Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ブレーキ アウターワイヤーの先端処理 

2020-11-04 20:15:40 | 踏切り自転車 組立て
組立てを進めている街乗り用の自転車 ブレーキワイヤーを取り付ける前に
切断したアウターワイヤーの先端処理を行います 大切な作業ですどうぞご覧下さい





組立てを進めている普段乗りの固定ギア自転車です ブレーキワイヤーの長さを決め
切断まで済ませています ワイヤーを固定するまでにアウターケーブルの端末処理を
行います





一旦自転車からワイヤーを外し整備テーブルまで持って来ました ここで作業を進めます






専用のワイヤーカッターで切断しても 切り口は綺麗には
なっていません 被覆の中の金属スパイラルが汚くなっています
このまま使わず綺麗に整形してやります






金属はヤスリで削れますが被覆は削れません 先に
少しだけカットしておきます




ヤスリを使い切り口を削り 面を揃えてやります




この位まで削ってやれば結構です






金属は削れましたが ライナーは真円が出ていません
ジグリを使います 千枚通しなど、先の尖った物でも使えます






ジグリの先をアウターに差し込みます これでライナーの
整形も出来ました






前後のアウターの両端の処理が終わりました ただひたすら
削る作業です 隠し味は少しでも良い自転車にしてやろうの
愛情です





切断し歪んだワイヤーをそのまま使うより、この様に処理したワイヤーを使う事で
ブレーキを使った時の操作感が良くなります この様な小さな事の積み重ねで良い
自転車になって行きます 次回はもう一手間掛けましょう 引きが軽いワイヤーに
します どうぞ次回もお付き合い下さい

前回の記事 【 ブレーキワイヤーの長さを決める 街乗りピスト 】

 
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ブレーキワイヤーの長さを決める 街乗りピスト

2020-11-03 20:25:44 | 踏切り自転車 組立て
組み立てを進めている街乗り用の固定ギア自転車 今回はブレーキワイヤーの長さを決めます
機能的にも見た目にも影響が有る作業です どうぞその作業風景をご覧下さい





自転車のポジションを出すためにホイールやブレーキを仮付けしていましたが
順次本組みに変えて行っています 今回は今使っているブレーキワイヤーを取り外し
新しいワイヤーの長さを決めましょう




リアブレーキのワイヤーを外します このワイヤーは
以前の自転車に使っていたものです






ワイヤーのクランプナットを緩めます このブレーキには
11mm のメガネを使います






取り付けナットを緩めワイヤーを抜きました






ブレーキレバー側です ワイヤーを止める為のタイコは
レバーの下から外します






レバーからタイコを外しました




これでワイヤーはフリーになっています






マイナスドライバーでワイヤーバンドを外しました




リアブレーキのアウターとインナーワイヤーです






フロントブレーキには 5mm のアーレンキーを使います






フロントのレバーも手順は同じです




レバーからワイヤーを外しました




この状態から新しいブレーキワイヤーの寸法を決めて行きます
見栄え、機能、両方にとって大切な作業です




アウターワイヤーです Shimano シマノのグレーを
選んでいます




リアから始めます






ブレーキワイヤーはブレーキを掛けるとワイヤーが
引っ張られます その状態でワイヤーの寸法を決めた方が
トラブルが無くて良いでしょう ブレーキ挟みと言う工具を
使います




これでブレーキを掛けた状態になっています






ブレーキレバーにワイヤーのアジャストボルトが付いています
これは引っ張る方だけでは無く 緩める方にも有る程度余裕を
持たせておきます






アジャストボルトを一杯締めた状態と 2回転程
余裕を持たせた状態です






アジャストボルトにワイヤーを差し込みます






トップチューブに実際に使う様にしっかりと
アウターをテープで止めます






ブレーキレバー側の長さは ハンドルを目一杯切った時に
ワイヤーが無理をしない長さが必要です




落車などをした時に ワイヤーに余裕が無いと
何処かに影響が出て、弱い部分を壊す事になります




前部分はこの長さで行きます




ブレーキ本体側はアウター受けまでの寸法を取ります






ここは見栄えが大切です 競技用の自転車では軽量化を
目指し使える範囲で短くする事も有りますが 見栄えを
考えると下の写真の方が綺麗です ここの微妙な長さは
センスの表れる所です




この様な事を考えたうえで長さを決定します






決めた長さでカットします ワイヤーカッターは
一つは用意しておいた方が良いですね




この後の先端処理を考え気持ち長くしています






実はワイヤーを切るまでに テープの仮止めでは
ワイヤーが落ち着かないので ワイヤーバンドを
使っています




多少は良いじゃないかと思われるかも分りませんが
このくらい神経質になっても良いと思います






リアブレーキのワイヤーはこれで行きます




今迄使っていたアウターを仮に付けてみました
それ程、違和感はありません ※ ブレーキ挟みは使っています




古いアウターと同じ長さに切った物を合せてみました
凄く長く感じますね アウターの固さが違うのでしょう




フロントはこのくらいでいきましょう ワイヤーの曲がりに
無理が無く見た感じもこれで良いでしょう





これで前後のワイヤーの長さを決定しました アウターワイヤーは切ったものを
そのまま使えば良いと言うものでは無く 取付け前に先端の処理を行います
次回はその作業を行います どうぞ次回もお付き合い下さい

前回の記事 【 ブレーキゴムを取り替える 街乗りピスト 】

次の記事 【 ブレーキ アウターワイヤーの先端処理 】 

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ブレーキゴムを取り替える 街乗りピスト

2020-11-02 20:00:48 | 踏切り自転車 組立て
組み立てを進めている街乗りピストのブレーキワイヤーを取り付ける前に ブレーキゴムを
交換します トウイン調整をする為の便利な工具もご紹介させて頂きます





組み立てを進めている街乗り用の固定ギア自転車です 今回はリアブレーキの
ブレーキゴムを交換します






このブレーキは以前の自転車からの移設です
ブレーキゴムの船=シューホルダーの塗装が
剥げて見栄えが良く無いので交換します




この舟はシマノのアルテグラ用を私が白色に塗装しています




このブレーキゴムも一度使っているので傷が付いています






その様なブレーキゴムは空研ぎ用のペーパーを
平な所に敷きゴムを擦ってやれば綺麗に成型出来ます






削りカスをブロワーで吹き飛ばしてから 塗装部分の
汚れも落としてやりました




取り替えを始めます






この船には 4mm のアーレンキーを使います




ブレーキゴムの取り付けボルトを外しました ※ 正ネジです






ブレーキゴムと舟が外れました 塗装が良く剥げています
ゴムの磨耗は少なくまだ使えます これは日を改めて
整備をしてやります






交換するゴムと船を用意します




ここからは少しグリスを使います Super Lube のグリスです






これはブレーキ本体と船の間に使うワッシャーです
この アールが有る事で、船を 4方向へ自由に動かす事が出来ます






ワッシャーにグリスを塗り舟に付けておきます
アールが船側です




取り付けボルトにもグリスを塗っています 錆の防止と
ボルトを回す時の潤滑が目的です






船をブレーキ本体に取り付けました この頃のブレーキ本体は
剛性が低いので、トウイン調整をした方が良いでしょう






今回はこんな道具を使ってみます PWT ブレーキシュー
チューナー BST 2 といいますが、初めて使います






これは道具の上端にこの様な突起が有り これをリムの上端に
引っ掛けます




この様に道具を装着し 船を道具の上に当るまで上げると
リムの上端から 2mm 程度下がった所にブレーキゴムが
セット出来ます




反対側でやってみます






ブレーキゴムを交換し 道具をゴムとリムの間に装着します
この道具は 進行方向の先端より 後ろ側が厚くなっています




仮に取り付けた船のネジを一旦緩め 船を自由にします
その後、舟を道具の一番上に当て ブレーキレバーを
握りながら取り付けネジを締め込み船を固定します




これでブレーキゴムの上下位置とトウインが程好く
調整ができます これは使ってみると実に優れた道具で
ブレーキゴムの調整が凄く楽に行えます 一つ工具箱に
入れておけば良いでしょう






取り外したブレーキゴムセットはまだ充分使えます
塗装も含めまた綺麗にしてやれば良いですね




今回のゴムの交換は ブレーキワイヤーが張って有る方が
作業を進め易いので 新しいワイヤーを取り付ける前に
行いました





今回ブレーキゴムの位置調整を行った事で次の新しいワイヤーへの取替えも
上手く行えるでしょう 街乗り用の自転車とは言え競技用自転車と区別なく
丁寧に作業を進めています 次回は新しいブレーキワイヤーに取り替えます
どうぞ次回もお付き合い下さい

前回の記事 【 サイコン キャットアイ CC-VT235W 】

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サイコン キャットアイ CC-VT235W

2020-11-01 20:15:45 | 踏切り自転車 組立て
最近は付けていない自転車を見る方が難しい サイクルコンピューター 今度の自転車に
取り付ける為に新たに用意しました Cat-Eye CC-VT235W ベーシックなタイプですが
どの様なものか見てみましょう





サイクルコンピューター これは何時ごろから普及したのでしょうか、当時は有線式でしたが
少なくとも 1975年以降だったと思います 今回新しく組み立てている 街乗り用自転車に
取り付ける為に用意しました






箱を開けて中を見てみましょう Cat-Eye キャットアイの
ベーシックな機種でワイヤレスを選びました CC-VT235W
定価 5500円(税別)です 
CC-VT230W 定価5000円(税別)と言う奴も有りましたが 
バックライトの有る無しで夜間の視認性が違うらしいです






箱の裏と取扱い説明書に色々な機能が説明されています
走行距離、最高速度、平均速度、等の基本的なもので
ケイデンスは測れません





セット内容はこの様にシンプルなものです これが絶対、自転車に必要かと言えば
決してそうでは有りませんが有れば楽しく自転車に乗れますね 街乗り用の自転車には
この位の商品で充分かと思います

前回の記事 【 ハンドルとグリップの取り付け 】

次の記事 【 ブレーキゴムを取り替える 街乗りピスト 】

コメント (2)
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