「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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中央区長宛て 4月開催の「まちづくり協議会」の傍聴を許可することの要望書 

2022-04-14 08:34:16 | 街づくり
                                      令和4年4月8日

中央区長 山本泰人殿 

       4月開催の「まちづくり協議会」の傍聴を許可することの要望書



 日頃より、区民福祉への施策の展開にこころより感謝申し上げます。
 さて、まちづくり協議会が、銀座地区が4月11日に、築地地区が4月25日にそれぞれ開催するお知らせをいただきました。その案内の記載には、3月30日付で「新型コロナウイルス感染症の感染再拡大に備え、構成員の方のみの出席とさせていただきます。オブザーバーの方の参加ができませんので、ご来場をご遠慮くださいますようお願いいたします。」と傍聴禁止の記載があり当惑をしています。
 いずれも開催場所は、銀座ブロッサム中央会館で最も広い会議室である7階マーガレット(広さ256㎡、定員144名)であるところ、銀座地区の参加者は、50名程度(構成員は32名と区と都の職員が数十名)、築地地区の参加者は、40名程度(構成員は18名と区と都の職員が数十名)であり、同会議室の定員の半数にも達していない状況です。
 同会議室を管轄する区民部所管課にも確認を取りましたが、まん延防止期間が解除され、同施設では、『管理運営施設における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン』に則って適切な感染対策を取る限り、定員の制限は設けていないとのことでした。
 傍聴席を、いつものように10名定員で設けたところで、同会議室に入る総数は、定員の半数にも満たないし、傍聴者は、発言の機会もないため、そもそも飛沫を飛ばす機会もなく、マスク着用など適切な感染対策を取っている限り、傍聴を許可することによる感染リスクは上昇しないと考えられます。
 科学的根拠のない今回の傍聴禁止措置は、公開を謳うまちづくり協議会規約に反するとともに、結果として、区民のまちづくりを知る権利を侵害し、許されがたいことです。たとえ、同協議会の資料の議員の事前配布を行ったり、議事録の即座の公開を行うとしても、区民がまちづくりに対する協議会構成員の現場の声を直接聞くことや、まちづくりの施策の説明を特に東京都の説明を直に聞く貴重な機会を奪っていることには変わりがなく、代替策としては十分なものとは残念ながら言えません。
 すでに、他区や他自治体では、感染対策を実施して、まちづくりに関連した協議会は通常通り公開で傍聴者を入れて開催されています。
 都市整備部におかれましては、まちづくり協議会の規約に則り、今回のまちづくり協議会の傍聴を可能とすることを求めます。また、「新型コロナウイルス感染症対策本部」におかれましては、知る権利の侵害につながりかねない今回の傍聴禁止措置が医学的観点から妥当といえるのか検証をお願いします。

以上

 
かがやき中央
青木 かの
高橋 元気
高橋まきこ
小坂 和輝
コメント
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