環境政策課土木計画調整係 御中
『中央区総合交通計画2022』中間のまとめへのパブリックコメントを提出いたします。
よろしくご検討の程、お願い申し上げます。
氏名:小坂和輝
第1,総論
1,重要項目をすべて盛り込むことについて
検討すべき、重要項目が、いくつか落ちているように感じます。再度、落としていないかの再検討をお願いします。私の方も、気づいた点を各論で指摘させていただきます。
例えば、
・首都高速の交通量についての分析がありません。
首都高の日本橋地下化をいうのであれば、分析を入れるべきです。
・具体的に計画されているのに記載のない計画があります。
例えば「月島三丁目北地区での防災船着き場」
2,「まちづくり協議会」など地域の声をきくべきこと、二回の検討では検討が少ないこと
作成にあたっては、地域の方々に、直接声を聴くべきであると考えます。
例えば、各地域の「まちづくり協議会」の場で、ご意見を聞いたうえで、最終的な計画としていただけますようにお願いします。
本計画の検討会の開催が、2回だけで、この中間報告に至っています。2回だけの検討会では、検討の場がそもそも少なすぎるように考えます。
3,目標5に災害時の交通計画についてを掲げること
(1) 交通は、「平時」だけではなく、「災害時」も重要です。
計画では、「平時」のみの分析になっています。
目標として、「災害時でも、円滑な救助活動と経済活動を維持するため、緊急輸送道路や水路・空路を確保する。」趣旨を追加し、五番目の目標として掲げるべきと考えます。
(2)目標5を掲げた場合、関連計画に、『中央区地域防災計画』『中央区国土強靭化計画』も入れる必要が生じます。それら計画の内容を、ぜひとも、この総合交通計画の方にも反映いただきたいです。なお、同時期に策定準備中である『中央区国土強靭化計画』側では、本計画が盛り込まれています。
4,AI,スマートシティなど幅広いビジョン
AI,スマートシティ、水素電池など幅広いビジョンをもっともっと盛り込めないだろうか。大学などの最新の知見の盛り込めるようにお願い致します。
5、重要業績評価指標(KPI)での適切な指標の選定
重要業績評価指標(KPI)の導入は、進捗状況を判断する手がかりとなり、わかりやすくなって良い。しかし、各事業で、必ずしも、適切な指標が示されているとは限らない。もう一歩、検討を深め、進捗を適切に示せる指標をそれぞれに、設定をお願いします。
第2、各論
1,27頁 水上交通の地図では、防災船着場含め全ての船着場の記載をお願いします、
その際、晴海客船ターミナルは、急いで解体することなく、リニューアルし、水上交通の拠点として運用されることを願います。
2,28頁 区内のサイクルポートのマップを掲載願います。
3,30頁 首都高の交通量の記載もお願いします。日本橋首都高の地下化など首都高に関連する施策を述べており、交通量の分析は必須であると考えます。
4,38頁 自動車の保有や利用についても考え方が、異なって来ており、中央区独自の駐車場附置義務のルールを作るべきことを盛り込んでください。
5,53頁 歩道と車道の境界部における段差をゼロにする方策(目の不自由なかたへの配慮も十分にいれたものとする方策)についても、記載をお願いします。
6,56頁 京橋地域に首都高上部空間の活用についても記載をお願いします。
7,59頁 地下鉄新線では、羽田空港への延伸についての記載もいれてはいかがでしょうか。
8,59頁 地下鉄新線では、「事業採算性の分析」についても、主な実現課題への追加記載をお願いします。
9,59頁 KPIが、「地下鉄新線の早期事業化」では、合っていないと思います。適切なKPIを選んでください。検討会の開催回数などが指標ではないでしょうか。
10,60頁 KPIが、「交通結節点の整備」では、合っていないと思います。適切なKPIを選んでください。検討会の開催回数などが指標ではないでしょうか。
11,61頁 マルチモビリティステーション上には、都道の都市計画が依然としてかけられている。その都市計画は、廃案として処理するように手続きをお願いします。それとも、中央区は、まだ、生きたものとするお考えであるか、あるならば、その内容での記載をお願いします。
12,61頁 KPIが、「マルチモビリティステーションの整備」では、合っていないと思います。適切なKPIを選んでください。水上交通の発着回数、バスの発着回数などが指標になるのではないでしょうか。
13,62頁 KPIが、「八重洲バスターミナルの整備」では、合っていないと思います。適切なKPIを選んでください。バスの発着回数などが指標になるのではないでしょうか。
14,64頁 環状3号線の記載をされているので、その場所の地図を図69に合わせて記載するようお願いします。
15,65頁 日本橋区間の首都高地下では、迂回ルート(新京橋連結路)が必要になる。その迂回ルートについても、事業スケジュールに記載をお願いします。
16,68頁 街路環境の整備では、街路樹や花壇のなお一層の整備をお願いします。従って、主な実現課題には、「沿道の街路樹の保存・拡大」の追加をお願いします。特に、共同電線溝整備などで、街路樹を伐採することなく、共同電線溝整備と街路樹の維持の両立をお願いします。
また、「沿道の街路樹の保護・拡大」では、「アダプト制度の積極的な活用」を用い、沿道の方々が、自主的に維持・緑化に関われるように仕組みの構築をお願いします。
17,69頁 水辺環境の整備では、水辺歩行空間の整備の最終完了形の地図の記載をお願いします。隅田川沿いの水辺の歩行空間の整備は、引き続き整備面積の拡大をお願いします。
18,75頁 『自転車活用推進計画』では、国道、都道、区道を含めた中央区内の自転車道の最終的な整備の形を図示願います。
『自転車活用推進計画』では、自転車事故を減少させる方策についても記載の充実をお願いします。
19,79頁 施策5人にやさしい移動環境の整備では、事業として「学校周辺のスクールゾーンの拡大」を追加し、子ども達の登下校の安全の確保策をお願いします。
20,79頁 施策5人にやさしい移動環境の整備では、事業として「休日における道路の遊び場開放の拡大」を追加し、遊び場の少ない中央区において、子ども達の遊び場確保をお願いします。「歩行者天国」の拡大も併せてお願いします。
なお、月島三丁目北地区においては、区道の休日における遊び場開放を、突然、中止したことは、たいへん遺憾である。手続き的にも周辺住民の同意を得ていない。代替地も見つけることなく進められ、たいへん乱暴な廃止であった。同地区での、区道の休日開放をする代替地の確保を求めます。
21,79頁 施策5人にやさしい移動環境の整備では、事業として「横断歩道の完全歩車分離式信号機の設置の拡大」を追加し、歩行者の横断歩道における安全の確保を求めます。
22,81頁 二人乗りベビーカーの乗車環境整備では、江戸バスでの整備もお願いします。
23,87頁 水上交通ネットワークでは、「晴海客船ターミナル」を解体することなく保存・リノベーションし、水上交通の拠点とし、災害時には、災害物資の中継拠点として活用することを求めます。
24,施策として、「物流環境の整備」を新設し、事業として、「共同配送の展開」として、商業地にふさわしい、効率的な物流の仕組みの構築を求めます。人の移動だけではなく、商品の移動への計画の検討を追加していただきたく存じます。
25,総論として述べた災害時の対応として、施策として、「災害時の物流の維持」として、事業として、「道路・橋梁の耐震化」「緊急輸送道路の障害物除去」「ヘリコプター発着地点整備」「防災船着き場の整備」の記載の追加を、『国土強靭化地域計画』と連動させながらお願いします。
以上
本計画の概略をまとめました➝
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*******計画の中核をなすイメージ図抜粋******
*****計画の体系 抜粋******