「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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『中央区総合交通計画2022』中間のまとめへのパブリックコメント

2022-01-11 23:48:27 | 意見書提出

環境政策課土木計画調整係 御中


『中央区総合交通計画2022』中間のまとめへのパブリックコメントを提出いたします。
よろしくご検討の程、お願い申し上げます。


氏名:小坂和輝



第1,総論

1,重要項目をすべて盛り込むことについて
 検討すべき、重要項目が、いくつか落ちているように感じます。再度、落としていないかの再検討をお願いします。私の方も、気づいた点を各論で指摘させていただきます。
 例えば、
 ・首都高速の交通量についての分析がありません。
  首都高の日本橋地下化をいうのであれば、分析を入れるべきです。

 ・具体的に計画されているのに記載のない計画があります。
  例えば「月島三丁目北地区での防災船着き場」

2,「まちづくり協議会」など地域の声をきくべきこと、二回の検討では検討が少ないこと
 作成にあたっては、地域の方々に、直接声を聴くべきであると考えます。
 例えば、各地域の「まちづくり協議会」の場で、ご意見を聞いたうえで、最終的な計画としていただけますようにお願いします。
 本計画の検討会の開催が、2回だけで、この中間報告に至っています。2回だけの検討会では、検討の場がそもそも少なすぎるように考えます。

3,目標5に災害時の交通計画についてを掲げること
(1) 交通は、「平時」だけではなく、「災害時」も重要です。
 計画では、「平時」のみの分析になっています。
 目標として、「災害時でも、円滑な救助活動と経済活動を維持するため、緊急輸送道路や水路・空路を確保する。」趣旨を追加し、五番目の目標として掲げるべきと考えます。

(2)目標5を掲げた場合、関連計画に、『中央区地域防災計画』『中央区国土強靭化計画』も入れる必要が生じます。それら計画の内容を、ぜひとも、この総合交通計画の方にも反映いただきたいです。なお、同時期に策定準備中である『中央区国土強靭化計画』側では、本計画が盛り込まれています。


4,AI,スマートシティなど幅広いビジョン
 AI,スマートシティ、水素電池など幅広いビジョンをもっともっと盛り込めないだろうか。大学などの最新の知見の盛り込めるようにお願い致します。
 

5、重要業績評価指標(KPI)での適切な指標の選定
 重要業績評価指標(KPI)の導入は、進捗状況を判断する手がかりとなり、わかりやすくなって良い。しかし、各事業で、必ずしも、適切な指標が示されているとは限らない。もう一歩、検討を深め、進捗を適切に示せる指標をそれぞれに、設定をお願いします。

第2、各論

1,27頁 水上交通の地図では、防災船着場含め全ての船着場の記載をお願いします、
 その際、晴海客船ターミナルは、急いで解体することなく、リニューアルし、水上交通の拠点として運用されることを願います。

2,28頁 区内のサイクルポートのマップを掲載願います。

3,30頁 首都高の交通量の記載もお願いします。日本橋首都高の地下化など首都高に関連する施策を述べており、交通量の分析は必須であると考えます。

4,38頁 自動車の保有や利用についても考え方が、異なって来ており、中央区独自の駐車場附置義務のルールを作るべきことを盛り込んでください。


5,53頁 歩道と車道の境界部における段差をゼロにする方策(目の不自由なかたへの配慮も十分にいれたものとする方策)についても、記載をお願いします。

6,56頁 京橋地域に首都高上部空間の活用についても記載をお願いします。

7,59頁 地下鉄新線では、羽田空港への延伸についての記載もいれてはいかがでしょうか。

8,59頁 地下鉄新線では、「事業採算性の分析」についても、主な実現課題への追加記載をお願いします。

9,59頁 KPIが、「地下鉄新線の早期事業化」では、合っていないと思います。適切なKPIを選んでください。検討会の開催回数などが指標ではないでしょうか。

10,60頁 KPIが、「交通結節点の整備」では、合っていないと思います。適切なKPIを選んでください。検討会の開催回数などが指標ではないでしょうか。

11,61頁 マルチモビリティステーション上には、都道の都市計画が依然としてかけられている。その都市計画は、廃案として処理するように手続きをお願いします。それとも、中央区は、まだ、生きたものとするお考えであるか、あるならば、その内容での記載をお願いします。

12,61頁 KPIが、「マルチモビリティステーションの整備」では、合っていないと思います。適切なKPIを選んでください。水上交通の発着回数、バスの発着回数などが指標になるのではないでしょうか。

13,62頁 KPIが、「八重洲バスターミナルの整備」では、合っていないと思います。適切なKPIを選んでください。バスの発着回数などが指標になるのではないでしょうか。

14,64頁 環状3号線の記載をされているので、その場所の地図を図69に合わせて記載するようお願いします。

15,65頁 日本橋区間の首都高地下では、迂回ルート(新京橋連結路)が必要になる。その迂回ルートについても、事業スケジュールに記載をお願いします。

16,68頁 街路環境の整備では、街路樹や花壇のなお一層の整備をお願いします。従って、主な実現課題には、「沿道の街路樹の保存・拡大」の追加をお願いします。特に、共同電線溝整備などで、街路樹を伐採することなく、共同電線溝整備と街路樹の維持の両立をお願いします。
 また、「沿道の街路樹の保護・拡大」では、「アダプト制度の積極的な活用」を用い、沿道の方々が、自主的に維持・緑化に関われるように仕組みの構築をお願いします。

17,69頁 水辺環境の整備では、水辺歩行空間の整備の最終完了形の地図の記載をお願いします。隅田川沿いの水辺の歩行空間の整備は、引き続き整備面積の拡大をお願いします。

18,75頁 『自転車活用推進計画』では、国道、都道、区道を含めた中央区内の自転車道の最終的な整備の形を図示願います。
 『自転車活用推進計画』では、自転車事故を減少させる方策についても記載の充実をお願いします。

19,79頁 施策5人にやさしい移動環境の整備では、事業として「学校周辺のスクールゾーンの拡大」を追加し、子ども達の登下校の安全の確保策をお願いします。

20,79頁 施策5人にやさしい移動環境の整備では、事業として「休日における道路の遊び場開放の拡大」を追加し、遊び場の少ない中央区において、子ども達の遊び場確保をお願いします。「歩行者天国」の拡大も併せてお願いします。
 なお、月島三丁目北地区においては、区道の休日における遊び場開放を、突然、中止したことは、たいへん遺憾である。手続き的にも周辺住民の同意を得ていない。代替地も見つけることなく進められ、たいへん乱暴な廃止であった。同地区での、区道の休日開放をする代替地の確保を求めます。

21,79頁 施策5人にやさしい移動環境の整備では、事業として「横断歩道の完全歩車分離式信号機の設置の拡大」を追加し、歩行者の横断歩道における安全の確保を求めます。

22,81頁 二人乗りベビーカーの乗車環境整備では、江戸バスでの整備もお願いします。

23,87頁 水上交通ネットワークでは、「晴海客船ターミナル」を解体することなく保存・リノベーションし、水上交通の拠点とし、災害時には、災害物資の中継拠点として活用することを求めます。

24,施策として、「物流環境の整備」を新設し、事業として、「共同配送の展開」として、商業地にふさわしい、効率的な物流の仕組みの構築を求めます。人の移動だけではなく、商品の移動への計画の検討を追加していただきたく存じます。

25,総論として述べた災害時の対応として、施策として、「災害時の物流の維持」として、事業として、「道路・橋梁の耐震化」「緊急輸送道路の障害物除去」「ヘリコプター発着地点整備」「防災船着き場の整備」の記載の追加を、『国土強靭化地域計画』と連動させながらお願いします。

以上



本計画の概略をまとめました➝

中央区のあらゆる交通の10年先を決めます!『中央区総合交通計画2022』に一つでもご意見を!パブコメ〆切1/11

*******計画の中核をなすイメージ図抜粋******




*****計画の体系 抜粋******

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『中央区国土強靭化地域計画』素案へのパブリックコメント

2022-01-11 23:31:50 | 意見書提出

危機管理課危機管理担当 御中


『中央区国土強靭化地域計画』素案へのパブリックコメントを提出いたします。
よろしくご検討の程、お願い申し上げます。


氏名:小坂和輝



第1,総論
1、都の計画の併記
 都の計画も、それが都によるものであることをわかるようにして、併記をお願いいたします。

2,最新のデータでの想定
 都の災害想定や浸水想定が更新されるとのこと。
 最新のデータを用いて想定をすることを求めます。

3,施策の実施状況でのその内容が分かる記載に
 「施策の実施状況」の記載において、「体制整備済み」「体制構築済み」なる文言が多くみられる。
 もう一度、見なおしていただき、どのように「体制が整備済み」または「体制が構築済み」なのか、それを示す主なことがらをあげて数量などで整備の状況の進捗が分かるように記載をお願いします。
 



第2、各論
1,止水板の全公共施設への設置(16頁)
 月島エリアはじめ、浸水は起こり得る。密閉が効いて、止水板を配備すれば、浸水被害は、少なくできるため、止水板の設置を、全公共施設で設置することを求めます。

2,止水板設置と非常用電源配置へのマンションへの補助制度(16頁)
 マンションのおいても、止水板を設置し、住民自らが、災害時に稼働することができれば、浸水被害を食い止めることが可能である。また、万が一、停電でも、非常用電源が稼働できれば、エレベーターを動かすことができる。
 それらへの補助制度を設けるようにお願いします。

3,医療関係者の災害時に向けたネットワークの強化(21頁)
 医療関係者のネットワークを作り、日ごろから防災について、そのネットワークで意見交換し、顔の見える関係にしておくことが重要であると考えます。
 いざというときに、顔の見える関係があれば、医療の連携も、災害時にスムーズに行えます。



4,食料備蓄の必要性(27頁)
 外来者を含め、備蓄量は大丈夫だろうか。日中の人口が、60万人であり、その数が滞在することになると、区の食料備蓄は一日ももたなくなる。
 食料備蓄の量の再検討と、ローリングストックの実践をお願いします。

5,マンション建設においては、電源は、2階以上の配置へのインセンティブ付与(34頁)
 月島はじめ浸水リスクが高いため、電源装置は、2階以上につくるように、インセンティブを付与することを求めます。

6,高層マンション群への非常時電力供給策の構築(34頁)
 エレベーター復旧など、非常用電源の確保策を、個別具体的にそれぞれ高層マンションで構築するサポートを区が行うことを求めます。


7,有害物質の飛散・拡散リスクの把握において、放射性物質の飛散の追加(38頁)
 有害物質の飛散・拡散リスクのおいて、記載の内容から、「放射性物質」の飛散・拡散を想定していないような書き方である。
 東日本大震災時の福島原発事故では、放射性物質の飛散・拡散が中央区でもあり、対応に苦慮した。
 きちんと、「放射性物質」の飛散・拡散も想定して、そのモニタリングができる体制を構築しておくべきと考えます。よろしく対応の方をお願いいたします。


8,災害廃棄物があまりにも多量に発生した最悪のケースの想定の必要性(39頁)
 万が一、災害廃棄物が多量に出てしまった場合において、道を塞ぎ、物流を閉ざす危険があるとき、どうすればよいか。学識経験者を入れ、仮置場が見いだせない場合の最悪の事態における方策の検討をお願いします。

9,災害時要配慮者への個別避難計画(実際に誰が支援に入るかも含めた)の策定(施策48,49、50)
 例えば、在宅医療的ケア児では、電源の確保(外部バッテリー、市販蓄電池、電気自動車など)、電源に依存しない方策、避難場所の確認(福祉避難所、病院)などが重要であり、一人一人にあった個別避難計画を早急に立案できるように備えをお願いします。

10,ヘリポート(56頁、施策60)
 月島だけではなく、築地および日本橋にヘリポートが必要であると考えます。
 築地では、ヘリポートをビルの上につくるようなイメージ図であるが、エレベーターが止まるなども考慮に入れる必要があって論外である。きちんと、築地市場跡地のヘリポートは、地上地面につくることを求めます。
 日本橋にも、ヘリポートをつくることを求めます。

11,晴海客船ターミナルを位置づけること(施策61)
 解体を即座に中止させて、防災船着き場としての機能の温存とリニューアルを都に求めてください。解体し、次の施設をつくらないまま、放置するのは、たいへんもったいない。

12,区役所などの非常電源の強化(施策104)
 17時間の稼働が可能としているが、まる一日ももたないため、その時間の延長をお願いします。令和5年の72時間では遅いと考えます。
 

13,区役所の最低限のデータのバックアップ体制の構築(施策136関連)
 「移管対象となるシステムの選定中」とあるが、早急に選定し、区外のデータセンターでの保管をお願いします。

以上

計画の主要部分の抜粋
➝ 最も重要な計画のひとつ『中央区国土強靭化地域計画』策定準備中。素案に対するご意見を、区までお届けください。パブリックコメント〆切1/11。



********計画の体系図********

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