北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

吐いてから吸う ~ 捨ててから始める

2018-04-01 23:56:25 | Weblog

 先日友人と、Goproというハンディカメラの話になりました。

 友人曰く、「取付場所を選ばないし、スキーやアウト度活動をしている間中ずっと動画撮影ができて、ただの遊びからすごい動画が撮れるよ。小松さんもぜひ使うといいよ」ということで、買う事を強く薦めてくれました。

 私も以前から、興味があって購入寸前まで行ったのですが、結局踏ん切りがつかずに買わずにいます。

 その一番の理由は、そろそろいろいろなことや身の回りのことを整理する必要を感じているからです。

 今から何か新しいことを始めるなら、いまやっていることを止めたり、持っているものを捨てるなりして、受け入れ態勢を作らなければなりません。

 それをしないままで新しいことに飛びつくと、自分のスペースや時間が上手に使えないということに、私はもう気が付いています。

 自分の一日のなかの時間の過ごし方、一週間の過ごし方、一か月、そして一年の過ごし方というのはおおむねルーチンが固まっています。

 年間のスケジュールにも、もう新しく何かを入れるような余裕がないし、省みれば、いまはもうやらなくなった活動や趣味のための道具や本、材料などが家の中にはあふれかえっていることに気が付くのです。

 逆に思い切って早めに整理をして、余裕を作ってから何か新しいことを始める、ということはあるかもしれません。時間が有限ということをひしひしと感じます。


    ◆


 ものごとは、余裕の空きがあるから何かを入れる余地があるのです。

 呼吸は、先に吐き出すことで初めて新しい空気を取り入れることができます。

 死ぬことを「息を引き取る」と言いますが、これは吸った呼吸が吐き出されなくなることを意味しています。

 逆に死にそうな人が生き返ることを「息を吹き返す」と言います。吸いっ放しになっていた息が吐き出されたことで、正常な呼吸が蘇ったことが生きている証です。

 悪い空気を吐き出すように、身の回りから余剰をはき出せば、何かを入れる余裕ができるかもしれません。

 新しい年度の始まりは、まずはお片付けから始めましょう。

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