Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フロント シングルギア チェーン脱落防止パーツ 自作 取付け

2016-10-18 20:16:32 | 製作・加工
最近はシクロクロス用バイクのフロントギアのシングル化が流行っています
それに伴いチェーンが落ちる症状が良く起る様です それを解消する為の
チェーン脱落防止パーツを自作して取り付けました






今回の事は友人からの 1通のメールから始まりました
シクロのフロントシングル化が完了したのですが、チェーン落ちが心配で
チェーンキーパーはひとつ購入したのですが パイプ径34.9mmのものが探せず
用意したのが31.6mmです 取付けに何か良い案があればご教示いただけますでしょうか。
この様な内容ですがその後メールと写真のやり取りで仕事が進んで行きます



  
これが用意したチェーンガイドで paul と言う
メーカーの物だそうです 結構高額だったとの事で
出来ればこれを活かしたいとの希望です 31.6mmから
34.9mm にするには 1.65mm削れば、直径で 3.3mm
拡がります なんとか行けそうですこの方向でやって
みましょう と言う事になりました






お互いの都合の良い日を決め私の自転車小屋へ来て
頂く事にしました それまでにどの様な道具を使えば
良いかシュミレーションしておきます






使わないブレーキレバーを削って試しています 
しかし今回削るパーツは おそらくこの様な柔い
アルミではないでしょう






回転工具の力も借りた方が良いかも分りません
しかしそのどれもが思うような削り方が出来ません




少し道具を買い足しました






目の粗い半丸ヤスリや使えそうな回転工具の
先端パーツなど・・



  
そこへ 1通のメールが届きます 手元のチェーンガイドを
自転車に合せてみると 取付け位置がシートチューブの下の
方になりそこが膨らんでいます 
Kino: そうですか テーパー部分にバンドを取付け、ネジを
締め込むとバンドは細い方へ逃げます 内径を拡げて使うと
言う案は止めておきましょう 他の方法を考えます






フロントディレーラーを付けていた時の直付用アダプターが
有ると言っていたのでそれを利用し 後は作ってしまおうかな・・
用意している部品の チェーンガイド部分の寸法を測って貰い
簡単に図面を書いてみました




材料探し



もう気持ちは自作をする方に固まっています まず
ガイド部分のコの字を作らないといけません この
はちみつスプーンが程良い形をしています この直角に
曲がった所を二つ合わせれば コの字になりますね




しかし寸法を測ると少し短くて足らないです
私もこの脱落防止パーツは始めてなので実際のパーツを
参考にし、類似した物を作った方が無難です 違う材料を
使いましょう








これでどうでしょう スケッパーと言うパンやケーキを
作る時の道具です ステンレスで厚さが 0.6mm これは
使えそうです 自作する時の材料選びは、何時もですが
何処でも簡単に手に入る物を探しています




頭の中では色々と考えています 私の技量では
難しい事は出来ません 自分でどの程度の事が
出来るのかは想像が付きます




まず使える所を切り出します その後チェーンガイドに
必要な大きさに切り出して行きます 使う道具は、我々は
サンダーと呼びますが 金属の切断用の歯を付けた回転
工具です








必要な大きさの板に罫書き線を入れてバイスに挟みます
それを矩(カネ)=直角に曲げました これを 2枚作ります




さらにサンダーを使い 2枚の板を組み合わせ
送って貰った寸法 前部 9mm 後部 12mm の
形になる様に切断します






作業台に帰ってきました この二枚を組み合わせます








この様に重ねると、必要な形になります








二枚の板を洗剤で洗い油を落しました そして
ペーパーで接合部の表面を磨きます






二つを接合するのは半田付けで行います 
半田はステンレス用を使い ハンダをする面積が大きく
半田ごてでは加熱が追い付かないので トーチランプを
使います






防炎シートを敷いてから作業を行いました 概ね
思った通りの半田が出来ています




形も上手くまとまっています






細かな所で手が入らない所はリューターで
整えておきます






ランプで焼けた表面はペーパーで磨きヘアーラインに
しました 寸法も計算通りです




ただ見本にした前方のアールは作っていません 
ここまでするのはかなり難しい仕事になります
チャレンジする事は大切ですが使っている道具と
私の腕では綺麗な工作が出来ません ここは引き
ます。 後方のチェーンが進入してくる部分は少し
外に返しを付け、チェーンが引っ掛からない様に
しています



  
さて当日持って来てもらう直付 FD 用のアダプターですが
オスネジを使う裏側がアールになっています これでは
ナットが使えません これもどうにかしなくちゃ・・・

随分記事が長くなって来ました、読むのも疲れますよね
続きは次回にさせて頂きましょう





気持ちの良い陽射しの中 近くを走っていると綺麗な実を見掛けました
奥のピンクの花が終わればこの実になるんですね
次回は FD 直付用アダプターの裏側の仕舞いと シクロバイクに取り付ける処まで
ご紹介させて頂きます 次回もどうぞお付き合い下さい

次の作業 【 フロントシングルギア チェーン脱落防止パーツ 制作取付け 】

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パンク修理用 ローラー

2016-10-17 20:17:05 | メンテ 用品
自転車に乗っているとパンクは避ける事が出来ません パンク修理をする時に
チューブとパッチゴムを確実に密着させる為の道具が有ります パンク修理用の
ローラーです





パンクの修理道具は皆さんも幾らかは揃えていらっしゃるかと思います
今回は自転車の部品売り場を見ていたら良さそうな道具が有ったので
買って来ました






私の自宅近くにも何軒かのホームセンターが有ります
お店によって特徴も違うので 行ったついでに自転車
売り場を覗く事も有ります 今回は購買意欲を
そそられる物を見付け それをお持ち帰り(お金は払いました)






パッケージには パンク修理ローラー パンク修理時に最適 
パッチとチューブの圧着作業がラクラクと書かれています 
これと良く似た物を自転車屋さんが使っているのを見て
以前から良いなと思っていました




横から見るとこんなに薄い金属で出来ています






片方の先端にはこの様な回転するローラーが
付いています




反対側は先端に角度を付けた所に ペーパーが
貼り付けてあります チューブをここで擦るのですね






パンクしたチューブの穴の周りをペーパーで良く擦り
パッチゴムを貼った後でローラーで良く圧着します
これをするとしないでは パッチゴムの付き方が
全く違いますね






私は今迄この様な道具を使っていました 壁のクロスを
貼る時に使う道具で 壁紙押えローラーと言う名称です
主にクロスの継ぎ目をこれで押えるので ジョイントローラー
とも言いますね 建築のクロス職人さんはまず持っています




これを使うと当りが凄く優しいですよ ローラーの角も
上手く使うと申し分の無い仕事をしてくれます
ホームセンターでも置いて有ると思います 数百円です




場合に依ってはプラハンマーで殴る事も有ります
これも圧着するのにはとても効果的な方法です




今回買ったパンク修理ローラーも 工具箱の仲間入りです





壁紙ローラーで不満は有りませんが この金属の奴も一度使ってみたかったんです(笑)
今回の贅沢は 398円(税別)でした ホームセンターの価格は類似した物でもお店に依って
全く違いますね 実際、購入する所を間違うと大きく悔やむ位の価格差があります

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ブレーキワイヤーの 取付けと調整

2016-10-15 21:14:57 | ピスト
先日よりブレーキレバーの取替えをしている街乗り用の自転車ですが
今回はブレーキワイヤーを取付け その調整まで行い この作業は完成です





自転車は古い部品を寄せ集めた固定ギアの街乗り用です これのブレーキレバーに
不具合が有りそれの交換をするのが目的でしたが その流れでステムの交換や傷の
付いたハンドルの塗装なども行いました いよいよ最後の作業 ブレーキワイヤーの
取付けを行います






まず後ろのブレーキから始めます こちらは
今迄のワイヤーを再利用します レバーにワイヤーを
取り付ける為に本体のクイックレバーを開放し 遊びを
大きくしておきます






後ろのクイックを開放する事で自由になるインナー
ワイヤーの寸法が増えます このタイコも良く腐食
するのでグリスを塗っておきます タイコに付いている
黒い樹脂部品は特に必要が無いので この後ニッパーで
取り外しました




模擬作業



ハンドルに付いたレバーは裏側で作業をする事になり
写真が上手く写せないので 外した古い方のレバーを
使い、整備台の上で模擬作業をしてみます








レバーの裏側です 本体にスリットが入りアジャスト
ボルトとナットが付いています それらのスリットを
全て同じ位置に合せます






レバー本体に入っているタイコとワイヤーを
上に持ち上げると、インナーワイヤーが外れます




タイコはこの穴に装着されています ワイヤーの取付けは
この手順を逆から行います この時にインナーワイヤーが
有る程度の長さが自由にならないと出来ません その為の
クイックの開放です






模擬作業の手順でリアが終わったのでフロントに掛ります 
こちらもアウターは再利用します 長さはこれで行けますね






新しいワイヤーは用意しています これはアウターと
セットになった後ろ用です






タイコはフラットレバー用です 下の物がドロップレバーに
使う物で、形状が違うので購入の際には注意が必要です






インナーだけ使いアウターは保管しておきます また
何かで使うでしょう






ワイヤーが余りにも長いので適度な所でカットします






アウターの内部に Super Lube のドライフィルムを
吹いておきます これはフッ素樹脂ですが摩擦を抑える
効果が有ります








インナーワイヤーには潤滑剤を塗っておきます 油脂が
切れると音が出たりするので塗っておいた方が良いですね
ただアウターのライナーに攻撃的な物を使うのは良く有りません






タイコにもグリスを塗っておきます






ブレーキ本体もチェックしておきます
このアジャストボルトも良く錆びて動かなくなります
一旦外し掃除してから新しいグリスをネジに塗って
おきました






ブレーキはさみ、これは随分前から有る道具ですが
とても仕事がはかどる優秀な工具です








先程の要領でワイヤーをレバーに装着し ブレーキ本体の
ワイヤークランプまで持って来ます






ワイヤーに適度な遊びを作りクランプボルトで
軽く止めておきます 8mm のメガネレンチです






ブレーキレバーの握り代を確認しています
その際のインナーワイヤーの引っ張り状態です






丁度良い感じの握り代です 後はアジャストボルトで
微調整をすれば大丈夫です






ナットを増し締めし ワイヤーを確実に固定して
油やグリスで汚れた所は良く拭いておきます








インナーワイヤーも見栄えの良い長さでカットします
先端の処理はまた後で行います




リアブレーキはほとんど握り代が有りません




ここは一旦クランプボルトを緩め ワイヤーで
調整してやる必要が有ります ワイヤーの状態が
余り良くないので なるべくここは触らない様に
作業を進めて来ましたが仕方が無いですね






このブレーキは 11mm のメガネレンチを使います




ブレーキの遊び=レバーの握り代をワイヤーで調整
しました まだ大丈夫ですがワイヤーにこれ以上
キンクが出来れば交換の必要が有ります
※ キンクとはワイヤーの捩じれやよじれなど癖の
  付いた状態の事を言います




これでブレーキワイヤーの取り付けと調整は
終わりました もう少し後始末を続けます




取り替えたフロントのワイヤーの処理を行います
ワイヤーキャップでも良いですが 私自身が乗り、人目に
触れる自転車ですから伝統的なハンダで処理をします








ハンダコテと材料です ステンレスのワイヤーには
ヤニ無しの半田とフラックスを使います 今回の
ワイヤーは鉄なので使うのは、ごく普通のヤニ入り
ハンダです






ワイヤーを適温まで加熱し半田を注してやります
液状になったハンダが毛細管現象でワイヤーの中に
一瞬で入って行きます 慣れて来るとハンダを盛ったり
出来ますが 今回は薄く分らない程度にしておきます




ハンダの後は良く拭き取り 半田の前に脱脂を
しているので 新たにオイルを良くワイヤーに
浸透させておきます






外していたサイコンを取付けます






スピード表示と距離だけですがこんなのでも有れば
それなりに便利です






少し乗ってみると僅か、ヘッドにガタを感じます
これは放っておいてはいけません 部品の寿命を
縮めると同時に不快です




32mm のヘッド用スパナです 2枚使います






ヘッド小物の様子です まず最上部の袋ナットを
緩めます ※ 全て正ネジです






次にその下に有る 上部ワンを締め込みます
そして上部袋ナットを締め込みロックします
これで実際に走ってみたり フロントブレーキを
掛けながら自転車を前後にゆすってみたりして
ガタを感じ無い所に調整します

ガタが無く自転車を持ち上げて傾けた方に
ハンドルが切れたら OK です それが
出来ない時はヘッド小物の交換時期です




ヘッドの整備は絶対に蔑(ないがしろ)にしてはいけません
あまり走行に関係が無い様ですが、凄く影響を与えます
ヘッドの調整もしっかり終わりました これで完了です





今回も長く掛った整備になりました ブレーキレバーの交換が目的でしたが
ステムの交換 ハンドルの塗装 ヘッド小物の調整とする事が増える一方でした
でもその全てが楽しい作業です 安全にそして快適な自転車 手を掛けてやると
自転車はそれに応えてくれます





少し表の道路を走ってみました まず乗車姿勢が凄く良くなり 楽になりました
そしてレバーの交換でブレーキが良く効く様になっています ブレーキの引きの
比率も変ったと思いますが 以前の樹脂ブラケットとの違いをはっきりと感じます
おかげで気持ちの良い自転車になりました 一連の作業日記に、お付き合いを
有難うございました 

前回の作業 【 ブレーキレバーの 取付け作業 】

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ブレーキレバーの 取付け作業

2016-10-14 20:21:15 | ピスト
先日よりブレーキレバーの交換作業を進めています これに併せて他の作業も行っていたので
少し時間が掛っていました、ハンドル周りのセットが出来たので新しいレバーを取付けます





これが今回新しく用意したブレーキレバーです 自転車屋さんに古くから在庫が有った物で
この品番を調べても詳しい事は解りません でも使う自転車が 40年以上経った部品を使った
普段乗りの自転車なのでこれで上等です




自転車に取り付ける前に各部に少し手を掛けてやります
これは部品を長く使う為の一つの方法だと理解して下さい






脱着の時に使うクランプボルトです 特にこう言う
ネジ類には気を使いたい処です






今回はこの一連の記事で紹介した Park Tool の
アンチシーズコンパウンド=ネジの焼き付き防止剤
これを使ってみます 防錆効果も有るので固着防止
にも役立ちます 世界を転戦する本職のメカニックも
使っていますよ、と教えてくれました




かなり吸着力の強いケミカル品で汚れた所は直ぐに
拭いた方が良いですね ベタベタになります
Park Tool ASC-1 1400円程度のお値段です






レバー本体に装着されたアジャストボルトです
風雨にさらされこれが動かなくなった自転車を
良く見ます






ここには昨日紹介した廉価なグリスを塗っておきます
アジャストボルトですから、動かす時の事を考えると
グリスの方が良いと思います






今回のアジャストボルトは硬質の樹脂でしたが
それをねじ込むレバー本体の建込ネジが良く錆びて
塩を吹きます 先程のグリスはこのネジの対策です
レバーの駆動部にはオイルをスプレーしておきました






はみ出したケミカル品を拭き取り取り付ける準備が
出来ました 使う場所や用途に依ってケミカル品を
変えるのも無駄では無いと思います




さていよいよ自転車にレバーを取付けましょう
傷が付いていたハンドルには、新たな塗装をし
ステムも短い平行ステムに交換しています






ブレーキレバーの取付け位置を示す為に グリップを
当ててマスキングテープを貼っておきます これはまだ
塗装が柔らかいのでやっていますが 普通は必要の無い
作業です






ブレーキレバーのクランプボルトは緩めておきます






レバーをグリップの内側まで差し込みました






レバーを仮に固定するのに 5mm のアーレンキーを
使います クランプボルトが見え易い様にレバーの
角度を変えました 普段はしませんが見て頂き易い
様にしています






実際にクランプボルトはハンドルの下になり
やり難い場所に有ります ネジの頭を舐め無い様
気を付けないといけません




左側も取り付けます






左右のブレーキレバーを取付けました まだ位置や
角度が決まっていないので動かない程度に止めています
位置出しの為に貼ったマスキングテープを剥します






フラットハンドル用のグリップの買い置きも有りますが
取り外した奴を再利用します そのつもりで傷を付けずに
抜いています もっとお洒落な物も有りそうですが これで
良いです(笑)






グリップをハンドルに入れます ここはゴム糊を使います






グリップを取付けました この長さの物なら汚い話しですが
唾(ツバ)でも大丈夫です しかし競輪競走で使う長い物は
そんな事では入りません 競輪選手の人達が古くから今でも
やっている、ゴム糊を使う方法 これは又改めて記事を書いて
ご紹介します






左右のグリップを入れました このグリップも長く
使っています 少し潤いを与えてやりましょう
KURE のポリメイト これはゴムや樹脂に使いますが
変なベタツキや滑る事も無いので良いですね






ウエスにポリメイトを湿らせグリップを拭いてやると
ほらこの通り 綺麗になりましたね





随分と長く掛っています 一つ一つを丁寧に手抜き無しで進めるとこうなってしまいますが
趣味だから出来る事ですね 自転車屋さんだと一般車の整備で、頂ける手間賃を考えると
やりたくても出来ない事だと思います






これからハンドルの位置決めをします 分解した時に
寸法を測っているのでそれと比べています 高さは
5cm 程高いですね






ハンドルの前後位置は 偶然にも全く一緒です
ステムが短くなっていますが 仮付けした時の
ライザー角の使い方でこうなったのでしょう






ハンドルの高さは以前より 5cm は高過ぎるので
調整します 4cmの所に目安のテープを貼りました








ハンドルを少し下げます 引き上げ棒は 12mmの
メガネレンチを使います ※ 正ネジです




このタイプのステムはネジを緩めただけではハンドルは
動きません プラハンマーで頭を叩いてやります






これで引き上げ棒が下がりステム内部の臼も下がって
固定されていたステムが開放されます




これでステムを下げました 分解前は少しハンドルが低く
苦痛を感じていたので少し高くしています




ステムの取替え前より 2cm 高くなっています






前後位置は先程から 5mm 伸びました 下方向へ移動した
分ですね ハンドルが高くなるとグリップが近く感じるので
むしろこの方が良いでしょう




整備小屋の前で試走すると随分良くなりました
ステムを固定します ハンドルが曲がっていないか
注意は必要です






ハンドルの角度も固定します ここも 12mmの
レンチです






ブレーキレバーの位置を確かめています ちょっと
窮屈ですね もう少し内側へ入れた方が良さそうです




ブレーキレバーを内側に 5mm 程寄せました この方が
使い易いです、左右同じ位置に揃えました





これでグリップの装着 ハンドルポジションとブレーキレバーの位置決めも終わりました
ここからはブレーキワイヤーの取付けと調整、各部の仕舞いへと進めて行きます
毎回文字数の多い記事でお疲れでしょう 申し訳ありません 続きは次回にさせて頂きます
次もお付き合い下さい

前回の作業 【 ハンドルステムの取替えをします 】

次の作業 【 ブレーキワイヤーの 取付けと調整 】

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ハンドル ステムの取替えをします

2016-10-13 20:05:45 | ピスト
ブレーキレバーの取替えを始めた私の自転車 同時にハンドル ステムの交換も
行います 乗っていて今のハンドル位置が少し苦しいのでそれの改善です





お買い物自転車のハンドル周りです 使っているステムは NITTO N.J.PRO AA と言う
角度が 58°の前下がりステムです これに交換して丁度 1年が経ちましたがハンドルが
低くて苦痛を感じるので平行ステムに交換します






この自転車はブレーキレバーの交換をする為に
前回、レバーやワイヤー類を外しています 自転車から
ステムを外すのには 6mmのアーレンキーを使います
これはステムに依り色々です ※ ネジは正ネジです








アーレンキーで引き上げ棒を緩めると このタイプの斜臼を
使ったステムは簡単に動きます ハンドルを左右に動かしながら
上に持ち上げフレームからステムを抜きました






ヘッドの仕様は 1インチスレッドと言うタイプで 
最近主流のアヘッドタイプとは異なります
しかし一般車では今でも多くがこのタイプです 
次のステムを整備台で用意して来ます




ここで作業を進めます




ハンドルからステムを外します








クランプボルトに 6mm のアーレンキーを使い
ネジを緩めます ※ 正ネジです




フラットハンドルなのでそれ程苦労なしにステムが
抜けました 綺麗な容姿のステムです






次に用意したステムをハンドルに付ければ良いのですが
7年近く使って来たハンドルです 色が所々剥げています
何か放っておけないです






塗装のやり直しをします 剥げた所を耐水ペーパーで
ならし 下塗りの後、以前と同じ色を塗ります




塗装を終えました








綺麗に塗装が出来ました 気持ちが良いですね
最初の予定以上に仕事が増えていますが こう
言うのを見るとやって良かったと思えます
耐水ペーパーを使ってからここまで 1日以上掛っています
このハンドルの塗装の様子はまた改めて記事に致します




次はこのステムを使います 突き出しが50mmの短い
鉄のステムです かなり古い部品です これも先日
塗装をしていた物です








ハンドルのクランプボルトを緩めます ここには
12mm のメガネレンチを使います ※ 正ネジです






塗装が終わった処のハンドルに差し込みます
ハンドルの右側で一部塗装をしていない部分は
グリップの下に隠れる部分で 塗装をする時に
ハンドルをここで保持していました






何かあまりにも簡単にハンドルが入りましたが
このステムクランプ径がやけに大きいです 
この時代に変な規格は無いと思いますが
どうなんでしょう






クランプボルトを締めてみました 大丈夫ですね
使えます




ハンドルとステムの用意が出来ました 次はもう一度
表に出ます








前の整備から一年が経っていますフォークコラムの
中の状態を見ています それ程酷い錆は新たに発生
していません 40数年経ったフレームなら、これ位は
おかしく有りません






フォークコラムの中やパーツの組立てには 腐食を
防止する為にグリスを使いますが これには結構な
量を使うので、この様な廉価な物も用意しています




これを小さな容器に小分けしています






そのグリスを新たに塗布します 防水、防錆などこれの
効果は大きく その結果は先程のウエスの状態を見て
頂いた通りです アッセンブリ―用ルブリカント 大切だと
思います



余談





中には本来固定をしなくてはいけない部分に グリスを
使うのは良く無いのじゃないかと 仰る方もいらっしゃる
かと思います そう言う懸念が有るのならこの Park Tool
パークツールの ASC-1 ネジの焼き付き防止剤 これでも
効果が有ります この様な物は適材適所、用途を間違って
いなければ 自分が良いと思った物を使えば良いと思います






フォークコラムに新しく用意したステムを差し込みます






まだ高さも決めていませんので軽く引き上げ棒を
締めておきます 高さを含めた位置出しは
ブレーキレバー等を取付けてから行いましょう





本来ならもう使わない古い鉄のステムですが、使える物なら最後まで使ってやれば
良いと思います これで新しいブレーキレバーを取付ける所まで来ました それは
次回に行いましょう

前回の作業です 【 ブレーキレバーの交換をします 】
今回使ったステムはこの様な物です 【 鉄のステムを 塗装する 】

次の作業 【 ブレーキレバーの 取付け作業 】

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