今年はいまだに花粉症に悩んでいます。随分時期が長く続きます。うーん、白樺の奴め~。
さて今日は、
■目指せゴルフのプロ
の1本です。
【目指せゴルフのプロ
】
知人にゴルフのプロを目指している若者がいる。
中学生の頃からプロについて指導を受け、高校大学とゴルフを続けた後、大学卒業後もプロを目指して修行中なのである。
「プロテストを受ければいいじゃないか」と周りは簡単に言うが、まだ師匠のプロからは、受けて良いと言われていないらしい。
「プロテストってどうなっているの?」と訊いてみると、
「日本ゴルフ協会が年に一度テストを行っていて、トーナメントプレイヤーとティーチングプレイヤーがあるんです」
「ねらっているのはトーナメントプレイヤーだね?」
「できれば。当たればお金も大きいですよ。タイガーウッズみたいなプロになれれば、優勝賞金5千万円のトーナメントに、3~4試合出場してくれるだけで5千万円くらいもらえる契約もあるそうですよ」
「出るだけで優勝賞金くらいもらえるとはね。プロテストは受けないの?」
「試験そのものはプレテストに、1次から3次テストの全部で4試合あります。応募者は一番最初で700~800人くらいでしょうか」
「受けるのにはお金もかかるのでしょ?」
「受験資格によっても違うけど、プレテストが5万円くらいで、一次試験からは一回に7万円から十数万円くらいかな」
「じゃ、4回のテストを受けるとそれだけで30万円くらいはかかるんだ」
「あとは会場がばらばらだから一回の遠征に20万円くらいかかるでしょ。だから今年受けようと決意すれば年に100万円以上はかかるんですよ」
「なるほど、安月給の庶民では大変だ。やはりお金持ちのスポーツなのかな」
「プロテストに合格してプロゴルフ協会に加入するのにまた50万円くらいかかります。それに、プロテストを受けるということはプロ宣言をすると言うことで、もうアマチュアの大会などには出場できなくなるんです」
「君のアマチュアでの最高成績は?」
「全道2位タイですけど」
「それはすごいなあ。でもプロになれさえすればみんな儲かるというわけでもないでしょう?」
「プロテスト合格はあくまでも、トーナメントに出場する技能や知識を認めるだけですから、トーナメント出場のためにはQTと呼ばれるクォリファイングトーナメントに出場して上位にランキングされないといけないんです」
「はあ…、先は長いね」
「でも夢はありますよね」
* * * *
サラリーマン生活が身に付いてしまって、人生の冒険を忘れてしまった自分には、彼の言葉が羨ましかった。
冒険を乗り越えて活躍している多くのプロスポーツ選手への賞賛はつきない。
安心・安定的な人生の中での冒険心はいかに発揮すべきかだろうか。
人生にはもう少し冒険があっても良い。

さて今日は、
■目指せゴルフのプロ

【目指せゴルフのプロ

知人にゴルフのプロを目指している若者がいる。
中学生の頃からプロについて指導を受け、高校大学とゴルフを続けた後、大学卒業後もプロを目指して修行中なのである。
「プロテストを受ければいいじゃないか」と周りは簡単に言うが、まだ師匠のプロからは、受けて良いと言われていないらしい。
「プロテストってどうなっているの?」と訊いてみると、
「日本ゴルフ協会が年に一度テストを行っていて、トーナメントプレイヤーとティーチングプレイヤーがあるんです」
「ねらっているのはトーナメントプレイヤーだね?」
「できれば。当たればお金も大きいですよ。タイガーウッズみたいなプロになれれば、優勝賞金5千万円のトーナメントに、3~4試合出場してくれるだけで5千万円くらいもらえる契約もあるそうですよ」
「出るだけで優勝賞金くらいもらえるとはね。プロテストは受けないの?」
「試験そのものはプレテストに、1次から3次テストの全部で4試合あります。応募者は一番最初で700~800人くらいでしょうか」
「受けるのにはお金もかかるのでしょ?」
「受験資格によっても違うけど、プレテストが5万円くらいで、一次試験からは一回に7万円から十数万円くらいかな」
「じゃ、4回のテストを受けるとそれだけで30万円くらいはかかるんだ」
「あとは会場がばらばらだから一回の遠征に20万円くらいかかるでしょ。だから今年受けようと決意すれば年に100万円以上はかかるんですよ」
「なるほど、安月給の庶民では大変だ。やはりお金持ちのスポーツなのかな」
「プロテストに合格してプロゴルフ協会に加入するのにまた50万円くらいかかります。それに、プロテストを受けるということはプロ宣言をすると言うことで、もうアマチュアの大会などには出場できなくなるんです」
「君のアマチュアでの最高成績は?」
「全道2位タイですけど」
「それはすごいなあ。でもプロになれさえすればみんな儲かるというわけでもないでしょう?」
「プロテスト合格はあくまでも、トーナメントに出場する技能や知識を認めるだけですから、トーナメント出場のためにはQTと呼ばれるクォリファイングトーナメントに出場して上位にランキングされないといけないんです」
「はあ…、先は長いね」
「でも夢はありますよね」
* * * *
サラリーマン生活が身に付いてしまって、人生の冒険を忘れてしまった自分には、彼の言葉が羨ましかった。
冒険を乗り越えて活躍している多くのプロスポーツ選手への賞賛はつきない。
安心・安定的な人生の中での冒険心はいかに発揮すべきかだろうか。
人生にはもう少し冒険があっても良い。
