北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ちょっと甘い話

2013-04-19 23:45:43 | Weblog


 飲み会から帰る途中で家に電話をしました。

「今から帰るけど、小腹が空いたなあ。何か甘いものある?」
「えー?甘いもの?ないよ…」

「んー、分かった。じゃあ何か買って帰るわ」

 バス停から家の間には24時間営業のショッピングセンターがあって、そこの店内を巡っているとシュークリームとエクレアが安く売っていました。

 私はエクレアが好きなのですが、以前何かの折に妻の分も含めてエクレアを二つ買って帰ったら、「んー、私はエクレアよりもシュークリームが好きだなー」と言われたのを思い出して、シュークリームを二つ買って帰りました。

 エクレアを買わなかったのは、まあこれ見よがしに好みの違いを見せつけなくてもいいかな、と思っただけ。


     ◆   ◆  


 家に着くと、妻が「何買ってきたの?」というので、「シュークリーム二つ」と言うと、「えー?実はシュークリームとエクレアを買ってあったのよ」という返事。

 見ると、私が買ったのと同じシュークリームが一つと買わなかったエクレアが一つ冷蔵庫から出てきました。

「え?なんで?『甘いものはない』って言ったじゃない」
「んー、お父さんが『甘いものが欲しいな』って言った時に、いったい何を買ってくるんだろうと興味が湧いたのよ」

 結局、互いに気を遣いながら、家には同じシュークリームが三つとエクレアが一つになりました。

 互いの偶然を笑いながらエクレアとシュークリームを食べました。

 今日になって、長女が孫を連れて家に来た時にめざとくシュークリームを見つけて食べようとしたので、妻が「このシュークリームにはエピソードがあるのよ」と顛末を話したところ、「ラブラブじゃん」という反応だったそう。

 そんな話を聞きながら、夫婦も年を取ると好みが段々似て来るものかね、と話をしていると、どうやら二人して特売に魅かれたようだ、ということも分かってきました。

 食べ物の好みも、特売好みも似て来たようです。まあ、甘いもののお話ということで(笑)。
 

コメント
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