ちょっと駆け足でしたが一泊二日の釧路旅から帰ってきました。
今日の釧路は朝から雨が上がり、お日様も顔を見せてくれました。しかしいかんせん強い南風が吹いていてアウトドアには厳しい条件。
朝九時半に新釧路川にかかる鶴見橋下の河川敷で、フライフィッシングを教わった早田師匠と待ち合わせて早速春のアメマスを狙う釣りの開始です。
新釧路川は釧路市内のど真ん中を流れる人工的に作ったバイパス河川で、札幌で言えばさしずめ豊平川みたいなものですが、ちゃんと海と川を結ぶ命の橋渡しをしている川。
岸よりのところでは小さな鮭の稚魚が群れて必死に泳いでいるのが見えて、「がんばれ!」と応援したくなります。
今日のシステムはフローティングラインにほんの少しだけ沈むシンキングリーダーをつけ、それに緑色のフライをつけたものを使用。水面下ギリギリでフライを動かして件の鮭の稚魚にみせかけて魚を狙うのです。
一緒に行った釧路時代の知人は離れたところで早速二匹を矢継ぎ早に釣り上げていましたが、「いやあ、ウグイばっか!」と渋い顔。
私の方は一時間ほどで来たアタリを手繰り寄せると、おお、ちゃんとアメマスがかかってくれました。
サイズは25センチほどと小振りですが、ちゃんと裏水玉のマークが浮かんでいます。「やったあ!」今回の釣り旅の目的が果たせてなんとも良い気分です。
しかし良い気分はそこまで。場所を変えてもみましたがあとはウグイが二匹とキュウリウオが一匹かかったくらいで、昼過ぎからはいよいよ風が強くなってきて釣りはそこまででした。
妻もキュウリが一匹とウグイが二匹どまりで、それでも強い風に悩まされながらもなんとかかけたウグイは30センチくらいあるもので結構な重さを楽しめたようです。
「やっぱりもうちょっと季節が遅いですね。来年は四月中旬までに来てください。でも最近は他の川でも春のアメマスが釣れないという声を聞くようになりました。ちょっと環境の変化が気になります」とは早田師匠の弁。今度はもっと良い季節に来ることにします。
釣りの釣果はともかく、約三年ぶりに釧路へ来て道路の変化やお店の変化などを見ることができました。また何よりも釣り友達とも実際に時間を共有して楽しむことができました。
釧路よありがとう。今度は夏の阿寒川かな。