Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車小屋に サーキュレーター

2023-07-24 20:01:40 | よもやま話
暑い季節です 私が長い時間を過す自転車の整備場所用にサーキュレーターを買いました





自転車小屋の通路は結構風が通り あまり暑さは感じないのですが 友人や知人が訪ねて来てくれた時には
涼しく感じる物が有った方が良いと思い スポットクーラーを見に行ったのですが、思っていた以上に大きく
それは断念しました




それで結局サーキュレーターを買って来ました
扇風機は有りますが、ま良いか






サーキュレーターと扇風機の違いを検索すると
成る程と思いますが それ程拘る事でもなさそうです
自分の部屋でもサーキュレーターを扇風機の様に使っています






左右には自動で首を振ってくれます 上下は手動です






真上にも向きますが 空気を循環させる為の道具なら
こんな使い方も有りそうです





私がこの整備テーブルで作業をする時 暑さはそれ程 気にしていません
この自転車小屋自体が不思議と温度が上がりません 誰かがおいでになった時に
使ってみます お楽しみに(笑)

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綺麗な自転車は気持ちが良い

2023-07-22 20:13:38 | よもやま話
時間が有れば自転車には乗っています 綺麗な自転車は乗っていても
見ていても気持ちが良いです





自転車に乗るコースは幾つか決めていますが 昔から色々な所へ行く事はあまりしませんでした
この公園へ寄る時は スニーカーを履きゆっくりしています 日差しが気持ち良いです




フロントフォーク フレームの設計時 ヘッドアングルを少し寝かせたかったらしいです
それを伝えると 初期ロットは製作会社がフォークを長くして対応したらしいです
この理屈、解るでしょうか





フロントフォークの剣先 塗装の打ち合わせで私が反対した青色 半ば強引に押し切られましたが
この配色は正解でした 流石だと思います 製作後 10年を超えましたが大切にしています





このアングルが好きなのか結構多い写真です 特別に調合して貰ったグリーンが艶々です
かすかに見えているチェーンキャッチャーは自作です ステンレスのバターナイフを加工しました

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TUFO チューブラータイヤは シームレス

2023-07-21 20:22:58 | タイヤ
チェコ共和国で生産されている TUFO の自転車用タイヤ 今回は同社のチューブラータイヤの構造を
見てみました タイヤを切断している様子をご紹介させて頂きます





TUFO のチューブラータイヤは 10数年前から使い出しました それ以降、絶えず買い置きもし
そこそこの本数を使いました






これは JET PRO と言う銘柄で 19mm 巾 236g だったと思います
まだパンクもしていませんが 昨年新しいタイヤに貼り替えてから
保管しています でもフンドシの具合が悪く再利用はしません






センタースリックで 結構硬いタイヤです 空気圧は
8-12bar の高圧で使います




折角使わないタイヤが有りますから このタイヤの構造を
見てみましょう 縫い目が無い シームレスタイヤです






ハサミで一ヶ所切断します このハサミは 100円均一 DAISO の
商品ですが 実に切れ味が良く 何本かまとめて買いました






一ヶ所切断しました






裏のフンドシを剥がしました チューブラータイヤに有る
縫い目が有りません 
シームレスとは継ぎ目が無い物をそう呼びます 継ぎ目が無い鋼管を
引き抜き管とか シームレスパイプと言いますが 自転車分野でも有名な
新家工業(株)が得意な分野だと昔に聞いた事が有ります






もう少し良く見る為に 10cm 程度の長さに切りました




中のチューブを引き抜きたくて タイヤとチューブの間に
スポークを差し込み タイヤとの縁を切ろうとしましたが
結構タイヤの内側に良く 引っ付いています






仕方が有りません チューブに傷を付けない様にハサミを
差し込み タイヤの腹を割りました






チューブを出しました 結構肉厚が有る ブチルチューブでしょうか
空気が凄く抜け難いタイヤです






タイヤの内側です 少し調べると
カーカス層は繊維密度90TPIケーシング、サイドウォールには
60TPIケーシングを配しています。との記述が有りました






トレッド部分です チューブラータイヤではあまりこの表現は使いませんが
タイヤの横にゴムが貼られていない オープンサイドです




タイヤの全体の一部はご覧頂いた通りです






バルブ部分もカットしました






先程と同様にタイヤのサイドを切り裂きます




ここまで作業を進めていると 結構良く出来たタイヤだと
言う気がしています






タイヤからチューブを引き出します バルブ部分を
抜きましょう






タイヤのバルブ穴からチューブを抜こうとしますが
結構引っ付いています 
昨年から暑い時期に走行するとバルブが曲がる症状が出て困りました
その時の紹介記事でタイヤの中で チューブだけが回っていないでしょうか、
と言うコメントを頂きましたが
私がバルブ部分、先程のストレート部分を触った感じでは まずそれは無さそうです






バルブがタイヤから抜けました タイヤの内側には白い部材で
補強されています これは多分、穴が拡がらない様にする対策
でしょう その周りに黒い線が見えますが これはチューブ側の
補強材の跡かと思います どちらも想像ですが、多分間違いは
ないと思います






チューブのバルブの周りには 小判型の補強が付いています
先程の黒い線はこの跡だと想像しました 




補強材の端が剥がれているのが少し気になります






チューブを裂いた内側はこの様な状態です
このバルブ取り付け部に不安は感じません




今回の検証はここ迄にしておきます タイヤも最後まで
自転車愛好家の役に立って 良かったです





今回色々と見て頂いたのは エントリーモデルと呼んでも良い 廉価なタイヤでした
今は多分廃盤になっていると思います しかし縫い目が無いシームレスタイヤは良いですね
トラックレースでも使う選手が多いメーカーでも有ります

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チューブラータイヤのバルブが曲がる 原因はこれか?

2023-07-20 20:02:50 | タイヤ
昨年の夏から 気温の高い時期にバルブが曲がる症状に悩まされて来ました
今年も同じ事が早速起こりました しかしこれが原因なのか と考える事が出来る
症状に出会えました ちょっと見て頂きます





昨年の 7~10月までの気温が高い日に走ると バルブが曲がると言う症状が頻繁に起りました
今年も同様の症状が先日出ました




今年はまず前輪にこの様な症状が出ました 一般的に
チューブラータイヤが回り バルブが曲がると言う現象です





前回の記事でもご紹介しましたが チューブラータイヤのフロントホイールでバルブが曲がるのは
走行時にはリムとタイヤが進行方向へ回転していますが ブレーキを掛けた時 タイヤはそのまま
回転し リムは回転を止めようとします この時、リムと接着しているタイヤがずれてバルブが曲がる
これが理屈です 実際接着力が無くなったタイヤで経験した事が有ります






この時はバルブの曲りが酷かったので 直ぐにタイヤを
貼り替えました






使用圧まで張ってあった空気を抜きます






タイヤを外そうとしますが 素手では困難なくらいタイヤは
接着しています 昨年も同様でした これでタイヤが回る事は
まず考えられません 不思議です





実はこの時に少し違和感を感じています 空気を張っている時には気にならなかったのですが
白丸で囲った部分の タイヤに不自然な皺が出来ています






他の部分にも同様の皺が有ります






ホイールの裏側です やはり皺が有ります




この様な症状は 今迄見た事が有りません




整備台でも良く確認してみましょう






このタイヤは TUFO S33 PRO と言う 21mm 巾のシームレスで
重量は 260g です






空気を抜きます






タイヤのサイドに 新しい時には無かった皺が出来ています




昨年何度も貼り替えた時には気が付きませんでした
これは仮定です
バルブが曲がる原因として リムとタイヤの接着面がずれると解説しましたが
接着面では無く タイヤのサイドが進行方向に捻れていると考える事は出来ないでしょうか
そう言う事が起こっているなら 昨年からの症状に私は納得出来るのですが・・




昨年は色々な事を疑い 製造時期が違うリムセメントを使ったり
タイヤに問題が有るのじゃないかと タイヤも交換しました






しかし そこに一つの盲点が存在します タイヤを交換しましたが
同じメーカーの同銘柄を選んでいます 両方で症状が出ました





考えてみたら このロードレーサーのホイールだけで起ったバルブの曲がり
他の自転車では起っていません・・ 違うタイヤを使っています





何か思いがけない事に気が付きましたが あくまで私の仮説です これを仮説で無くすには
タイヤを取っ替え引っ替え 暑い日を選んで試すしか有りません 出来るのか・・
昨年と同じ体力と気力が有れば出来ますよね あまり期待はしないで下さい

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今年も タイヤとの戦い

2023-07-19 19:42:13 | タイヤ
タイヤが回りバルブが曲がる チューブラータイヤ特有の不具合ですが 気温が上がって来た初夏
今年も戦いが始まりました





仕事の合間を見て自転車には乗っています 気温が高く暑い季節になって来ました
昨年タイヤで散々悩まされた季節到来です




昨日乗ってから 日が明け今日も走りに行きます
出発前に空気の点検をしていたら バルブが酷く
曲がっています フロントホイールです
まさか、と言う思いと今年も謎解きが始まりました






気候的には 保冷ボトルを用意した位 気温が上がっています





ここでこの現象について少し書いておきます タイヤはチューブラー、フロントホイールです
タイヤの接着にはリムセメントを使っています
通常の走行時には リムとタイヤが同じ進行方向へ回転しています、ブレーキを使った時に
リムには回転を止める力が掛かりますが タイヤは進行方向へ回ろうとします この時にタイヤの
接着部(接着面)がずれて バルブが曲がると言う現象が起きます




前記の様な現象が起き バルブが曲がります じゃ、ホイールを
反転させて バルブを元の位置に戻す事も可能です ホイールを
反転させました






理屈ではそうなんですが 本当にバルブが動くのか
水性ペンで バルブの状態をリムに罫書いておきます
この際出来る事は何でもやります






猛暑の中 20km 程度走って来ました 何時ものコースと
何時もの距離です バルブは出発前のままです・・






原因はともかく バルブの曲りが酷いので タイヤを
貼り替えます




貼り替えを進めて行きますが タイヤは左右反転させて
再利用します






タイヤは TUFO S33 PRO 21mm 巾を使っています






空気を全部抜きます






タイヤをリムから外します かなり強固に貼れています






とても指先で剥がせる様な貼り方では有りません
しっかりしたマイナスドライバーを使います
タイヤに傷を付けない様に リムとタイヤの間に
差し込みます






かなり強力に接着しています これでタイヤが回るはずは有りません
不思議です




タイヤを剥がして行きます






わ、タイヤのフンドシが リムに残ってしまいました
指では剥がれません プライヤーを使い切っ掛けを
作ります






タイヤを剥がしました ドライバーを使いながらでも
10分近く掛りました






リムは ARAYA ADX-1 トラック用のリムです それをロードに
使うのはタイヤとの相性が悪い、と仰る方もいらっしゃいますが
それは問題無いでしょう 今回のタイヤは競輪で使うタイヤより
細い 21mm ですし 接着状態は見て頂いた通りです




リムに残ったリムセメントの状態が ニップル穴のスパンに依って
異なっています セメントをタイヤに持って行かれた部分も有ります
全体を落ち着かせるために プライマーを使います






昔はプライマーを SOYO も出していましたが 今は有りません
これは残ったリムセメントを缶に集め 溶剤で少し緩めたものを
自分で用意しています




プラーマーを塗布しました これが落ち着くまで別の作業を
行います




手や道具などがリムセメントで汚れました アセトンで
綺麗にします




再利用するつもりだったタイヤのフンドシが剥がれ
補修するまで 直ぐに使えなくなりました 別の物を
用意します






両方同じ銘柄の S33 PRO ですが 買った時期に依って
デザインが違います




剥がれたフンドシはまた別の機会に補修します




タイヤの接着面にリムセメントを塗ります






リムセメントを適量出し 歯ブラシで塗って行きます






リムセメント塗布前と 塗布後です タイヤにセメントは必要か
そんな話を聞く事も有りますが 塗った方が良いでしょうね
自転車やホイールの操作技術に長けている人なら兎も角
初心者や体力が劣る人達は 安全の為に接着強度は上げた方が
良いと思います




リムの方の作業に掛かります






リムセメントをリムに出し 歯ブラシで接着面へ
塗り拡げます






リムの用意が出来たので タイヤを入れます




タイヤを入れ終わりました センター出しも済ませています






使用空気圧 7.5キロ程度空気を張りました このまま一晩置けば
このホイールは使えます






バルブは真っ直ぐ入っています このタイヤの走行距離は
50km 程度です





昨年の夏に随分悩まされたバルブの曲り 今年も同じ事が起こるとは思っていませんでした
タイヤが回る しかしご覧頂いた様に かなり強固にタイヤは接着しています 不思議です・・

昨年から続いているこの現象は 今迄カテゴリー ホイールでご紹介していましたが
今回から カテゴリー タイヤで記事にさせて頂いています。

コメント (8)
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