北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

「三大○○」とか言われると回らずにはいられない~奥州三古関って知ってますか?

2016-05-01 23:44:44 | Weblog

 観光客は数に弱い。

 「日本三大○○」とか「○○八景」などと言われると、まず(それらはどこだろう)と考え、二つ三つと巡って残りが少なくなるとどうしても気になり始めて、ついには全制覇せずにはいられなくなります。

 自分の中で(あと幾つだ)と覚えながら巡るのもありですが、巡ったところが形になって残っていると、いよいよ足りない部分が気になります。

 そういう癖を突いた企画がスタンプラリー。全制覇するとちょっとした特典がつくことがありますが、ポイントはそれよりも完全制覇した自分を褒めたいという自己満足にあることは言うまでもありません。

 スタンプラリーという形式は古くからあって、四国八十八カ所の霊場を巡るお遍路さんはつとに有名ですし、お寺だけではなく神社でも地域一番の神社で全国に104ある"一の宮"を巡って御朱印帳に御朱印をいただく旅なども人気です。

 
 全国に道の駅制度ができ始めた時に始めた「道の駅スタンプラリー」は、最初は道内に11の道の駅で始まったものが今では100を超える数になりました。

 全制覇はさぞ大変だろうと思いますが、大変さが逆にやる気を起こさせる効果もありそうです。大変だからこそ達成する人は少なく、それを自分だけは達成してみたい、という思いがふつふつと湧いてくるのかもしれません。

 今ではマイカーで回るだけではなく、全11回のバスの旅で全駅を制覇するというツアーも売られているんですって。自動車が運転できなくても道の駅のスタンプラリーを制覇できるなんてすごいですね。

【阪急交通社 2016道の駅スタンプラリー 全11回完全制覇の旅】
 http://www.hankyu-travel.com/k/spk-d/stamprally/


       ◆ 


 人生の中でもこのような幾つかの目的地がセットになった旅を自分なりにこなしてゆくのはモチベーションが湧きますね。

 「奥州三古関」という三つの古い関所がありました。それらは「白河市の白河の関」、「いわき市の勿来(なこそ)の関」、そして「鶴岡市の念珠ヶ関(ねずがせき)」ということになっています。

 以前水戸に住んでいた時に、これらのうち白河の関と勿来の関は訪ねたことがあったのですが、山形県の鶴岡市にある念珠ヶ関だけはまだ訪ねたことがありませんでした。

 それが新幹線の話をするうちに、「北海道新幹線もできたことだし、東北巡りの旅でもしようか」ということになり、個人的に念願の念珠ヶ関にも行ってみることにしました。

 「三古関」と言われて一つだけ行けていないというのが引っかかっていたのでとても良い機会になりそうです。

 北海道新幹線も、道外から来る客に期待するだけではなくその見返りとしてこちらからも東北を訪ねてお互いの利益になるような姿勢が必要ですもんね。

 ゴールデンウィーク中は混雑していそうなので、それを過ぎたあたりで日程を固めています。やっぱり旅はテーマがあると楽しくなるんだと思います。

コメント
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