終わりました
これに 3回もお付き合いを頂き有難うございました
誰かのお役に立てば幸いです





六甲山の夕日です たまにこの様な色を見せてくれます

前回の作業 【 自転車のタイヤ交換 後輪 その 2 】

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自転車のタイヤ交換 後輪 その 2

2015-02-12 20:07:06 | 自転車整備 その他 
自転車のタイヤ交換をする為に前回は車輪を外しました
今回は古いタイヤを外し新しいタイヤを入れましょう





シティサイクルの後輪は泥除けや色々な物が付いているので外すのに
少し手間が掛かりましたね その様子は末尾にリンクを貼りますそれを見て下さい
今回は用意して有る新しいタイヤに入れ換えます この様な自転車に一番多く
使われている W/O と言う構造を持ったタイヤです




タイヤだったら何でも合うわけでは無く この様に
タイヤに書かれた規格と同じ物を用意します
これは JIS 表示で 26インチの直径で 1 3/8 インチ
と言う太さのタイヤです これを ISO 表示にすると
右側の 37-590 になります
一般車は JIS 表示で話す方が分り易いと思います



 


講釈が長くなってしまいました すみません
大事に使われていたタイヤです 充分元は
取ったでしょう(笑)






最初にチューブの空気を抜きますが
その前にリムナットを緩めておきます
空気を抜くと緩め難くなる事が有ります






バルブの虫ゴムを抜いて リムナットも外します




空気が抜けたら バルブを何度か押し込みます
たまにチューブが引っ付いているので それを
剥しています




タイヤを外します バルブの反対側から始めた方が
やり易いですね






中々手だけでは外れないので タイヤレバーと言う
工具を使います これは色々なメーカーが作って
いるので材質、形は様々です






タイヤレバーをリムとタイヤの間に入れ タイヤの耳を
持ち上げてやります タイヤレバーの先はアールになっていて
それがタイヤの耳に掛かり易い方向で使います




一ヶ所タイヤを持ち上げ 工具をスポークに掛けて
おきます ほとんどの工具がこの様に出来る様に
なっています(でも全部がそうじゃ有りません)






一回目から少し離れた所で同じ事を行います
あまり距離を空けない方が良いです






レバーを何度か使うとタイヤとリムの間に指が
入る様になります 指先に怪我をしない様
注意しながらタイヤを外しましょう






タイヤの片方の耳がリムから外れました
バルブの反対側からチューブを引き出します






バルブの部分を最後に バルブをリムから抜き取り
チューブの取り出しが完了です




バルブの部分に古いチューブを切り取り バルブ穴を開け
バルブ部分の補強をしています これでバルブ付近の
トラブルを減らす事が出来ます






これでタイヤが外せます これは簡単な作業です
ここまで進めるとタイヤの耳には何か入っているのが
解ったと思います それはビードワイヤーで W/O は
Wired On の略です






タイヤを外したらリムやリムテープの点検を
行います 黒いのがリムテープでチューブを
傷めない様に装着されています






ウエスで汚れや異物を拭き取っていきます
新しいリムテープを今回は用意していないので
今回はそのまま使います バルブ穴の部分が
良く無かったので 銀色のテープで補修しました






この粘着性のリムテープは一つ用意しておくと
大変便利です




今回はチューブももう一度使うので汚れを取りながら
良く観察をします




新しいタイヤを入れましょう 片方の耳をリムに
嵌めました






タイヤの中にチューブを入れますが まずは
バルブからです タイヤの文字をバルブの所へ
合せると見た目が良いですね






タイヤをめくりリムのバルブ穴を出します そこへ
バルブを差し込みましょう








バルブ部分をタイヤの中に収め バルブにナットを
軽く締めます






次に虫ゴムを入れますが 虫が傷んでいたら交換
しましょう






新しいゴムに替えてバルブに取り付けました






これからタイヤの中にチューブを入れますが
チューブには空気が全く入っていません




チューブに空気が入っていないとタイヤの中で
捻れたりするので 空気を少しだけ入れます








空気の量は 軽くチューブが丸くなる程度
指で押えるとこのくらい凹みます 入れ過ぎると
この後の仕事が難しくなります






バルブの両サイドからチューブをタイヤの中に入れて行き
リムの上に乗せて行きます この時バルブが真っ直ぐに
なる様注意しながら進めます




タイヤの全周にチューブを入れました






これからタイヤをリムに嵌めて行きます
バルブが真っ直ぐになっているのを確認し
バルブを奥に押し込んでからタイヤを嵌めます 
これはチューブがタイヤの耳とリムの間に
噛まない様にする為です






バルブの両サイドからタイヤを嵌めて行き
最後が固ければタイヤレバーを使います






タイヤレバーのアールの凹んだ方をリムに掛け
レバーを持ち上げタイヤをリムに嵌めます

注意
この作業中にチューブを工具とリムの間に挟み
チューブに穴を開ける事が良く有ります ここは
慎重に仕事を進めて下さい




タイヤがリムに嵌まりました




空気を少し入れます タイヤをこじれば外れそうに
なる位の圧です




バルブを奥へ何度か押し込み チューブがリムと
タイヤの間に噛んでいないか確認します




タイヤをこじてチューブがリムに噛んでいないか
全周、確認します これはとても大切な確認作業
です




チューブが上手く入っていれば使用圧まで空気を
入れます






バルブナットを締め込めばタイヤの入れ替えは
完了です このナットは手で強く締め込めば
O.K です




これでタイヤの入れ替え作業は終わりました
この後、車輪を自転車に取付けます





近くの池で仲良く泳いでいました もう少し暖かい時期には水の中には
亀や魚が沢山見えるのですが、この寒い時期には見当たりません

次回は車輪を自転車に取り付けましょう

前回の作業 【 自転車のタイヤ交換 その 1 】

次の作業 【 自転車のタイヤ交換 後輪 完成 】

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自転車のタイヤ交換 後輪 その 1

2015-02-10 20:14:05 | 自転車整備 その他 
いつもスポーツバイクばかり触っていますが今回は一般車の
タイヤ交換の様子をご紹介します する事が多い後輪です





ごく一般的な自転車でシティサイクルとも呼ばれ日常的に使う自転車です






大変大切に長く使われている自転車です
今回はタイヤが見事に減っていたので
見かねて預ってきました




兵庫県伊丹市にある老舗の自転車屋さんの
ステッカーが貼られています




先程の後輪のタイヤを交換しますが このタイプを
個人でするのなら逆さまにするのが一番やり易いと
思います






タイヤ交換をするのには車輪を外す処から
始めます 左右のハブナットを外しましょう






後輪のハブナットには 15mm のスパナを使います
※ 今回のネジは全て正ネジです






ハブナットを緩め、外しました ナットが急に緩むと
思わぬ所で手に怪我をする事も有るので気を付けながら
作業を進めます




一般車にはマッドガード(泥除け)や荷台のステーが
ハブナットで止めて有るので順番を忘れない様 覚えて
おいて下さい




左側もする事は一緒です ただこちらは外す物が多く
有ります






この自転車にはバンドブレーキが使われています
ブレーキを固定しているネジを外します






裏側のナットを押えます ここは 10mm のスパナを
使います 道具は何でも結構です






表のボルトの頭も 10mm のスパナです 工具は使えれば
何でも良いのですが この辺りのネジの材質は柔らかいので
この様なメガネやボックスを使った方がネジの頭を潰さなくて
良いですね






ネジが外れました






次はブレーキワイヤーを外します ここは
裏のネジは有りません






ここも 10mm のスパナを使います






ワイヤーの締め付けボルトからワイヤーを
抜いてしまいます ばらけたワイヤーで指を
突かない様に注意








ワイヤーのアウター受けからワイヤーを取り外します
引き抜けば O.K です




これでブレーキがフリーになりました 最近は
ローラーブレーキも多いですがする事は一緒です






車輪を外す為にチェーンを前のギアから外します
今はパンパンに張って有る状態です






チェーンを緩める処から始めます これは左右の
チェーン引きと言う部品です






チェーン引きのナットを緩めます ここも 10mm の
工具を使います この HOZAN の工具が有れば
一般車では重宝します 現行の品番は D-840-10
ナットドライバー 定価 529 円(税込み)






左右のチェーン引きのナットを緩めました






後輪を前に押し込みます ハブシャフトが
これだけ前に寄りました




チェーンがこれだけ緩みました






チェーンを内側に寄せながらクランクを回すと
チェーンが前ギアの内側に落ちて行きます
急がず 何処かで無理をしていないか確認
しながら進めて行きます 
チェーンがギアから外れました




これで車輪を後ろへ引っ張りリアエンド(爪)から
外します





 
チェーンを後ろギアから外すと車輪の取外しは
完了です チェーンは地面に垂れない様、爪に
掛けておくと良いですね 




ここまでがタイヤ交換の準備です この様に
一般車をたまに触るとロードレーサーなどの
競技用自転車はいかに整備性が良いか良く
解ります





この日はお天気の良い日でした 奥の山は六甲山です 写真の下の方に
左右に伸びている白い筒状の物は中国自動車道の防音壁で 宝塚 I.C の
やや西側辺りです

さてタイヤ交換の準備が出来たので次回はタイヤを入れ換えましょう

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