北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

【番外編…なのか?】昭和レトロ商品博物館

2008-09-13 23:55:30 | Weblog
 赤塚不二夫会館のあとはお隣の昭和レトロ商品博物館を見学。こっちもまた昭和生まれにはたまらない陳列の数々で笑ってしまいます。

 

 まず入り口の受付がすでに駄菓子屋のおじちゃんになっていて、その名も「昭和堂本舗」。売っているものもありますが、大概は昔懐かしい品々を展示したもの。上にはキンチョールの大きな看板があります。「ルーチョンキ!」なんて流行ったなあ。

 

 おおっ!家庭版がある!うちの父も買ってきて我が家にあったし、よくやったなあ…。懐かしいー。子供の時の思い出が一気に湧いてきます。

 

 こちらはパッチ(=北海道方言でメンコのこと)に牛乳の蓋の数々。パッチは中学校一年の時に近くの子供を集めて毎日やっていたのに、「どれ、一枚よこせ」と言われて渡した親父に全部巻き上げられて燃やされた思い出があるぞ。向こうの方が一枚上手だったのです。

 

 牛乳の蓋を集める乗って何であんなに流行ったんだろう、みんな集めていたもんな…、おー!別海牛乳の蓋もあるー!なんか嬉しくなっちゃうね。

 

    ※    ※    ※    ※

 おっ、『象が踏んでも壊れない』で一世を風靡したサンスターアーム筆入れがある。そういえばこれを持っている奴が『象が踏んでも壊れないんだぞー』と言って、金槌で叩いたらヒビが入ったことがあったなあ…。

 

 こちらは懐かしい飲み物シリーズ。ミリンダに初期のスプライトですか。ペプシの300mlなんて北海道にもあったかなあ?でもタケダのプラッシーはないのね、プラッシーは。

 

 軍事将棋もありました。持ち駒の配置に妙がありましたね。スパイは大将とミサイルに勝つのです。スパイの駒には目がかいてあるんですよ、目が!

 

 こちらはコカコーラの景品シリーズ。ヨーヨーが欲しくて欲しくてたまりませんでした。本当に青春が蘇りますなあ。

 

    ※    ※    ※    ※

 ときどき、民族博物館などへ行くと昔の民具などが置いてあることがありますが、カマドや鍬や鋤を見てももう親の世代もそれほど使ったことがあるわけではないものが置かれていてあまりシンパシーが湧きません。それよりはまさにここに飾ってあるものは生きてきた記憶の中にある品々でより鮮明に子供時代を思い出すことでしょう。

 流行物というのは、子供があまりそれに没頭すると勉強がおろそかになるのではないかと心配になり、つい禁止したくなりますが、親の目をかいくぐって友達と共有したこういうものこそ、自分自身の歴史に確かなインデックスになっているものです。

 見た瞬間に小学校6年生にフラッシュバックさせてくれるということは、強烈な印象があるからこそ。

 流行歌でもおもちゃでも、その時代の流行の思い出を子供に残してあげる事って大切ですね。自分自身がそうなんですから。

 思わず一人で盛り上がってしまいましたが同世代には涙モノですわ。 
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青梅市の赤塚不二夫会館

2008-09-13 23:11:15 | Weblog
 青梅市の赤塚不二夫館を見てきました。

 青梅市は昭和レトロをテーマにしたまちづくりを行っていて、お店の上に映画看板を掲げたり、昭和レトロ商品博物館などをつくっていたのですが、そうした活動をさらに元気にするものとして赤塚不二夫記念館の構想を造り、本人に交渉をしたのだとか。

  

 赤塚不二夫さんの方は映画に縁のある方でした。もともと食えない時代に映画の看板を書いていたり、手塚治虫さんからは 「漫画家になろうと思うのなら、漫画だけ読んでいてはいけない」、「良い映画を観て、良い小説を読み、良い音楽を聴くこと」と言われ、貧しい時代でも常に映画を観続けていたのだとか。

 そんな縁で情熱が実って、昭和レトロ商品博物館の隣に平成15年に建てられたのが赤塚不二夫会館というわけなのです。

  

    ※    ※    ※    ※

 中へはいるとバカボンのパパの口が入り口。そしてそのとなりに黒いリボンをかけられた赤塚不二夫さんの遺影が飾られています。ちょっと寂しいね。

 

 中は赤塚不二夫オールキャラクター勢揃いでのお出迎え。お馴染みのキャラが踊っています。

 

 いくつもの部屋にマンガや赤塚不二夫さんのインタビュー記事などが貼られています。マンガの黎明期に活動を始めたトキワ荘の模型もありましたよ。

 

 インタビュー記事を読んでいると、赤塚不二夫さん自分自身が好きなキャラクターのことが書かれていました。

「第三位は秘密のアッコちゃん。当時女性マンガは恋愛ものばっかりだったのを魔法使いのイメージで書いてみようと思った。スタッフは『そんなの流行らない』と言って反対だったけれど、見事にヒット。その後『奥様は魔女』や『魔法使いサリー』なんかも出てきたけれど、そんな魔法少女ものの先駆けだったんだと思うよ」

「第二位はおそ松くんのなかに出てくるチビ太。実は彼にはモデルがいるんだ。僕(赤塚)が子供のときに遊んでいるといつも『僕も入れて』とくっついてくる奴がそのモデル。

 メンコをやるときも『僕も入れて』というから『母ちゃんからお金をもらってメンコを買ってきな』と言うと、本当に買ってきた。ところが年下で弱いもんだからすぐ負けて取られちゃうんだ。しょっちゅうそうやって負けてはお金をせびるもんだから、そいつのお母さんに怒られたな。

 またいつかも、冒険に『僕も行く』というから『鳩の糞を食べたら連れて行ってやる』と言ったら、本当に食べちゃった。『どうだ?』と訊くと『苦がいー』だって。いじめられキャラだったんだな」

「第一位はやっぱりバカボンのパパだよ。バカなキャラにときどき本音を言わせる、というキャラ設定も最初スタッフからは反対されたよ。でもバカだから本当のことが言える、ということがあるんだ。僕は絶対成功すると思ったけれど、そうだったろ?」

    ※    ※    ※    ※

 いわゆる「ギャグ」という言葉を生み出したのも赤塚不二夫さん。まあやっぱり天才だったんですね。

 わたしの世代の子供の時の写真には必ず「シェー」の一枚があるはず。昭和を明るくしてくれてありがとうございました。
 
 改めてご冥福をお祈りします。    合掌 

 これでいいのだ!
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奥多摩~立川、自転車の旅

2008-09-13 22:26:48 | Weblog
 本当に久しぶりに自転車の旅をしてきました。梅雨や夏休みなどで約2ヶ月ぶりのまち巡りです。

 今日は知人から「青梅市には赤塚不二夫会館があったり、昭和レトロの町おこしをしていて面白いよ」と言われたので、早速行ってみることにしたのです。

 しかし青梅だけではつまらないので、青梅駅の思いっきり向こうにある奥多摩線終点の奥多摩まで行って、そこから自転車で青梅まで降りてくることにしました。さらに元気があれば立川まで戻ってくるつもりです。



    ※    ※    ※    ※

 奥多摩線へは青梅駅で乗り換えてさらに12駅上って行きます。車両の椅子が進行方向左側に向けられていて、多摩川の渓谷を見ることができるようになっています。


 奥多摩駅はチロル風…なのかな? 登山口らしいデザインではありますが。今日は快晴で、軽登山を楽しもうという人たちがたくさん訪れていました。



 もっともこちらは散策目当てとは違って、ここからひたすら道路を下る旅。多摩川の流れに沿った道路なので総じて下りとは言え、ときどきはきつい上り勾配もあったりして結構楽しめます。

 途中の橋の上からはゆったりした多摩川と河原でキャンプを楽しむ人たちの姿が楽しめて、快適なサイクリングです。



    ※    ※    ※    ※

 青梅の赤塚不二夫会館までは約24キロ。そのあたりを少し楽しんで、結局は立川までさらにサイクリングの足を伸ばしました。

 本日の奥多摩駅~立川駅までの距離は42km。心地よい疲労感で、家に帰ってからのビールの旨いこと!

 しかしサドルのあたったお尻は痛いです。ウゥー…


 
 一応本当に行った証拠を載せておきますね。いつもこの青いカバーで持ち運んでいるのです。

 
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